絵日記にて開催していましたカッコイイカカシ週間総集編…


7月2日

アコさんよりリクエスト「タンクトップで、髪の毛ピン止めカカシ」



●夏の風を感じて

「ここんところ暑いですね〜、イルカ先生!」

イルカはカカシの方を振り向かず、黙々と机に向かってアカデミーから持ち帰った書類をやっつけている。

「今年の夏の平均気温知ってます〜?なんと39.3度。
アカデミーの子供達の熱中症とか心配ですよね〜?
オレなんかもう汗だくで…
このぶんだと体重落ちそうですね。
イルカ先生んちはク―ラーないから、今年は健康的に過ごせそうですよ」

「…すいませんね、安月給でクーラーも買えない貧乏中忍ですよ」

「…そこまで言ってないじゃないですか」

「上忍様の自宅には大きいクーラーがあって、毎年夏はガンガンに冷えてたんでしょう?
どうせどうせ、オレなんか…。
暑いのが嫌ならここにこなきゃいいんです」

「怒んないんでくださいよ〜。ちえ、イルカ先生の前で暑いだの寒いだのの話は禁物だな」

そう言いつつ、カカシはタンクトップの襟足をつまんで胸を直接ぱたぱたと仰ぐ。
――――白い胸板がちらちらと視界を横切る。
イルカは筆を止めて、顔をあげカカシをジトっと見つめた。

「なんですか、イルカ先生?」

「…そんなに暑いなら帰ればいいじゃないですか」

「いやですよ。…な〜に見てるんですか、イルカ先生。…あ!」

カカシが腰をあげてイルカの背中に回りこむと背後からぎゅっと抱きしめた。

「今俺見てましたよね〜。や〜らしい目で、ね、ね、なにが良かったんですか?俺」

イルカの横顔に汗だくのカカシのアップが、近い。剥き出しの額から、汗が流れている。

「なにいってるんですか。なにも良くないです。それより離れてください。暑苦しい」

イルカはカカシから顔を背け、筆を動かしつつ、むすっとしてそう答えた。
でも、カカシはその首筋が赤くなっているのに気がついていた。

あ〜…

よかったんだな。オレ(どこが良かったかはわからないけど)

ははーん、とカカシは1人でにやにやしつつそんなイルカの様子を楽しんでいた。

ある夏の出来事。




7月1.5日

●お風呂あがりましたよ、イルカ先生

多寿さんよりリクエスト「水濡れカカシ」(パートU)




6月30日

●こちら水の国

多寿さんよりリクエスト「水濡れカカシ」



6月29日

浅見しょうさんよりリクエスト「海賊カカシ」

●「海賊航海日誌」


今日もだいぶ遅刻して、カシラが甲板にあがってきた。
船のヘリに足を乗せると、銀色の髪を風になびかせて、気持ちよさそうに話し出す。

「今日も、いい航海日和だね〜!
うんうん…いい調子♪いい調子♪全身全力でこのままガンガン行こう!
この海に眠るお宝を求めて旅は続くよどこまでも…って感じだねぇ」

「おカシラ!あの〜…今日の風力を考えてくださいよ。
全身全力なんてとても無理っすよ!」

「え〜?無理を通すのがお前らの仕事じゃないの?」

「無理っす!無理っす!」

俺が首をぶんぶん振ると、カカシ船長は大げさに「は〜…」と深いため息をついて

「じゃ〜しょうがないね。テキト〜に頑張って。オレは海見ているから」

そう言って、自分だけ海を眺めつつ、ひらひらと手を振って「去れ」と合図してきた。

今日もなんにもしないんかい…船長なのに…。ずるいっす…。
そう突っ込みたい気持ちをぐっと抑えて、カカトを合わせ「イエッサー!」と答える。

うちのカシラは少し変わっている。

時間さえあれば、海をずっと眺めていて、すぐ「この大海原のどこかに宝が〜」とか「オーパーツ眠る古代遺跡のある大陸はないもんかね〜」などと呟いている。

そう探さなくとも、すぐそこらへんに宝が転がっているとでも思っているのだろうか…?
大体今まで宝なんて見つかったこともないのに。
海賊の、本来の、主な仕事を知らないのだろうか?
…仲間内でも「ウチの船長は大丈夫なのか」囁かれているし。
でも、嫌われてはいない!…なんていうか…浮世離れたというか…なんて夢見がちな人なんだろう。

「宝を持ち帰ったら、待っててくださいよ〜!イルカさん!」

…また今日もカシラが叫びをあげはじめる。

また。

そう。カシラは夢みたいなことを言うばかりだけではない。
嫌な仕事は部下に押し付けておいて、あげくの果てに、一番疑わしい話が、『イルカ』なる美女(?)の思い出。

なんでも、カシラ…船長が海賊になりたてのころ、とある財宝の眠る遺跡に眠っていた美少女をキスで眠りから覚ましたらしい。
当時カシラが16歳で、その美少女は15歳だったそうだ。
財宝の眠るその大陸を見つけたのが若かりしころの船長だったというから、海賊としては最初のお手柄だったに違いない。
それはそれは素敵な話なのだろうが、現在の船長は金運に恵まれるどころか女の影すら見当たらない。

…『イルカ』って一体何者なんだ。
今、どこにいるんだ?

大体古代遺跡で眠っていたという話からして…怪しい。

きっと、航海の途中、嵐にでも飲まれたときに夢かなにか、幻覚でもみたんじゃないのか、なんて仲間内から散々こけにしたような囁きがかわされているが、本人はいたって真面目。

「財宝をこの手にしたら、まっさきにイルカさんを迎えに行ってプロポーズ!
そして結婚!…2人で仲良く海賊家業を続ける薔薇色の未来がオレを待っている!」

なんて熱く拳を握り締めて「うおおおお!!!」なんて叫んでる……もういいや。
船長がよければそれで…うん。まあ、………いいや…

他人事なのに、とても幸せそうな船長を見ているとなんだか文句を言うのもはばかれる。
大体最後は、俺も(みんなも)投げやりになって船長は放っておいて、もくもくと仕事をする。

船長は船員に手だけはあげたりしない。
こういう性格も、無害な分、他の海賊の親分より、まだいいほうなんだ。
とりあえず、食っていければそれでいいから。

…今日もいい天気だな〜!(語尾上がり)


(とある海賊の航海日誌)

6月29.5日

Pさんよりリクエスト「医者カカシ」




6月28日

Pさんよりリクエスト「医者カカシ」


●「さ、そこに横になってねv」


「洋服の前開けてね。大丈夫、なんにも痛いことしないからvv」

「はぁ…」

釈然としない気持ちのまま、ワイシャツの前をゆるめつつ、ベッドに近寄る。
聞くまい、と思っていたが、ええい、ままよ!と振り返ってカカシに声をかけた。

「先生…あの、あなた、もしかして、今朝、横浜行きの快速電車に乗っていませんでしたか?」

いぶかしげな表情をしたイルカが横になりつつ、こわごわと聞く。

「いえ〜?なんのことです?」

「…なんでもないなら別にいいです」

「気になりますね〜、なんです?」

そう言いつつ、カカシが聴診器を片手に近寄ってくる。
甘いマスク、しかもにこにこと極上の笑みを浮かべるカカシのアップに、自分が女だったら確実にこの瞬間に惚れてしまいそうだなあと思いつつ言葉を続ける。

「大きな観覧車の前を通り過ぎるあたりの、満員電車の中で、尻に、ふと妙な違和感を感じて振り返ってみたら貴方そっくりな人を見かけまして…」

「痴漢ですか」

「はあ、痴漢ですよね」

なんとも返答に困るあからさまな問いかけだったので、返事もついオウム返しになってしまう。
我ながらまぬけな返事をしてしまったとイルカは思う。

カカシの長い指がそっと胸に置かれる。
聴診器がひんやりと冷たい。カカシの息がかすかに頬をかすめる。

「男が」

「はぁ」

「俺そっくりの」

「そっくりでした」

カカシはへ〜とかほ〜とかいいつつ、トントンと胸をたたいている。

「気のせいでしょ?」

「ですかね」

「この国に何人人がいると思ってるんですか〜?海野さん。
今朝偶然電車で会った男と、しがない小さな町医者の医師が似ていたって誰もまさか同じ男だとは思いませんよ。
しかもオレがそういう人間に見えますか?心外だなぁ…海野さん。
そんなのもしあったとしたらドッペンゲルガーか幻か…ってところじゃないですかね!」

と、言って、その指がするりと触れなくてもいい胸を撫でると、

「気のせいですよv」

と、にっこりと笑った。

6月27日

多寿しょうさんよりリクエスト「フルーツカットをしているカカシ(果実汁プレイ)」


●「なに、見てるんですか?」

「…いえ、別に」

ふいっと目をそらそうとすると、すぐさま声がかかった。

「ねぇ、見てくださいよ。美味しそうでしょ?これ」

カカシ先生が、オレンジの垂れた手を、ねろねろと舐め回す。

真っ赤な舌がまるで別の生き物のように見えて、落ち着かない。

「イルカ先生、食べますか?」

そう言って、カカシ先生がちろりとこちらを見た。

「い…いりません」

俺はひきつりつつそう答えるだけで精一杯だった。

カカシ先生の目が笑っている。

真っ赤になった俺の目を捉えたまま、カカシ先生は自分の手の甲やら指先まで舐めつくす。

「美味しいのに」

…もったいない。

独り言のようにそう言って、指先からちゅぱっと唇を離した。

オレンジに、つうっと白い涎が糸を引いている。

―――駄目だ。

もう、俺、爆発寸前。



6月26日

アコしょうさんよりリクエスト「裸体カカシ(+水濡れ)」


●「イルカ先生…雨、あがるまでここにいさせてもらえませんか?」


ぽたぽたと雫が畳に黒い染みをつくる。

梅雨のど真ん中――――…すぐにでも、拭かなきゃカビが生えてくるっていうのに。

でもそんなことどうでも良い。

「…いいですよ」

静かに答える。

カカシ先生の均整のとれた肌に、つるつると雨のしずくが伝う。

筋肉のラインに沿ってゆっくりと滑り落ちる、それ。

柔らかい髪の毛からもぽたぽたと雫が落ちる。

唇も濡れている。

目が離せない。

「ああ…」

吐息が漏れる。

カカシ先生、肌白いな。

忍は身体を鍛えても、己の肉体を日にさらすことはないから、こんなに白いんだ。
自分の自黒は棚にあげておいて勝手なことを頭に思い浮かべる。

「…良かった。俺の家ここから30分もかかるんですよ」

「それは災難でしたね。…なんなら今日は泊まっていきます?もう遅いですし」

感情が波立たないうちに急げといわんばかりに、早口でまくしたてるようにそう言うと、カカシ先生はちょっと驚いたように目を剥いて、それからニヤっと笑った。

「助かります、イルカ先生」

―――落ち着け、今の笑いはなんでもない。気にするな。
気づかれているわけない、俺の気持ちなんて。
あせる気持ちを必死になって押しとどめて、カカシ先生から顔を背ける。

鼓動が早い―――

顔が、あつい。

どくどくと血潮が脈打った。

―――ご飯、つくります…ね。

雨がざあざあ降っている。

雨がざあざあ降っている。










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