──週刊ドラゴン特別企画! 竜鳴館の有名人たちに個別インタビューしてみよう!
第4弾! 孤高の一匹狼、黒髪ロンゲな生徒会会計『椰子なごみ』さんです!
椰子なごみ(以下なごみ)「……なんであたしが」
──本日はよろしくお願いします。プロフ(ry
ちなみにこのインタビューは学園命令ですので。
なごみ「……つまりこういうことですか? あたしはこのインタビューを終わらせないと帰れない……」
──Exactly(そのとおりでございます)。
なごみ「チッ……」
──ものすごい舌打ちが聞こえましたが質問していきましょう。
ではまず生徒会執行部に入ったきっかけですけど。
なごみ「……生徒会の人に借りを作ってしまったんで」
──どなたにですか?
なごみ「答える必要はありません」
──ほう、副会長の対馬レオさんに借りを作ってしまった、と。
なごみ「……なんでそんなことを知ってるんですか」
──某情報屋からの提供です。これもその情報屋から聞きましたが、その対馬さんに弁当を作ってきてるそうですね?
なごみ「あれはただ弁当の味を評価してもらっているだけです。それ以上の意味はありません」
──その割りにはとても楽しそうだという情報がありますが。
なごみ「ガセじゃないですか」
──さっき対馬さんと話をしたんですけど、椰子さんの弁当を褒めてましたよ。とってもおいしい、って。
なごみ「え……」
──何そのめがっさ嬉しそうな顔。
なごみ「ハッ……!」
──いい顔いただきました。ニヤニヤ。
なごみ「(ギロッ)」


──怖。料理といえば、先の体育武道祭で竜汁を作っていたんですね。あれとてもおいしかったです。これは冗談抜き。
なごみ「……どうも」
──とても料理が上手な椰子さんですが、独学ですか?
なごみ「いえ、父に教わりました」
──お父さんに。どんなお父さんだったんですか?
なごみ「……優しい父でした。料理だけでなく、いろんなことを教わりました」
──いいお父さんですね。
なごみ「ハイ……」
──……空気の読める私は話題を変えます。ミス竜鳴館にエントリーされそうだというくらい美人な椰子さん。
野球部期待のルーキーである某S君に告られてフッたそうですが。
なごみ「?」
──記憶に無いのかよ。ひでえ。そういった恋愛関係の話は無いんですか。
なごみ「ありません。興味無いです」
──よく対馬レオさんと一緒にいるみたいですけど?
なごみ「それは……、弁当の味を評価してもらっているから、ただそれだけです」
──そうですか。で、なんで対馬さんなんですか?
なごみ「他に都合のいい相手がいなかったんで」
──ほう、体育武道祭でフォークダンスを一緒に踊った対馬さんは都合がよかった、と。
なごみ「……それとこれとは関係ありません」
──失礼。休みの日に一緒に過ごしたりする対馬さんなら都合がいい、と。
なごみ「それ以上プライバシーを侵害するなら潰しますよ」
──うわあ、スイマセン。
なごみ「って言うかなんでそんなことまで知ってるんですか」
──某情報屋からの情報です。
なごみ「誰ですかそれは」
──情報元は明かせません。口が裂けてもあだ名が中華料理の高級食材なヤツだなんて言えませんよ。
なごみ「そうですか、ククク……」
──笑い方が怖いなあ。
じゃあ、そろそろ学校その他の各人からのコメントを見ていきましょうか。


「ちょっと生意気が過ぎるかしらねー。だから私に揉ませなさい」(2年・ポニーテール)
「なんか、私嫌われてるっぽいなあ……」(2年・海老頭)
「礼儀正しくてマナーもきちんとしているが。もう少しみんなと話してみてはどうだ?」(3年・おにぎりなら負けん)
「テメーだけは絶対にシメテやる! 月の無い夜は気をつけるんだな」(2年・カラフル2年生)
「お、俺のギター褒めてくれたんだよなあ。これって、フラグ立ってない?」(2年・この後ボコボコにされる運命)
「一人がいい、なんて言ってっけど、人は必ずぬくもりを求めちまうもんさ。一度ぬくもりを知っちまったならなおさら、な」(2年・同類っぽい人)
「俺はお前の料理のファンだからな。俺が必要なら呼んでくれ。どこからでもすっとんで駆けつけるよ」(2年・ライオンハート)
「料理の腕はたいしたもんネ。ウチに欲しい人材ネ」(2年・実は結構重要な役どころじゃね?)
「なんか近寄りがたい空気をかもし出してるべ。対馬はよく平気だなぁ……」(2年・ファンブックじゃズタボロにされていた)
「くー……、かっこいいけど、こわい……」(2年・カメラマン)
「生徒会の人でしょ。よく知らないわ。え……、対馬が助けたのがきっかけで生徒会に? そっか、そうなんだ……」(2年・ピーナッツバター)
「やんちゃなお年頃、ですわね」(教員・古臭くは無いですよ)
「まあ、それもほとばしる青春ってやつだ」(鳥類・非常食)
「ドッジボールでは見事なチームプレイを見せたな。生徒会連中をカンヅメにしたかいがあったわい」(お髭モッサモッサ)
「コ、コイツ! この私と互角に張り合えるとは……。なかなか骨のある小娘だねぇ……」(バーゲンセールは戦場です)
「素質はありますが、まだまだヒヨッ子デース。調子ノンなよスカジャンヤンキー!」(ペンシルヴァニアは心の故郷だよね?)
「お店も家事も、手伝ってくれてありがとう〜。でもね、なごみちゃんにはもっと自分のやりたいことをやってほしいわ〜」(親子丼はありません)

なごみ「なんで母さんまで……」
──ウチの広報が一晩でやってくれましたから。じゃ、最後の一言、お願いします。
なごみ「……。人の夢は儚いものです。でも、だからこそ、掴む価値がある……」
──本日はありがとうございました。


(作者・名無しさん[2005/11/01])


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