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タイトルRe^2: 「国民の文明史」について
投稿日: 2004/12/25(Sat) 17:23
投稿者マイケランジェロ (山椒庵)
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[870] 神道である私も『天皇原理主義者』には辟易。 投稿者:マイケランジェロ 投稿日:2004/04/04(Sun) 02:14

>M78さま。こんばんは

『国民の文明史、その八』拝読させていただきました。ちょうど「天皇陛下」に関する記述がありました。なんで一部の保守は「天皇陛下崇拝」を他者に押しつけるようなことを言うんでしょうね?

神道である私の実感は「天皇陛下」ご自身は「他の宗教を信仰している人に,その宗教をやめて,私に従いなさい。」なんて一言も仰っていないし,お考えにもなられていないと思うんです。

ですから「『天皇陛下に対する敬意』は受け止める方の問題だ」と指摘したら,早速バッシング。ほとんどの人は「天皇陛下」に対して敬意なり,愛着を持っていると思うんですが,『天皇原理主義者』はこれさえ認めようとしません。おいおいそれは「国家神道」ですよ,と指摘しておきましたがどんな反応が返ってくるか?

まさか中西先生まで「押しつけ理論」を展開するとは。現状で「反天皇」のデモをしている人なんか見たことないのに。

厳密に言うと「天皇制」は一部は宗教であり,一部は伝統・慣習なんです。宗教的要素は「神社本庁」を中心とする「各神社」とのネットワーク。あと一般の人が神社にお参りに行くのは慣習でしょう。では失礼いたします。

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[872] 親友?マイケランジェロさんへ。 投稿者:M78 投稿日:2004/04/05(Mon) 00:27

公務員を辞め、自由になったM78でございます。

<『国民の文明史、その八』拝読させていただきました。ちょうど「天皇陛下」に関する記述がありました。なんで一部の保守は「天皇陛下崇拝」を他者に押しつけるようなことを言うんでしょうね?>

世代ですよ。年寄り世代も、民族派に洗脳された、にわか右翼の若者も、信教の自由の大切さがよくわからないのです。「信教の自由を認めれば、日本は立ち行かない」?
日本は、そんなにケツの穴の小さい原理主義の国ですか??

<神道である私の実感は「天皇陛下」ご自身は「他の宗教を信仰している人に,その宗教をやめて,私に従いなさい。」なんて一言も仰っていないし,お考えにもなられていないと思うんです。>

その通りです。虎の威を借る狐の勢力は、天皇陛下を神輿として祭り上げます。それは、陛下の本意ではありません。皇后陛下はクリスチャンではありませんか。

<ですから「『天皇陛下に対する敬意』は受け止める方の問題だ」と指摘したら,早速バッシング。ほとんどの人は「天皇陛下」に対して敬意なり,愛着を持っていると思うんですが,『天皇原理主義者』はこれさえ認めようとしません。おいおいそれは「国家神道」ですよ,と指摘しておきましたがどんな反応が返ってくるか?>

よほど左がかった人や、親の教育がなってない人以外は、皇室に敬意を払う。尊重するのは、日本の常識です。わたしは、皇室を日本一の高貴な家系として、尊重し、親しみを持っています。あくまで、人間としてです。神としてではありません。

<厳密に言うと「天皇制」は一部は宗教であり,一部は伝統・慣習なんです。宗教的要素は「神社本庁」を中心とする「各神社」とのネットワーク。あと一般の人が神社にお参りに行くのは慣習でしょう。>

宗教と伝統の入り交じった部分です。宗教部分を押し付けることは、原理主義です。神社に行くのは慣習ですが、熱心な他宗教の宗教者であれば、行くべきではありません。わたしは、初詣に行ったこともなければ、七五三に行ったこともありません。

やはり、同年代の人には、理解していただける人がいるので、うれしいのです。
M78、無職、41才。妻、子二人より、マイケランジェロさんへ、感謝の辞を捧げます。

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[873] M78さんへ 投稿者:森英樹 投稿日:2004/04/05(Mon) 09:57

以前も同様の趣旨を書きましたが『国民の文明史』は正確には『中西輝政の文明史』として読むべきなんですよ(笑)。しかし感想掲示板の閑人さんの投稿といい紋切り型の尊皇節が出てきましたね!マイケランジェロさんの投稿された文章で反論は充分だと思います。でも閑人さんの投稿は久し振りに開いた口が塞がりませんでした(笑)。

西洋は日本を誤解する程度にしか理解しようと思っていないし、日本もまた誤解する程度にしか異文化を理解しようとはしないものです。閑人さんは日本が西洋化する際に初めて処女膜を破られ強姦されたと思い込んでいるのでしょう。

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[877] 国民の文明史、その九。最終 投稿者:M78 投稿日:2004/04/05(Mon) 22:28

中西輝政氏の「国民の文明史」批評

第六章 昭和の大戦の文明史的意味
<大正期の過ちが昭和の敗戦につながった
大正期の日本の指導者や知識層は、マスコミは三つの大正の大改革を行なおうとした。一、金解禁(金融とデフレによるグローバル対応)二、普通選挙実施(大正デモクラシーといわれた議会政治の改革)三、国際協調外交。この三つが、結果的に日本に最悪の結果をもたらした。
日本は金解禁後、未曾有の大不況、昭和恐慌へと突入し、日本の生存は軍事経済以外にあり得ないと思われた。普選運動の中で広がった社会主義政党が、どっと議会に進出し、治安が非常に悪化した。国際協調を基本とする幣原外交。中国大陸に対する三つの戦略ミス。一、1923年、ソ連がアジアに革命の輸出を企てた。その時日本は関東大震災後で、大正天皇の病気が重くなり、ソ連の工作による中国大陸の革命運動を見逃してしまった。二、1927年の南京事件。中国国民軍が共同租界を武力で接収した。日本は共同出兵を拒んだ。英米日はバラバラとなり、中国革命の矛先は日本へと向けられた。三、松岡洋右は、格好良く国際連盟を脱退したが、そこには「戦略論」はなかった。>

坂上の雲ではないが、日清日露までは良い戦争、昭和に入ってからは悪い戦争というような感情論が、かなりの人の心をとらえているが、戦争の良い悪いは、国益から見てどうかという風に見るべきであり、大義とか、植民地解放などに囚われてはいけない。WW2の悲惨な戦争は、大正期の指導者達が、「和魂」を失い、西欧直輸入の「洋魂洋才」でやろうとしたからだという中西氏の説に、妥当性はある。わたしは、その「洋魂」自体が、西欧の表面的な猿まねで、本家の洋魂に比べ、はるかに劣ったものだったというふうに考える。したがって、キリスト教も含め、本当に欧米の精神を、隠された汚い本音の部分まで、理解した外交官が、現実的な日本の精神を用いて、外交すれば、最悪の事態は避けれたのではないかと想像している。真の洋魂を理解した現実主義的な「和魂」の持ち主は、なかなかいなかった。明治の元勲の中には、いたのかもしれない。それが、明治の戦争と昭和の戦争(教条主義的で意固地な「和魂」)の違いなのかもしれない。(日露戦争について、Web正論談話室で、「ラストサムライが指揮した戦争」を書きました。もう一つの見方として、日露戦争を有利にするために、日本軍諜報部はパンドラの箱を開けてしまい、そのせいでWW2の日中戦争、日米戦争を経験しなければいけなくなった。日露を勝つための謀略が、WW2の原因となり、日本の敗戦を呼び、WW2後の冷戦をつくった。それは、日本軍防諜活動による、ロシアの赤化である。これがなければ、20世紀の戦争、紛争の多くは、防げたのではないか。日本のエゴ、国益のために、マルクス主義というパンドラの箱を開け、ソ連共産党が全世界に影響を及ぼすきっかけをつくった、日露戦前後の日本軍スパイという視点です。)

<敗戦による「軍事占領・更地化・一神教」の試練
日本は大東亜戦争後に、約七年間にわたって連合軍に軍事占領された。そのため、日本の文化、価値観、歴史観、アイデンティティなど、ことごとく深刻な「文明史的な傷」をこうむった。アメリカ人は、アメリカ民主主義の根幹を日本人に教えれば、日本人は必ず再軍備することになり、またもや英米に歯向かいかねない。そこで、この部分は換骨奪胎して、さらに日本国憲法の中に、民主主義とはっきり矛盾する第九条を入れて、くれぐれも軍事力を持たないようにと、念を押した。国家の生存を否定されれば、「文明としての日本」は致命傷を負い、この致命傷が二世代を経てはっきりと浮上し、日本人の精神と価値観、モラルの面で崩れの回路が極まろうとしている。GHQが日本に「撒いた塩」とは、「象徴天皇制」(人間宣言)と家族の否認、そして「神道指令」や教育理念の改変、歴史観の改造という根本文化要因への攻撃。「戦後文化」は、はじめから「まがいもの」だった。戦後も日本はついに一神教(キリスト教の文化と西欧個人主義のセット)は入りきれなかった。「軍事占領・更地化・一神教」は、元来三点セットなのである。この三つを同時に行なうことによって、被占領国の文明の根を、完全に断つことができる。憲法改正こそ「文明回復のカギ」>

アメリカは日本が再び、英米と戦う国にならないように、民族改造を行なった。わたしは、万世一系の皇室は、敗戦とともに一度断絶したと思う。本来なら、昭和は20年でやめ、7年間の占領下での日本「地域」を経験した後は、別の年号をつけるべきであった。一天皇一年号というしばりだろうが、戦前の昭和天皇と、戦後の昭和天皇は、まったく別の社会「機関」となったのだから、わたしは年号を変更すべきだったと思う。大日本帝国は永久に失われ、アメリカに保護された国、日本ができあがったのだ。宗主国アメリカも、少しは自主性を持てと言っている。このチャンスに、憲法9条を改正できるかどうかが、確かにカギだろう。わたしは、しかし、実現に非常に懐疑的である。たとえ国会議員が通しても、おそらく国民投票で否決されるだろうと思う。

<日本文明衰退の徴候
六つの文明衰退の徴候。一、ある文明が著しく精神性、宗教性を失い、精神的なものの価値に対し冷笑的な態度が広がり、無宗教の人が激増してゆく。二、断片的で実際的なものにしか人々の関心が向かわなくなり、無機質で機械的、マニュアル的でシステム化された知性がもてはやされ、すべてにわたって外的な価値にしか関心がもたれなくなる。三、人々は自らの属する土地、本来の居場所から切り離され、根無し草的な存在となって激しく移動するようになる。四、農業が嫌われ、非生産的な生き方が好まれるようになる。五、大都市・巨大都市にまさに一局集中的に人間が群がり、そこでのストレスの強い生活から離れることができなくなる。六、富の使い方がわからず、自らの文化に背を向けて、衰弱しきった異文明の遺産を訳もわからず有難がり、大挙してその遺品や遺跡を見て回ったり手に入れたがったりする。>

まさに、現在の日本を見て書いたかのような六つの徴候。特に、無宗教を当然と思っている日本人は、すでに滅んでいると言っていいだろう。

<この国の本当の歴史の転換は、大陸や海外の勢力とつながる集団ではなく、「固有の日本」を旗印に戦う側に、そして中央に拠る人々ではなく地方に根を生やした土着の勢力によって、固い団結と日常的利害の一致がもたらす保守的な世界観を奉じる集団が、結局この国ではいつも勝者となり「新時代」を切り拓いてきた。>

「大陸や海外の勢力とつながる集団ではな」いというのは、最終的には反米となり、自主独立するということか?「固有の日本」とは、神道、天皇であり、仏儒基ではないということか?「中央に拠る人々ではなく」とは、反東京で、大阪・京都が日本を切り拓くということ?(中西氏は大阪出身)「土着の勢力」とは、武士道を守る志士が、保守的な田舎の農民に支持されてということ?「保守」が「新時代」をというのも、何だか変な感じだが....これは、真の保守、民族派は、戦前の日本に戻すという「新時代」をもたらす大革命をするということか?

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[878] 大作完成,おめでとうございます。 投稿者:マイケランジェロ 投稿日:2004/04/06(Tue) 13:01

>M78さま。こんにちは。

大作の完成おめでとうございます。M78さまは「自然科学」専攻でしたよね。その人が「経済,政治,歴史,文明史」と「社会科学」をどんどん吸収していっています。

私には「数学,物理、化学」と「自然科学」をいまから吸収しろと言われても無理というものです。正直申し上げて「差を付けられちゃったな。」という感想です。

今後とも宜しくお願いします。(あまり私の論考を論破して私をバカにしないで下さいね。親友なんだから。)

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[879] 素浪人 投稿者:M78 投稿日:2004/04/06(Tue) 17:25

公務員って、なんだか言いたいことも言えず、ネットで言うしかない。回りは労組でわーわー言っているような立派な公務員ばかりですからね。労組に入りたくない、労働運動に批判的な態度など、許していただける職場ではなかった。でも、今だから言えます。国から金もらっといて、政府の悪口ばかり言って、それで偉そうな労組の幹部、何様のつもりだ。そんなに政府が嫌いなら、公務員辞めろ!日本が嫌いなら、海外へ行け。海外に行けば、人種差別は当たり前だ。観光客が気づかないのは、お客だからだ。一生海外に住むとしたら、人種差別は避けて通れない。
わたしは、常に今住んでいるところや、今勤めているところに不満を持ち、けんかしてしまうのです。アメリカに行く前は、こんな日本を早く出たいと思って、渡米しましたが、行ってみると一年間ほとんど毎日、アメリカの「常識」に文化摩擦を起こして、アメリカはひどい、日本ではこんなことはないと、毎日妻に愚痴ってたら、「お前が行きたいって言ったから来たんだろ。ボケ〜」と突っ込まれるし....二年目でアメリカに慣れてくると、今度はネットで日本のニュースを見ては、日本は特殊、国際社会の常識ではこんなことしないと思って、Web毎日のディベートに書き込んだりしてました。帰国後二年経つと、だいぶん英語も忘れてしゃべれなくなるし、回りの人がいやがるアメリカでの体験談(自慢話)も尽きてくるし....
公務員辞めて、また、アメリカに職ないかなあ〜という気分です。今度は、イギリスでもいいや。

>大作の完成おめでとうございます。

ありがとうございます。実は今度、読んでなかった西尾先生の「国民の歴史」を読もうと思っています。これの批判は、タブー?、あるいはコテンパンにされるのでしょうか?

>今後とも宜しくお願いします。(あまり私の論考を論破して私をバカにしないで下さいね。親友なんだから。)

こちらこそよろしくお願いいたします。マイケランジェロさんがおられたので、ここにこんなに長く居着いたのだと思います。論破なんてしてないし、馬鹿になんてしてません。ここはレベルが高くて、自ら恥じ入ることが多いのですが、どうしても言いたくなることが多くて....出入り禁止覚悟で、感想板に乱入しました。どうなることやら。


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[880] 隣の味噌汁 投稿者:森英樹 投稿日:2004/04/07(Wed) 11:34

自分の家の味噌汁が一番美味い。これは隣の味噌汁を飲んで実感した事である。隣の食卓を覗くと往々にしてビックリするものである。環境も味覚も各家庭の伝統があり、それを食べて育った人間には自分の家の味噌汁が一番美味いと感じるのである。

天皇も味噌汁ようなものであり確かに日本人には「美味い!」と感じたり安堵感を覚えるものである。しかし自分の家の味噌汁を隣の家に無理矢理飲ませようとは思わない。ましてや味噌汁の危機を、はたまた隣の家の味噌汁の味の危機を自分の家の味噌汁で直そうとは毛頭思わない。

天皇に対する敬意とは何か?そういう態度に「説明」がいるのか?キリスト教のミサに行くとお布施(って言うのかな?)を集めに回ってくるが「入れるお金が無くても入れる振りをして下さい!」と言われる。これが「儀礼」というものである。何故に入れる振りをするのか、この際とくと考えて欲しい。

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[883] お布施 投稿者:M78 投稿日:2004/04/08(Thu) 09:05

教会には、息子が幼稚園の時に、何かのイベントがあり(おそらく父の日)、その時に入ったことしかありません。(息子、娘ともに、アメリカでも、日本でも、ずっとミッション幼稚園と小学校です)

あのお布施は入れなくても良いのですか?在米時、白人も、黒人も、正装して教会に出かけ、そのたびにお金をとられるのであれば、貧乏な人はどうしているのだろうと思っていました。同じアパートに住んでいた日本人仲間が、ボスに連れられて、教会に行き、カゴが回ってきたので、目一杯入れたとか言ってました。お布施は志なので、貧乏な人は入れるまねだけすればいいのですか。うーん。日本は何でも世間並みということで、まわりが入れていれば、つい入れちゃいますよね。欧米では、貧乏な人は気持ちだけ、金持ちがその分多く入れる。それぞれの収入に見合った額を寄付していこうという精神が、伝統的にあるのでしょうね。(息子がスカパーで見ている「シンプソンズ」では、主人公の息子の悪ガキバートが、カゴが回ってきたら、お布施を皆盗んでしまいという話があったように記憶しています)

天皇陛下についてですが、他の国の元首、国王を尊重するように、自国の君主に対してはそれ以上に敬意を表すべきです。わたしは大の差別論者で、この世のどこに自由平等があるのか、人間は全て生まれつき、不自由で、不平等ですから、かたや王様、かたや乞食がいても、それが自然だと思います。欧米は、それを建前で否定した社会を作ってきたのですが、日本人の自由平等論者は、自由平等が「建前」に過ぎないということを、理解できていないのではないかと思います。

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[884] 極右と極左の争いに巻き込まれるな 投稿者:M78 投稿日:2004/04/08(Thu) 14:28

サヨクがまたぞろ、違憲攻撃。中国の靖国批判と呼応するように、サヨク判事の判決。民族派は激怒して、伝統>政教分離と色めき立ち、神道擁護、他宗教攻撃を始める。何度もくり返されるこの図式は飽き飽きだ。ますます、極左(マルクス教)と極右(天皇崇拝神道)が活気づき、中道が廃れてしまう。わたしは、サヨク板に行くと、右翼反動と言われる。右翼板に行くと、サヨクリベラルと言われる。よくマルクス教信者と民族派は、わたしにどっちの味方なのだ、態度を明らかにしろと迫ってくる。わたしはどちらの味方でもない。中道を目指す。極左も極右も敵だ(極左と極右は、天皇に対する態度以外はそっくりだ)。どちらもお国のためにならぬ。
靖国参拝は違憲かどうかについて、わたしは何度も言うように、小泉さんが行きたがっているのだから、合憲だと思う。嫌がる他宗教信者を無理やり参拝させるのではないのだから。法律論から言うと、私人で行くべきかもしれない。しかし、内閣総理大臣と書いても、公用車を使っても、公人と決めつけることはできない。玉串料等を、ポケットマネーから出せば、充分私人だと思う。
最も分離しないといけないのは、「聖教」分離だ。左翼は判事などに、ソウカも判事はもとより警察にも勢力を伸ばしている。神道系も法律関係、警察関係にもっと食い込めばよいと思うのだが。

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[887] アメリカ人は、鬼畜じゃないよ 投稿者:M78 投稿日:2004/04/09(Fri) 13:22

マイケランジェロさんへ。

>彼はアメリカに研究で2年間滞在して少なくとも私より「なまのアメリカ文化」に直接接した経験を持っています。そして彼は常に「親米派,日本のIntelligenceの必要性」と「仏教徒(現在の堕落した仏教には批判的)」ということを主張し続けていました。

ご弁護ありがとうございます。民族派は、日本は今すぐにでも独り立ちできると思っているようですが、現実はそんなに甘くはありません。世界に覇を唱えている国は、ほんの数えるほどで、他の多くの国は、覇権国のうちの一つ、あるいはいくつかと密接なつながりを持つことで、なんとか存在している国です。日本は、現時点ではアメリカに保護されている国です。また、今アメリカに反抗すれば、下手をすると潰されます。わたしはアメリカと敵対する必要もまったく感じません。反米派の言う独立は、反米、日米冷戦の同義語です。アメリカに戦争で負け、現在も強い影響力で、指図されるのが悔しくてたまらないのです。それをはね返すには、アメリカの強力な外交、軍事、国内政治の姿勢のうち、有効な部分を取り入れ、日本も覇権国を目指すことです(どれが有効かということで、わたしと民族派の意見は真っ向から対立するのだが)。その時には、ますます親米的態度をとり続けないと、アメリカは日本が再び、アメリカの覇権と厳しく対立する強国になるのでは、という懸念を必ず持ちます。このことは、アメリカの立場になって考えれば、理解できると思います(日本がWW2に勝って、アメリカを保護国化しているが、再び力をつけてきた時、どう思うか考えて下さい)。
わたしが、アメリカと同盟を今後も続けるべきだと思うのは、ある程度、信義がアメリカ政府とは通じるということです。人治国家の中国や、社会主義を引きずるロシアには、日本人の信義は通じない。アメリカは、自国の国益に反しないかぎりであれば、日本などの同盟国と信義を結んで、同盟していけると思います(アメリカ政府は、自国の国益重視ですから、それに反してまでは、信義を守らない。しかし、それは世界の常識であり、何があっても守るという道徳は、日本独自のものなので、通用しない)。
仏教については、池田教のような新興宗教は別にしても、大教団には、左翼的、あるいは、空想平和主義的な信者、指導者が必ずといっていい程います。そういう人たちの活動は目立ちますが、それを否定しないまでも、政治活動を行なうことを良しとせず、地道に宗教活動を続けている多くの宗教者が、その裏に存在しているのです。わたしは、そういう宗教者に共感します。わたしの祖父は、宗教が必要以上に(宗教弾圧された時には立ち上がるが)政治にかかわると、必ず混乱をもたらす。政教分離をきちんとすべきであると、生前語っていました。その例としては、道鏡が天皇位を望んだことなどを挙げていました。

>私なりに勝手に普遍すると「現在,世界中の各国は利害関係・宗教問題・人種問題等をめぐり,凌ぎを削る競い合いの時代である。日本とアメリカも例外ではない。」「その時々においてアメリカに疑いを持ちながらも,自分の判断の結果,『親米派』を選択した。その理由は現状の日本では単独では行動できない。ならばどこと組むかであるが諸問題はあれどもアメリカと組まざるを得ない。」ということだと思います。

アメリカに人種差別がないなどというものは、アメリカのどこを見たのかというふうにわたしには思えます。都会のリベラルアメリカ人の建前のみを、信用しているだけです。日本は、アメリカのパワーをうまく利用して、国益につなげるべきですし、また、give & takeでつきあうべきです。現状では、アメリカに利用されるばかりです。アメリカを利用するために、連邦議会の議員にロビー活動をするなど、予算をつくって実行すべきです。中国はロビー活動や、中国系アメリカ人を利用したアメリカ懐柔策など、とっくにやってますよ。日本も遅れてはいけません。

>(わたしには、反米心はありません。日米ともそれぞれ、良いところも悪いところもあります)
『親米派』を選択するに当たって,上記は彼の経験論から来るものだと想像します。これは全く私見です。おそらく彼は2年間のアメリカ滞在の期間中,気の合う仲間とのつき合いもあったでしょう。同時に「差別主義者」に嫌なことをされたこともあったでしょう。

直接の上司は中国系アメリカ人で、まわりは中国人、インド人、南米人、ロシア人、東欧人などの留学生が多い。WASP、黒人、ユダヤ人もいました。まさに、人種のるつぼ。米白人は、おせっかいなくらい親切な人が多い。田舎だったせいもあるが、日本よりも親切な人が多かった。ただ、田舎だから人種差別もきつかった(ここでは、中国人に間違われて、男子高校生数人からつばをひっかけられた話をしましたっけ?)。これは両立するものです。親切にしていても、白人あつかいしているわけではないのです。アメリカ政府は、かなりひどいことを国外でしていますが、米白人は能天気に、それは世界の平和のため、自由を守るためと信じ込んでいます。そのひどい実態を教えても、信用せずに、逆にこちらを反米外国人とみなすので、それ以上話せません。たとえ信じたとしても、それはその軍人自体の逸脱、犯罪であり、国家ぐるみのものではないと言い張ります(思考法は日本の民族派に近い)。実際に、日本の保守を見ていると、アメリカの一般人の保守ぶりと良く似ています。わたしには、よく似た同士の日本保守とアメリカ一般人なのに、日本の保守の反米意識の横行は、どうしてだかわかりません。おそらく、日本の伝統を固守しようという意識に、囚われすぎているのだと思います(アメリカの一般人も、伝統を大事にするが)。

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