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考 察 |
写真は、ファッションブランドのもの。絵は日記で「制作途中」として公開。 イラストの作者は、このような線画を「ラフ」とか「下絵」と呼んでいます。 現実の人間と絵の見栄えの違いを考えたのか、腕の長さと左足の長さを変更しています。 しかし自力で変更を加えたのではなく、単に写真をずらしただけ。 背景の石の壁もそのままトレスしただけでなく、目鼻口の配置も写真のままです。 事実上、キャラクタの顔すら自力で描くことを避けているといえます。
この絵のキャプションには「いつもと違う(キャラクタ名)」とありました。 この絵に限らず他イラストでも、軍人で格闘技好き設定のキャラクタがボディビルダーの身体つきだったりと、さまざまな写真を好き勝手にトレスするためキャラクタの印象は安定しません。 写真の模写・トレスなので一見とてもリアルな絵柄ですが、キャラクタ自体は髪型や髭、眼鏡など徹底的に記号化するという奇妙な現象が生じています。 |
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