青は藍より出でて藍より青し

【漢字】青は藍より出でて藍より青し
【読み】あおはあいよりいでてあいよりあおし
【意味】藍という原料から採れる青の染料は藍より濃く鮮やかなものである。弟子が師匠の元で学んだのち、師匠を超えてより素晴らしい作品を造ること。
【例文1】君は上達が早かったので、青は藍より出でて藍より青しだと思ったよ。
【例文2】青は藍より出でて藍より青しを目指す。
【例文3】努力の結果、青は藍より出でて藍より青し。

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青は藍より出でて藍より青しの言葉の意味と使われ方

青は藍より出でて藍より青しの言葉の意味ですが、弟子が師匠を超え様々な学識や技術、知識等を習得した様を表現した言葉です。藍は、その昔から染料として使われてきた藍草の事ですが、藍草で染めた布などは藍草よりもより鮮明な青が出る事から、この言葉が生まれた物です。人に例えた場合、藍は師匠や先輩を、青は弟子であったり後輩部下を意味しており、弟子や後輩はその師匠や先輩の指導があるお陰で厳しい修行に耐え、勉強になる事も多々あり、その長年に渡る努力の結果としていつの日か師匠や先輩を超えて行くものですし、師匠や先輩はその事を望んでおります。具体的な使われ方としては「彼もいつの間にか師匠を超えた作品を作れる様になった物だ。まさしく青は藍より出でて藍より青しだね」等と使います。類似の言葉としては、トンビがタカをうむ、出藍のほまれ、氷は水より出でて水よりも寒し等が有り、言葉の意味合いは同じ様な意味合いとして使われます。又、この様な考え方を持てる師匠や上司は、気持ちを大きく持て、しかも弟子や部下の成長を心から喜べる人間です。弟子や部下が巣立って行く姿を心から喜び祝福出来る人間だからこそ、この言葉がぴったり合う物と考えます。

青は藍より出でて藍より青しという言葉の重要性

青は藍より出でて藍より青しとは文字通り藍から出た青がより精錬されているという意味です。一般的に弟子が師匠を超えることの例えとして使われます。この言葉は人間という生き物においてとても重要なポイントを抑えていると私は考えています。
人間は学ぶ生き物であり、常に先人の知恵を多く借りています。例えば学問ならば、現代では学校という形で多くの人が先人の知識を教えられています。これの目的とすることは結局藍より青くなることなのです。現代技術がどのように発展しているか、その最先端を知ることで、より先に進むことが出来るからです。学校など数多くの学びの場が仮になかったとすると、私たちは今でも古代の生活をしなければなりません。知識の伝達という物は進化のためにそれだけ重要なことなのです。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。」というビスマルクの言葉があります。これはよく誤解されるのですが、正確には愚者は経験に「のみ」学ぶという意味が正確です。上に書いたことからわかるかと思いますが、経験にのみ学ぶということはとても危うい行為なのです。自分の経験で一から積み上げる行為は原始人と同列になってしまいます。歴史は繰り返す、というのも歴史を顧みない人々が起こす愚であるのです。人類がより深い青色に染まる為にも、先人の話はしっかりと聞き入れるようにするべきです。

「青は藍より出でて藍より青し」の由来

「青は藍より出でて藍より青し」(あおはあいよりいでてあいよりあおし)は有名なことわざですよね。意味としては。弟子が師匠の技術や学識を超えるという意味です。同義語や類義語は、「氷は水より出でて水より寒し」(こおりはみずよりいでてみずよりさむし)や「出藍の誉れ」(しゅつれんのほまれ)等があります。「藍」とは、染料時に使用する藍草のことであり、その藍草で染めた布は藍草よりも鮮やかな青色となる。このことから、その関係性を師匠と弟子にあてはめ、弟子が師匠の技術や学識を超えるという意味のことわざ「青は藍より出でて藍より青し」が出来たそうです。実際にこの関係性は、タレントで元テニスプレーヤー松岡修造さんとプロテニスプレーヤー錦織圭選手に当てはまると思います。錦織圭選手はまだ小さい時に、松岡修造さんのテニス塾生で松岡修造さんからテニスの熱い指導を受けていたことは有名ですよね。そして、今ではランキングトップテンに入るくらいの超一流プレーヤーになりました。タレントの松岡修造さんもウインブルトン選手権男子シングルグランドスラムベスト8に進出した実績がありますが、錦織圭選手は四大会の決勝進出するくらいのレベルの選手になったために、まさに「青は藍より出でて藍より青し」ですよね。でも、松岡修造さんの存在が無ければ今の錦織圭選手の勇姿を見ることが出来なかったかもしれませんね。

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