本編

第１話　胎動
第２話　飢えしものども
第３話　信じるものは
第４話　北の王国
第５話　死者
第６話　妖術師
　　　　　└エストア
第７話　問う声
第８話　欲望のまねくもの
第９話　決心
第１０話　闇の騎士
第１１話　涙
第１２話　闇と静寂、そして
第１３話　白夜

secret stage

ＳＳ１　山奥
ＳＳ２　財宝
ＳＳ３　血と肉と
ＳＳ４　サムライ

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教会＞
この地には、古くから伝わる奇妙な伝染病がありましてな。それに罹った者は、昼は人の姿でも、夜は別のものに変わってしまうのですじゃ。ただ、いまだにその病が残っているのかどうかはわかりません。残っているとすれば…罹っている者がいるということになります。不幸なことですが…

ノハ＞
ここを、ずっと西のほうに行くと変な集団のボスがいるよ。ここら一帯を支配しているけどあまりひどいやつじゃないような気がするなあ。一日の半分は、狼を拝んでいるんだとさ。

カミノール＞
おや、めずらしい。客人ですか。あまり騒がないでくださいね。

ガガール＞
バーキンが現れたのは３年ほど前よ。わたしたちが手をやいていた乱暴な盗賊どもに戦いを挑んだの。あっという間に全員をのしちゃって、それでボスの座についたのね。乱暴は減ったけど、なんか変なものを拝んでるって聞いてるし。気味が悪いわ。

ポッカ＞
いまじゃこの国も盗賊だらけですけどね。この辺はちょっと違いますよ。少し前までは、この辺りも町の外は歩けなかったぐらいなんです。盗賊だらけだったんですよ。でも、バーキンが来てから、なにか別の集団に変わってしまいまして。たしかに、商人を襲ったりはしますが。襲われるほうが、あくどく儲けてる商人だったりするんですよ。ただの乱暴者とは、ちょっとちがうみたいです。

スピルト＞
バーキンは、前はゼノビア兵だったと聞いてるぜ。レンジャー部隊の精鋭だったんだとさ。それが、ハイランドに敗けて逃げてるあいだに、なんか変な病気に罹っちまったんだと。でも盗賊１０人が束になってもかなわないのに病気なんて本当かねえ？

ウルトモ（昼間）
バーキン＞
うー、なんか……気持ちが悪い……ちょっと勘弁してくれないかなあ？陽が落ちたぐらいのほうが、話しやすいんだがなあ……出直してきてくれないか？
　《はい》
おお。そうか。また夜に来てくれよ、な。
　《いいえ》
くっ。しかたがねぇか。どうせ狼男としての人生だ。ここで幕を引くとするかッ！（→戦闘）

ウルトモ（夜）
バーキン＞
おまえらか。オレのなわばりを荒らしまわってるやつら、ってのは。あまり乱暴なことはしたくねぇんだけどなぁ。しかたがねぇ。少々痛めつけてやるとするか。（→戦闘）

（戦闘終了後）アクエリアスを含むユニットの場合
バーキン＞
クッ。ざまぁねぇな。そら、とどめをさせ。

アクエリアス＞
あなたは…ウェアウルフね。

バーキン＞
……ッ！…そうだよ。こんなになっちまったからには、町の中で暮らすわけにもいかねぇ。こうして山の中で…

アクエリアス＞
あなたは、心のやさしい人ですね。

バーキン＞
………ハッハッハッ。そう言われたのは初めてだ。あんた変わった人だな。

アクエリアス＞
わたしたちにはあなたのような、心のやさしい人が必要なんです。どうでしょう？人々を苦しみから救う旅にあなたもついてきてくれませんか？

バーキン＞
このオレを仲間にするっていうのか？伝染るかもしれねぇんだぜ？いつウェアウルフになっちまうかわからねぇんだぜ？

アクエリアス＞
いえ。見たところ、心までは変わらないようです。それなら、姿が変わっても同じことじゃないですか。人の価値を決めるのは姿じゃありません。心です。

バーキン＞
………ハッハッハッ。そうだな。そうかもしれん。あんたの言う通りだ。あんたたちの仲間にしてもらおう。

（戦闘終了後）アクエリアスを含まないユニットの場合
バーキン＞
…クッ。ざまぁねぇ、な……つまんねぇ人生だった…ぜ……