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2004年10月3日(日) |
第39回『将軍、死す』 |
原田さん、お政さん、ご結婚おめでとうございまーす!(笑)
同じ新婚さんネタでも、龍馬&お龍さんカップルの日本初新婚旅行ネタは要らないだろう、と思うのよ。ま、新婚旅行と評したのは後世の人達であって、実際には逃亡旅行だったんでしょうけどね。そんなにロマンティックなものじゃなかったと思います。とにかく、あのエピソードに割く時間があったら、他の新撰組絡みのエピソードを盛り込んで欲しかったな…。
斎藤さんが脱走者を追って、谷長兄は粛清するのに、浅野さんは逃がすでしょ?あれは何故なんでしょう?谷さんと浅野さんの二人、何が違ったというのか…刃向かったってことくらい?斎藤さんの気紛れで法度が変わったんじゃ拙いっすよ(汗)
浅野さんは逃亡後に伊東一派との絡み説もあるようですが、はてさて…そこまでは描いてられないよなぁ(苦笑)
だからね、新婚旅行ネタなんか止めて、こういった新撰組ネタをね…(以下略)
そういえば、谷長兄が斬られたのって、祗園石段下じゃなかったっすね。
原田さんのお祝いに出席するのを土方さんが躊躇う理由なんですが、皆とギクシャクしているからっていうのは無視できないと思うんです。仲間はずれっていうか、うまく溶け込めないっていうか、一人だけ皆の中で浮いてしまう心配。つまり、自分が不快になる心配ね。
でもそれだけじゃなくて、皆から敬遠されている自分が出席することで、祝いの席にケチが付くんじゃないかっていう心配…周りが不快になる心配もしてたかなぁ、と思うんです。
自分は行かないって言う割りに、沖田さんは出席させようとしてたでしょう?あれって彼を孤立させたくなかったからじゃないかなぁ。
割と神経細やかなトコがあった人じゃないかと思っているもんで(えぇ、私は土方さん贔屓ですとも・笑)。だって細かいことに執着するbP&神経が大雑把なbQだったら、部下に救いがなくってイヤじゃないですか〜! 大らかで寛容なbP、細やかで厳粛なbQってのが、各々求められるべき役割だと思うんだもん!
今回、沖田さんの顔色の悪さにドキッとしました。化粧の所為もあるんだろうけど、着物の色ね。これまで白とか紺だったのが、薄いグレーというか水色というか…この色の顔映りに非常に驚かされました。
沖田さんの健康な者に対する嫉妬が良いです。こういう場面になると、藤○総司で良かったなって思う。
藤堂さんの沖田さんに対する凡人コンプレックスが、今回の周平を庇う行為に繋がった訳ですね。そうなのよね、凡人が天才の真似が無理なように、天才に凡人を解れって方が無理なんですよ。だって思考パターンからして違うよ、絶対。だから●●と紙一重なんて言われるんだもん。凡人と違うからこそ天才なんだから。
ちょっと話はズレるんですが、私は「偉人に学ぶ」系の本は読み物として読む、あるいは発想の転換を促す切っ掛けには出来ても、そのまま自分に適用はできないと思っているんです。時々いるでしょ、偉人になりきっちゃった(つもりの)オジさん(苦笑)
凡人に出来ないことをするから偉人なんでしょ?偉人となり得る人は人の真似なんかする必要はないし、凡人が偉人の真似をしても猿真似、悪くすると悲劇を呼びますって…パッと見は似た状況でも、取り巻く環境や面々が違うんだもの。それら全てが一緒だったとしても、二番煎じは成功したとは言えないしね。
しかし、魁先生が凡人代表ってのは相当無理があると思うぞ。周平は救われてないよ、恐らく(苦笑)
管理人は凡人なので、周平的生き方をしてます…だから周平を見ていると腹が立つのか?同属嫌悪なのか?そうなのか!?
しかし、私事に監察を使った局長が赦せん。数少ない手がかりからお幸さんの妹を探し当てるっていうのは優秀なのかもしれないけど…「優秀でしょう!」と自賛できる程ではないと思うんだけどな…。
【大河の間歇泉】
管理人:「ポチ斎藤、それが祝いなのか?」
(原田さんへの結婚祝いに木彫りの仏像?を差し出す斎藤さんに対して)
これまでに斬り捨ててきた人たちへの供養か何かで彫っている、くらいの伏線を期待してたもんで(笑) 「え、そういうイワクのものを結婚祝いにあげるのはどうかと思うよ?」と、勝手に妄想が突っ走ってしまいました。勝手な思い込みであって、別にそんな設定はされてないから(笑)
しかし、アレの正体って何なんですか?やっぱり仏像なんでしょうか?郷土玩具とかじゃなさそうだし…和風モアイ?
管理人:「か、勝手に遊んでるって…誰とよ!?調べはついてるの?それが最重要でしょッ!?」
(土方さんの遊び方を評した近藤さんに対して)
勝手にって…一人遊び?(笑) 遊ぶならやっぱり相手が要るでしょ。…そこで妓女じゃなくて、沖田!とか斎藤!と思ったアナタ、逃れようのない腐女子ですよ。勿論、山崎!とか島田!とかも同罪?です(笑)
近藤さんに評された後の土方さんの意味ありげな微笑、ワルそうで堪らん(笑)
ちょっと地下水的感想なんですが…組織、特に新撰組のような組織でのbPとbQが一緒に遊んでちゃいけないと思う、について。
まず、両方が同時に遊びに行っちゃったら、屯所が空になっちゃう。組織としての危機管理から言えば、公務であっても私事であっても同じ事ね。上の許可がないと下は動けないんだから、最重要幹部である二人が同時に居ないのは拙いです。参謀は命令系統から外れてるから、居ても居なくても同じ。ま、この状況は(おそらく組織者であろう)土方さんが望んだことですけどね。
屯所はともかく、同じ場所に居るのも危険だと思うの。二人一緒のところを襲撃されて同時に害されるようなことがあれば、組織の瓦解に繋がると思うのね。局長・副長という強烈な個性が新撰組を組織として成り立たせているでしょう?この二人に代われる人物っていないと思うんです。個人に依存している、組織が若いが故の弱みね。ドラスティックに物事を進められる、小回りが利くっていうのは個人で回す組織のメリットなんだけど、こういうデメリットはありますよね。後のことを思えば、斎藤さんが役目を果たせるかもしれないけど…沖田さんや永倉さん、原田さんといった幹部隊士たちが居るのと居ないのとでは状況が違うからねぇ。かと言って、彼らはトップ型の人じゃないと思うし。
近藤さんと土方さんって「ここぞ」という時はいつも離れ離れになってるんですよね(この状況、けっこうソソるんだわ、私としては・笑)。それって偶然なのかもしれないんだけど、リスク分散の面から言えば当然だと思うんですよね。倒幕派にとっての池田屋事変、これって主要人物が一箇所に集まってしまったが故の大被害だったわけじゃないですか。桂さんは居合わせなかったが故に生き延びたけど、そのまま居続けていたら死んでしまった可能性はかなり高かったわけです。主要人物を一箇所に集めちゃうのは、非常に危険なんですよね〜。
土方さんが池田屋事変からリスク管理を学んでいたりしたら、今以上に…メロメロどころかデロデロに惚れちゃうと思うなぁ(笑)
近藤:「いったのか!?」
土方:「やっちゃったのかよ!?」
管理人:「…あンたらのそういう台詞は腐女子のツボに嵌まりすぎるから止めなさい(汗)」
(原田さんがお政ちゃんのご両親に挨拶に行き、挙式までしちゃったことに驚く近藤さんと土方さんのリアクションに対して)
先頭文字をカタカナにすると妖しさ倍増な台詞(笑) 絶対に狙ってるな、N◎K!腐女子狙いなら、徹底的に追求してくれりゃいいのに…何をするにしても中途半端なんだよなぁ。
だけど、そんなに簡単に結婚ってできたものなのかなぁ?身分差だってあるんだし…だからね、新婚旅行ネタなんてどうでも良いから、こう言った…(以下略)。
【今週の地下水】
谷兄弟、脱走しましたね。周平はいつ脱走するんだろう?と思って調べてみたら、江戸までは一緒に行ってますね。
えと、槍使いは長兄じゃなくて次兄でしたよね?あ、そんな細かいことはどうでも良いんですか、そーですか…。私、谷三兄弟の中で一番活躍したのって、長兄でも末弟でもなく次兄の万太郎氏ではないかと思うんです。養子にするなら次男がお得だったかも、と思いました。そうなってくると、やっぱり周平の御落胤説が養子縁組の理由なんですかねぇ。兄達と違って、一人だけ諱で呼ばれることが多いですし…千三郎って言う名前だったようです。
池田屋事変の後に近藤家の養子になって、幕臣取立の頃にはどうやら解消されているようですね。それでも鳥羽伏見の戦いには参戦しているようなので、養子縁組解消を恨んでの離隊ではないように思います。
幕臣取立の頃に次兄が脱走、しかし粛清されていないらしいので、彼の養子縁組解消は次兄の生命保証と引き換えだったのかもしれませんね。
逆に、次兄が脱走してしまったから、そのとばっちりを受けて解消されたのか。鳥羽伏見の頃の隊内事情って、脱走者に追っ手を掛ける余裕はなかったんじゃないかな?だから残された弟が割を食った、と。
どっちが原因でどっちが結果なのかわかりませんけど、私には無関係とは思えません。 |
2004/11/10 |
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2004年9月26日(日) |
第38回『ある隊士の切腹』 |
山南さん切腹の回と同じくらい堪えた回でした。河合さんは斬首説もあるので、切腹裃を着けた彼を見るまでは「もしかしたら河合さんじゃないかも」と思ったりもしてたんですが。尤も、彼以外に該当者が思いつかなかったのも事実です。
でも素朴?な疑問なんですが。どうして原田さんの借金は帳簿上で公にできるのに、武田さんの借金は秘密裏に隊費横流し扱いなの?土方さんが武田さんから本を取り上げるかもと思ったのは後のことであって、帳簿を改めた時には隠す理由はなかったんじゃ…???
葛山さんの時もそうだったんですけど、「どうやって切腹すれば良いのか解らない」っていうのがすごく寂しいなぁと思うんです。武士としての死を許されていながら、最後で最高の見せ場であるはずの切腹の仕方が解らない。新撰組という武士の集団に属す事を許されながら武士になりきれなかったっていう決定的な事実を最後の最後に突きつけられている気がする。自分自身で武士であることを否定してしまうように思います。
元々の武士である新見さんや山南さんはちゃんと切腹したじゃないですか。そういう事例があるが故に「ああ、結局は身分を越えられなかったんだな」っていうか…。
会津は子供の頃から切腹の作法を勉強させていたらしいですし、原田さんが「作法も知らない」と言われて実際に切腹してしまった経緯などと照らし合わせると、成る程なぁと思わせます。扇子腹かどうかはともかく、「切腹を許されながら、その作法を知らない」っていうのはすごく惨めになっちゃうものなんですね…。
ひいぃ〜、介錯失敗ネタが出た〜(滝汗) この話、私にとって非常に苦手な話なんですよ。介錯って「楽に死なせてやる」為の役目でもあるわけじゃないですか。ギロチンと一緒で、必要以上に苦しめることがないようにって面があると思うんです。名誉を護られるべき者に対しての死なんだし。それなのに、のたうちまわって死ぬことになるなんて…新撰組関係では残酷な話っていっぱい出て来るんですけど、この話だけはダメなんですぅ(涙)
河合さんの「飛脚はまだですか?」「もう五つ数える間だけ待ってもらえませんか」っていう台詞が辛いです。で、普段だったら許さないであろう土方さんが許すでしょ?これがまた悲愴感を煽るんだわ。井上さんの言うとおり「誰もお前に腹を切らせたいとは思っていない」んですよね。
近藤さんの身請けの代金がどうの…っていう説は流石にN◎Kでは採用できなかったようですな。私としてはいまひとつ納得いかない説ではあるんですけど、こういうドロドロも実際にはあったんでしょうね。
土方さんが局長の座の前で「勝っちゃん…」って呟いたり、柱に頭を打ち付けてたり…谷さんの前で胸の内を吐露するのは止めてほしかったけど(苦笑) この状況で「俺の留守中に!」なんて近藤さんが怒ったりすると…私が怒るぞ!!
最近、沖田さんが捨て鉢な感じ…それが「うん、良いね!」と思ってしまう私は非常に鬼畜だわ(苦笑)
でも、受け入れがたいものに対して苦悩して抗おうとする沖田さんっていうのが良いんですよ。何もかも悟りきって「残り少ない生命を新撰組に賭けるゾ。えいえい、おーっ!」っていう能天気な沖田さんはつまんないですよ。せっかく藤○総司なんだもん、苦悩とか荒んだカンジとか、しっかり演じて欲しいなと思うの。「死にたくない」って足掻いてほしい。だから、河合さんの切腹に同情できない彼の反応が良いなって思う。死に切れずにいる河合さんに誰よりも早く止めを刺したのは、同情はできなくても冷酷にはなれないからなんじゃないでしょうか。ある意味、彼をフォローしたシーンだったと思います。
そんな悲愴感が漂う中、孝庵先生との「藪医者!」「藪患者!」の子供っぽい遣り取りが妙に好きです。
【大河の間歇泉】
管理人:「お?ポチ、反抗期か?」
(河合さんの介錯を断ろうとする斎藤さんに対して)
いや、少なくとも大河設定の斎藤さんが、好きで介錯をしているとは思っていませんが。「俺のせいだ」発言の多い彼のこと、夢に魘されるくらいはありそうです。犬は自分の行動を夢で反芻する動物らしいですからね。
土方さんのお願い(チガウ)をハッキリとではないにしても断るなんて…反抗期だとしか思えん(激しくチガウ)
だけど土方さんのことを大切に思うあたり、やっぱり忠犬斎藤さんなのよねv
実際のところ、上からの命令をやんわりにしても拒絶できたものなんですかね?度胸をつけるため、遺体を斬らせたり、介錯させたりしたっていう話も聞きますが…度胸をつけないといけない初心者に担当させたってことは、うまく介錯できないケースが結構あったってことですよね?(ぞぞーっ・涙)
【今週の地下水】
兵学書が50両もしたわけですが、本当にあれくらいしたのかはともかく、書物というのは高価なものであったようです。
まだ試衛館が舞台だったころ、山南さんが近藤さんに本(日本外史でしたっけ?)をお土産にしてたことがありましたよね。これ、けっこうなお土産だった可能性が高いんです。
天保13年、加賀藩での例ですが、武家の嗜みである四書五経の『四書』(「礼記」中の大学・中庸の2編と、論語・孟子の総称)セットが銀55匁で買い取られています(借財返還の為)。現代の感覚に換算すると銀1匁が約4千円(一ヶ月あたりの収入から換算)だそうで、約22万円くらいということだそうです。現代でいうと専門書を買う感覚でしょう。医学書とか、○○文庫とか(文庫本じゃないですよ。時雨亭文庫とかのことね)。この例では銀75匁が金1両らしいので、店での購入ということになると金1両くらい払うことになった可能性は大ですね。広く出回っていたであろう四書でこの値段ですからねぇ。
同時期に、次のようなものが売り払われています。(新潮新書『武士の家計簿』より抜粋)
売却品目 |
数量 |
代銀(匁) |
現代感覚(円) |
売却品目 |
数量 |
代銀(匁) |
現代感覚(円) |
四書正解 |
|
55.0 |
220,000 |
蒔絵吸物椀 |
10 |
26.0 |
104,000 |
机 |
1脚 |
8.0 |
32,000 |
小くら袴地 |
1具 |
27.0 |
108,000 |
丸あんどん |
|
7.0 |
28,000 |
小倉裏付袴 |
1具 |
15.0 |
60,000 |
見台 |
|
1.0 |
4,000 |
下緒 |
1筋 |
5.0 |
20,000 |
江戸紬 |
1反 |
35.0 |
140,000 |
地黒小袖 |
1つ |
155.0 |
620,000 |
薬缶 |
1つ |
18.0 |
72,000 |
紅縮緬小袖 |
1つ |
105.0 |
420,000 |
赤絵徳利 |
1つ |
7.5 |
30,000 |
小紋小袖 |
1つ |
50.0 |
200,000 |
小袖箪笥 |
1つ |
50.0 |
200,000 |
袷小袖 |
1つ |
60.0 |
240,000 |
全体として、衣服や什器等は現在よりも高価だったようです(但し、地黒小袖と紅縮緬小袖は婚礼衣装と思われる)。
まぁ、現在はアジア圏で安く作ってもらってるお蔭で色々な物を安価に入手できる訳ですけども。現代の買物感覚だと、ブランド物を買う感じでしょうか?だからこそ古着屋・古道具屋などのリサイクル業が盛んだったり、代々の物を大切に使ったりしていたんでしょうね。
時間も場所も違うので、そのまま新撰組の面々に当てはめることはできないと思いますが、博打で負けた際に着ている物を差し押さえられるのには古着でも高く売れるという背景があるのではないでしょうか?
今回の大河で「50両」というのはキーワードなんでしょうか?清川さんに取り入る為に土方さんが捨助を騙して準備したのが50両、西本願寺の寺宝を損なった詫び料が50両・・・斎藤さんがつねさんに借りたのは5両だけどね。 |
2004/09/29 |
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2004年9月19日(日) |
第37回『薩長同盟締結!』 |
良順先生の健康診断だ〜v 実はけっこう好きなエピソードだったりするのです。
でも!何で土方さんの「兵は迅速を尊ぶ」ネタが盛り込まれてな〜い〜の〜(泣)
『仕事が速い土方』の見せ場なのにー!それに、豚飼ってよ、豚!屯所豚!屯所鶏もね!エピソードとして非常に面白いと思うんですけど!
そうか、壬生心中は土方さんの創作か…って、心中はかなり外聞が悪いと思うんですけど(汗) 壬生心中って、かなりのスキャンダルだと思うんですよね。準幕臣と、朝敵である長州藩士の未亡人との心中だもの。
“心中”が持て囃された(流行した)時期ってのがあったようですけど、幕府は美化されるのを良しとしなかったためにこれを禁じて、公的には相対死と称したんですもの。確かに国民に流行りで自殺されちゃ叶わないでしょう。
吉宗の時代でしたか、忠の字を上下にばらしてひっくり返すと心中になるってんで「けしからん!」ということでこの呼称すら禁じたと言うことなんですけどねぇ。新撰組の立場としては非常にマズいと思うんだけどなァ。敵討ちに遭って相打ちって言うのと、外聞としてどっちがマシなんだろう?
でも、真相が未亡人の敵討ちっていうのはすんなりと受け入れられました。この解釈は良かったと思います。
近藤さん、公私混同も極まれりって感じですね。前回の寺田屋探索時はお登勢さんの気風と張りに免じて見逃したと取れたけど、今回は「借りを返す」ですか!? その借りって、深雪太夫身請けの際のゴタゴタでしょ?前回のは武士の情けだろうけど、今回のは究極の士道不覚悟だと思うんですけどね。そもそも「長州と関わりの深い寺田屋に借りを作るような行動をとった」ということが既に問題だと思う。松原さんが未亡人の所を訪ねるより拙い行動だと思いますよ。N◎Kとしてはお綺麗な近藤さんを描きたいのでしょうから、あらゆる面で清廉潔白にしとかないと。そういうトコの辻褄を合わせないから破綻してきちゃうんだと思うんですよね〜。
土方さんが歩くと、すすーっと隊士たちが道を開けたり、隠れたりしちゃったでしょう?土方さんや沖田さんには悪いけど、「うぉ!これぞ鬼副長!」って感じで…ツボでしたv
やっぱり京都時代の土方さんはこうでないとさーッ!そうでないと、沖田さんや斎藤さんが皆が恐れる鬼副長に平気で接しているってのが生きてこないもーんvv(そんなこと言うお前が鬼じゃ…)
【大河の間歇泉】
管理人:「問題児三人組?」
(寺宝の軸を破った者を「お前たち以外、思いつかなかった」と言う近藤さんの発言に対して)
平隊士よりも落ち着きがない幹部隊士(汗) こんな幹部の部下がちょっと気の毒に思えました(笑)
50両ってかなり大金だと思うんです。原田さんは幹部だからそれなりの額を貰っているとは思います。結婚後、おまさちゃんに10〜15両を渡していたって話がありますよね。5両/月返済って、かなりの割合になりますねェ。そろそろ結婚が控えてますでしょ?西本願寺に移って間もなく…だそうですもの。おまさちゃん、借金抱えた男と結婚するのは大変ですよね(笑)
…だけど、何で破れてることが判ったんだろう?そうそう判るものでもないと思うんだけど…発見者も宝探ししてたんだったら笑えますね。
管理人:「は?今、何とおっしゃいました?」
(土方さんが松原さんのことを「忠司!」と呼んだのに対して)
隊士を名前で呼ぶことはないように思うんですが(汗) 土方さんは「公では姓や役職で呼ぶ」というイメージが、私の中で固定化されているのは確かなんです。でもね、新撰組の土方という人は武士であろうとしていたわけでしょう?名字帯刀ってことにも拘りがあったと思うの。いくら上司とは言え、組長の立場にある人を皆の前で名前で呼ぶっていうのは失礼なんじゃないかしらん?
【今週の地下水】
お幸さんの「私は後添い、沖田さんが近藤さんの息子」発言には激しく違和感を覚えますが、とりあえずそれは置いといて。お茶の準備をするお幸さんに疑問を抱く管理人です。
お幸さんは奥さんじゃありませんよね?現地妻でもない。前にも書きましたけど、お妾さんなわけ。しかも太夫だった、つまり幼少時は引込禿だったわけです(新町でもこの称で良いのかな?)何が言いたいのかと言うと…「お幸さんに家庭的なことを望んではいけない」ってことなんです。
そもそもお妾さんに望まれるのは、家庭的な雰囲気ではないはずなんですよね。旦那さんをリラックスさせることが仕事。家庭的な…悪い言い方をすると糠みそ臭さを望まれて囲われているのではないと思うのね。それよりも夢心地にしてあげるほうが大事な仕事だったんだと思うの。「家庭的な雰囲気で尽くしてもらうと寛げるだろう」っていうのは現代の感覚なんだと思うのね(私もその感覚から抜け出せない一人なんだけど)。そういった雰囲気は奥さんから得られれば…というか、本宅で味わえば良いことですからね。
そりゃ例外もあったでしょうし、近藤さんの場合は本宅が離れていますけど、彼女が太夫であったが故に家庭的な雰囲気で寛がせることは無理だったと思うの。引込禿は金の卵として楼主夫妻のもとでおっとりと育てられ、日々稽古事に励むわけです。つまり、家庭的な仕事なんて殆どしたことないと思うの。これは太夫に限ったことではなく、歴史上では極最近まで良家の奥様方は台所には入らなかったらしいですけどね。だから良家に家庭の味ってのはなかったはずなんだそうな。ま、茶ァくらいは入れられたかもしれませんが…肝心の湯を沸かせたかどうか。薬缶や鉄瓶を火鉢にかけることは出来るでしょう。でも火を熾せたかどうかが非常に疑問なの。アウトドア経験者なら解ると思いますけど、薪や炭に火を熾すのってガスコンロに火を点けるような訳にはいかない。当然、マッチやライターだってない。火打石を使ったり、種火をとっておいたり、水を汲んできたり…およそ生活を成り立たせていく上で必要最低限のことを彼女ができたのかどうかが疑問なんです。そういったことを身に着けるには、身請けされてからの日が浅いわけですし。・・・しかし、あの菓子の盛り方は酷いわ。絶対、太夫だった人のセンスじゃないと思う(苦笑)
そんな理由から、あの休息所には絶対に女中さん等の使用人が必要だと力説したい管理人でした♪…大河ドラマでそこまでリアルに描けないかもしれないですけどね(苦笑) |
2004/09/29 |
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2004年9月12日(日) |
第36回『対決見廻組!』 |
今回も面白みに欠ける回でした。おわり…っていう訳にもいかんか。いや、別にそれでも良いんだけど。
見廻組との対決っていうより、新撰組に対する佐々木さんの嫌悪感が描かれているだけのような気がします。新撰組と見廻組、下っ端は縄張り争いで仲が悪かったけど、幹部はけっこう仲が良かったっていう記述を何処かで見たんですが…本当かな?
西本願寺屯所はロケを行ったようですね。建物が立派でした。その分、セットのちゃちさが目立ちますけど(汗)
現在、集会所は姫路の亀山本徳寺に移築されているとの事。残念ながらまだ訪ねたことがなく、是非とも参拝してみたいお寺さんです。どういうお寺さんなのか不勉強なのですが、西本願寺の建物を譲り受けるくらいですから、真宗の中では大きいお寺さんなのでしょうね。
やはり歴史を動かす男なのか、滝本捨助。祗園を火事にしたのはアンタかね。都合良すぎって感じもしますけど。火事を出すってことが如何に重罪であるかがほとんど表現されていないのがちょっと引っかかります。ま、ドラマだから仕方ないですかね。
大石鍬次郎、とうとう出てきましたね。だけど、単に弱い者苛めをする不良の兄ちゃんって感じで、凄みというかイっちゃってる感じがないなぁ。ところで、何で周平を苛めてるの?やっかみ???何か、良く解らん。
【大河の間歇泉】
管理人父:「そりゃ、こいつは断らんだろう」
(宝探しの誘いに乗った原田さんに対して)
管理人母:「最初から人(原田さん)を選べば良いのに」
(宝探しの誘いを断られ続けた沖田さんに対して)
…ごもっとも(汗)
宝探しって…別に隠してあったわけじゃないじゃん(苦笑) で、このエピソードは何か意味があるんでしょうか?
管理人:「ついでに斬ってしまえよ」
(捨助の覆面だけを切る沖田さんに対して)
覆面だけを切る腕がどうのじゃなくて。斬ってしまうもんじゃないですかね、普通。覆面しか斬れなかった、というのは嘘っぽすぎるぞ。
見廻組との諍いとは関係ないところで逃がしてしまった訳でしょ?ダメダメじゃん〜。
で、天狗の正体が捨助だと判明しての感想が「不思議な人生を歩んでいるんだなぁ」という局長、どうよ?もうちょっと緊張感のある感想にはならなかったのか(涙)
【今週の地下水】
佐々木さんが担当区域の割り当てを考えるなんてあり得ないように思うんですが。
大河の描き方だと、京都の治安維持を行っていたのは新撰組と見廻組の2組織だけに見えますよね?だから佐々木さんが近藤さんに割り当て案を出しても別におかしくないように思えますけど、治安維持のメインは京都所司代じゃないでしょうか?手が回らないからって言うんで京都守護職が追加されたわけで、新撰組と見廻組はその配下ですもんね。佐々木さんが構想を練ったにしても、会津に奏上したように思います。
手元に慶応2年(西本願寺へ移転の翌年、不動堂へ移転の前年)の京都巡回地域割当地図があるんですが、それを大路等でざっくりと区切って記述してみます。あくまでもざっくり、イメージ程度で捉えてくださいね。
組織 |
北端 |
南端 |
東端 |
西端 |
施設等 |
京都守護職 |
鞍馬口通 |
四条通 |
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寺町通 |
金戒光明寺、祗園 |
京都所司代 |
鞍馬口通 |
下立売通 |
寺町通 |
堀川通 |
禁裏、仙洞御所、京都守護職邸 |
見廻組A |
|
下立売通 |
堀川通 |
紙屋川沿い |
見廻組屯所、北野天満宮、晴明神社 |
御定番組 |
下立売通 |
蛸薬師通 |
寺町通 |
西大路通 |
二条城、京都所司代邸 |
見廻組B |
蛸薬師通 |
五条通 |
寺町通 |
千本通 |
四条通、錦小路通、壬生寺 |
新撰組A |
五条通 |
|
西洞院通 |
千本通 |
西本願寺、不動堂村、東寺、島原 |
所司代組 |
五条通 |
(京都駅) |
鴨川沿い |
西洞院通 |
東本願寺 |
新撰組B |
四条通 |
七条通 |
|
寺町通〜鴨川沿い |
清水寺、建仁寺、高台寺 |
見廻組A |
京都所司代 |
京都守護職 |
御定番組 |
見廻組B |
新撰組B |
新撰組A |
所司代組 |
調べてみて解ったんですが、新撰組の担当は御土居の際〜外の地域になっています。つまり、郊外が担当だったってことでしょう(苦笑)
そういう意味では、やっぱり見廻組の方が重要地域を担当しているように思います。
新撰組が担当した2地域の間には所司代組および見廻組の担当地域があります。当然、屯所がある新撰組A地域から新撰組B地域へ行くにはいずれかを通り抜けなければいけませんよね?ここを通る時に不逞浪士を見つけたらどうしてたんでしょう?
担当外でも追いかけたんでしょうか?それとも担当外だから放っておいたんでしょうか?現代の感覚でいくと前者なんですが、後者ではないとも言い切れないような気がします。敵対する組織が、同じ店(流石に座敷は別)で同時に飲み食いすることがあったっていう話ですからね〜(笑)
律儀に七条以南を迂回してたりすると、更に笑えますね…。 |
2004/09/15 |
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2004年9月5日(日) |
第35回『さらば壬生村』 |
何て言うか…全体的に平坦な構成で、前回のコメディーの方がマシって感じ…。あらゆる方面での面白みに欠ける回だったように思います(酷評でスマンな)
今回のエピソードって、もっと面白く表現できたと思うんですよ。すごく勿体ないな〜。
ハタキはやはり密書でしたねv 捨助、再配達はしないつもりなのか?何が書いてあったんでしょう?薩長同盟に絡む気配ですが…。
しかし、壬生心中にまで捨助が絡むとは露ほども考えていませんでした。この大河に登場した人物の中で一番の歴史を動かした人物かもしれん。
なんか泥臭い岩倉さんですね。農家のおっちゃんかと思いましたよ。ま、隠遁中の浪人・公家バージョンなわけですけどね。500円札ネタ、どれくらいの人に通じるのかしら?(ドキドキ)
公家さんにとって、髷を人に見られるのってすごく恥ずかしいことなんだって聞いたことがあるんですが…裸体を見られる程に恥ずかしいことで、奥さんとかにしか見せないらしい。だから、病床でも人(見舞客)に会う時には烏帽子を着けたって聞いたんですけど。時代が違うのかな?
沖田さんとひでちゃん、なんか中途半端な関係ですよね。ひでちゃんの片思いなのか、両思いなのか?沖田さんはひでちゃんのことをどう思っていたのかが非常に気になる!みつさんへの手紙に彼女のことが書いてあったにしては相変わらずデリカシーのない接し方だし、どうでも良いと思っているにしては優しげな素振りもあるし…不完全燃焼だ。
二人に距離を置かせる為に一肌脱ぐのは土方さんなんですね。八木夫妻も色事がらみは局長より副長だって心得ていらっしゃる。いや、近藤さんは修羅場で不甲斐無さを披露した後だからかな?
あああぁぁぁ〜、ウゼぇぞ、周平ーッ!兄貴もウゼぇが、お前ェはもっとウゼぇ!ナヨナヨグズグズした奴は嫌いだッ!蹴ってやりてぇ!管理人はこういう人物が非常に苦手です。何もかもを人任せでズルい!と思うの。大人しいのとは違うでしょ。こういう彼をお気に入りな近藤さん…ヘタレ同士、気が合うのか?(暴言)
副長助勤以上の幹部隊士は個室を貰えるんですね。うふふふ〜v(意味深・笑) 沖田さんも、ポチ斎藤さんも、お部屋に副長を呼べるわねv もちろん副長も個室でしょv 当然、近藤さんはこれまで以上に立派なお部屋よねv…部屋はあるし、土方さんは居るし、休息所なんかに行かなくても良いじゃーんvv(笑)
伊東さんが西本願寺のお坊さんを誑し込む(チガウ)シーンが良かったです。やっぱ、カッシーはこうでなきゃ!土方さんとはまた違う、舌先三寸が素敵だ!(笑)
でもね〜、彼を観るとやっぱり背筋がゾゾーッとするの(泣) 何か憑いてるのか、谷○甲子太郎。
【大河の間歇泉】
管理人:「ポチ、何をボーッと見ているのかと思えば…しかも結論はそれかい!?」
(暴れる捨助をみて「出来る」と呟くポチ斎藤さんに対して)
もしもーし?敵を前にして何もしないなんて、飼主副長の耳に入ったら切腹ですよ〜?
すっかり天然ボケ系お笑いキャラが定着している彼、もういっそこのままそのキャラクターを貫いてください…。(お笑いキャラに期待してたクセに・笑)
土方:「…士道不覚悟」
(自分の為に監察を動かして、お幸さんの妹を探そうとする近藤さんに対して)
腐女子視点を除いても、近藤さんの台詞は士道不覚悟でしょ!私事で監察を動かそうなんてとんでもない!お幸さんの方がまともな事言ってるよ…私だったらこんな上司には付いていけないな。それこそ建白書を提出しますぜ!公私混同、腐った役人と同じことをしているじゃない。
史実の土方さんなら真っ先に窘めそうだけど…大河では局長の私用で監察が動かされるんだろうなぁ。で、お幸さんの死ぬ直前くらいに姉妹が再会するの(溜息)
しかし、副長に嫉妬するお幸さんって一体!? 幕末の腐女子なのか?(そういうお前が腐っとるわ!)
管理人:「挨拶回りは良しとしても…新屯所移転記念手拭?」
(河合さんがどちらの手拭を挨拶回りに使うかを近藤さんに相談するシーン)
そんなこと、局長に相談するなよ…。局長のラクガキを使っているから?著作権?
限定○本、先着順にお分けしております!…って、現在なら喜ばれるかもしれませんけどね。妙にお土産物くさい手拭でしたね(苦笑)
副長使用済手拭とかは候補になかったのか?需要が高そうなんだけど(笑)
餅でも配ったほうが印象が良かったんじゃないかなぁ?(屯所餅ニ非ズ)
管理人:「山南さんに託けて女を囲うなよな」
(事あるごとに山南さんと明里さんを引き合いに出す面々に対して)
何か、山南&明里カップルが出しに使われている気がします。確かに山南さんが明里さんに救われた面ってあると思うんだけど、話題として妙にしつこくないか?
「山南さんが女を落籍させたんだから、俺たちも」みたい感じがしませんか?責任と言うか、自主性がないよ。好いた女を落籍せる時くらい、四の五の言わずに気持ちよく請け出せよ!特に近藤勇!
【今週の地下水】
深雪太夫…お幸さんって、近藤さんの奥方ではありませんよね。定義はちょっと良く解らないんだけど、少なくとも側室ではないと思うの。側室っていうのは正室に継ぐ妻じゃないですか。ある程度、公にできる存在だと思うのね。だけどお幸さんは違うでしょ。やっぱり、彼女の立場は妾ですよね。そのあたりを隊士たちが心得ていないってのは解せない。前回、土方さんが比喩的に「側室の一人くらい…」って言ったのと、今回の酒宴での遣り取りとはニュアンスが違うはずだと思う。
「愛人を持つなんて、近藤さん、フケツ〜!」だなんて言う程、初心じゃないんです。まぁ、同じことをする現在の男性を肯定する程、達観してもいませんが(苦笑)
正室と側室、愛妾との区別って、きちんとされてたと思うの、男性側も、女性側も、そして周囲も。正室・側室は妻だけど、愛妾は違うでしょ?妻と妾を混同するのは、妻に対する侮辱、引いては近藤家に対する侮辱だと思う。それに、局長の愛妾を宴席に呼ぼうって言うのもすごく失礼な話だと思うなぁ。公の場である屯所に呼ぶなんてあり得ないと思うし。
「立場」とか「分」ってそれぞれにあって、愛妾は旦那さんをリラックスさせるのが仕事。廓で不特定の男性をもてなしていたのが、妾宅で特定の男性をもてなすってことになっただけだと。極端なことを言うと、自分を囲っている男性を好きかどうかは解らないと思うのよ。だって、ビジネス…愛人稼業なんだから。もちろん、相愛の関係だってあったと思いますけどね(その程度の夢は見たいよ・苦笑)。 |
2004/09/09 |
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2004年8月29日(日) |
第34回『寺田屋大騒動』 |
はい、確かに大騒動でしたね。修羅場でしたね。取り敢えず、叫ばせて下さい。
な、な、なんじゃ、こりゃぁぁぁ!?
確かに大笑いしたさ。
つねさんは可愛らしかったさ。
ポチも撫でてやりたいほど愛くるしかったさ。
平助も元気そうで良かったさ(多少の屈託は抱えてそうだけど)。
先週が非常に重たい内容で、来週もそんな感じだから、今回くらいはライトに行こうと思ったんだろうけどさ(涙)
選りにも選って、舞台は寺田屋ですか。しかも桂さんまでやって来ますか。…恐ろしくご都合主義でございますね。そもそも桂さんを出演させる必要がどこにあったと言うのですか?
つねさんはともかく、みつさんはもうええっちゅーに、観てると非常に疲れるから!今更、「何で二人が京都に来るの!?変だわッ!」なんて言わないけどさ…(T_T)
あのハジケっぷりは一体なんなんですかぁぁ!?
私は大河ではなく、某HRを観ていたのでしょうか!?
先週分の感動を返して下さい(私の純情を返せってカンジ?)
冒頭でしんみりした雰囲気に浸った私の立場は!?(そんなものはどうでもよろしい)
山南さん、貴方が死を賭して守ろうとした新撰組というのは、こんなコメディ野郎集団だったんです(涙)
…彼のご冥福を祈らずにはいられなかったのは私だけですかー?(号泣)
寺田屋大騒動って言うと、お龍さんがお風呂から飛び出して坂本さんを逃がす話になるのかと思ってましたよ。別にそういう点では裏切られても良いけど、まさか寺田屋狂詩曲になるとは思いませんでした。そもそも今回の話の必要性はどこにあるというのだ…。いや、コメディーとしてはベタながら面白かったと思うけどね(涙) 管理人母は「皆、それなりにありがとぅー!」がお気に入りらしいです…。
斎藤さんのくどい程の「俺の所為だ」発言、あれは今回の為に繰り返されていたのかもしれません。もしかして、天丼なのか?
いつになく表情が豊かで、尻尾があれば間違いなくプルプル振られていたでしょう…つねさんが伏見に向かうまでは。その後は尻尾は垂れ下がったままですね。羽織の紐を触りながらイジケる姿が爆笑を誘いました。
【大河の間歇泉】
管理人:「ありゃ、お金を取りに行ってたのね」
(つねさんの前から走り去って、戻ってきた斎藤さんに対して)
巡察から帰った斎藤は、目の前に座る女性にどこか懐かしさを感じた。
(どっかで見た)
悩む斎藤。必死に仔犬の頃過去の記憶を辿る。
(ぜったい、ぜったいにどっかで見た)
必死な斎藤。記憶は江戸にいた頃へと遡り・・・
(思い出したッ!)
思い出したのが先か、体が動いたのが先か。気がつくと、斎藤は部屋から飛び出していた…。
いや〜、飼主土方さんのトコへ御注進に走ったのかと思いましたよ。慌てて走っていったように見えたんだもん。いや、確かに慌てて走っていったのですが。返金のためでしたか。
管理人父:「こいつは律義者だなぁ」
ええ、忠犬ポチですから!(笑) 例え結果が旦那(近藤さん)を窮地に追い詰めることになろうとも、ポチは律儀でなくてはならないのです。それがポチなのです!
土方:「源さん、皆が見てる前じゃイヤだッ」
(取っ組み合いで土方さんに馬乗りになる井上さんに対して)
土方さんに襲い掛かる井上さんvv(ある意味、正しい表現) サービスショットかと思いましたよ(笑)
しかし、深雪太夫を抱きしめて井上さんを見遣るトシさん、すっごく目つき悪ィな(笑)
「この女は俺を追ってきたんだ」なんて格好付けて言ってるとホントに来るんと違いますか、戸塚村あたりから。
管理人:「頼むからトシさん、鼻血拭いて(涙)」
(鼻血を垂らしたままカッコつける土方さんに対して)
何か、奇妙な痛々しさがあって…鼻に詰め物してくれてる方が良かったな、と(ヲイ)
【今週の地下水】
深雪太夫に「こっちには花魁はおりません」って言わせてましたねぇ。N◎K、島原との関係修復を図ろうという魂胆でしょうか?それとも「どっちでも同じこと!」というミツさんの台詞で、更に喧嘩を売っているのでしょうか?・・・まぁ、深雪太夫は島原でも吉原でもなく、新町の人らしいですけども。
私のような素人から見ても(昨年に引き続き)太夫の描き方がいい加減ですもん。そりゃ、島原の方も怒りますって(苦笑)
新撰組が活躍した頃(幕末)には吉原に太夫という位は存在しなかったようです。対して、花魁と言う呼称はあったみたい。太夫が格付けのひとつであるのに対し、花魁は呼出や昼三など複数の格付けを一括りにした総称のようです。高級遊女って言うようなものなのかな?(ボチボチ勉強中…吉原はともかく、新町・島原に関する資料が手に入らないので進みやしない。どなたかご教授くださいまし)
島原が娼妓の街となるのは明治に入ってからのことだそうです。これは昭和になって廃止されるわけですから、色町としての歴史は浅くて僅かってことになりますね。
吉原も元吉原の頃は上流の武家相手だったので、教養のある女性中心の文化サロンとしての機能があったようです。私達が連想する吉原は新吉原で、こちらは町人相手の色町として発展したみたい。幕末の吉原は新吉原です。新吉原は…ホンマ、苦界ですわ。花魁であっても、お歯黒どぶを生きて越えるのは奇跡に近いですね。年季なんて絶対に明けない仕組みになってるもの(滝汗)
私見なんですが…江戸(吉原)・京都(島原)・大阪(新町)は各々に町としての特色がありますでしょ?男女の比率は違うし、武家・公家・町人の構成比だって違う。当然ながら文化が異なってくるから、遊女に求められた職業内容も微妙に違ってきたんじゃないかと思うのね。それが各々の街の特性として表れたんじゃないかなァ。
現代の感覚で言うと遊女=売春婦っていうイメージがありますけど、実際は違うと思うの。どの街にも「文化サロンの女主人」的な上級遊女もいれば、いわゆる売春婦である下級遊女もいたと思うのね。上級遊女が全く春を鬻がなかった訳ではないと思う。性に対する感覚も違っていたと思うし。ただ、上級遊女が色を売る以外にお客を楽しませるカード(教養や技術)を山ほど持っていたのに対し、下級になればなるほど売春っていうカードしか持っていなかったんじゃないかな。同じ街であっても、仕事内容が全然違ったと思う。当然、求められた役割もね。“遊女”で一つに引っ括っちゃうこと自体に無理があるのかもしれません。尤も、非なるものとも言えないと思いますが。
花街と色町、どちらを中心とした街であるかを見分けるポイントとして、その街に歌舞練場があるか否かというのがあるそうな。前者は芸事を披露する芸舞妓を育成する為に必要、後者は娼妓を主として構成されているから不要。この歌舞練場での稽古の成果を披露するのがお座敷であり、○○踊り(都をどり、鴨川をどり、等々)になるのだそうです。
因みに、太夫道中(島原)で踏むのは内八文字、花魁道中(吉原)で踏むのは外八文字だそうです。前者は太夫が客の待つ揚屋へ向かう道中であるのに対し、後者は花魁が客を茶屋へ迎えに行く道中なんだそうな(吉原では揚屋制度が絶えてしまった為)。調べれば調べるほど、両街の違いが出てきます…嵌まるわ〜(苦笑) |
2004/08/30 |
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2004年8月22日(日) |
第33回『友の死』 |
「もう、この笑顔には会えない」…ちくしょォ〜、始まる前から煽るんじゃねェェェ〜(涙)
ビデオのセットがギリギリになっちゃって、20時になる前からN◎K総合にチャンネルがセットされていた我が家。当然、テレビの前にいた私。そこへ流れる今放送分の予告!…いや、初見ではなかったんですけどね。タイミングってもんがあらァな(涙)
今回は涙腺に来ました〜。私は滅多に来ないというか、来させないように努めています。湧き起こるがままの感情に任せるのも嫌いではないのですが、当然ながら冷静でいられなくなるでしょう?それがちょっと恐くて(苦笑) 感情に任せたところを誰かに見られたら恥ずかしい、とか言うのではないんです。感情が激しい方なので、そのタガを外してしまうのが恐い…っていうのが適当かな。だから冷静であるように努めたい…感情の起伏はなるたけ押さえたいんです。出来ているかどうかは別としてね。一番最初の瞬間的な発露を除いては、爆発させる時もコントロールしつつ爆発させる(笑) たとえそれが映画やドラマを観ている時であってもね。私、己の感情で自家中毒を起こしちゃうんですもん(汗)
そんな訳で一回観ただけでは巧く整理できず、頭からビデオを見返しました(感想じゃなくて感情の羅列になっちゃったので・汗)
正直、腐女子的発想どころじゃなかったですよ。予め結果を知っていても、予め放送内容を知っていても、また涙腺に来そうでした(苦笑)
ではでは、閑話休題。
結末を知っているんだけど…知っているが故になのかなァ、三谷マジックに嵌められたカンジ(苦笑)
どっぷりと嵌まり込みました。私が描きたい山南脱走と重なる部分が多いのが、同調してしまった最大の理由でしょう。
追わせる者、追う者、残される者…山南さんを取り囲む全ての者が彼を逃がそう、助けようとしているというのに、肝心の本人が逃げないと決めてしまった。結果、法度が厳しすぎると言っていた彼自身が、法度をより強固な形に完成させてしまいましたね。
先週の「あいつは逃げたんだ」っていう土方さんの台詞、あれは的を得ていると思う。そして「(不満があるわけではなくて)疲れたんです」っていうのは山南さんの本音でしょう。おそらく切腹を決意することによって山南さんはどこか楽になれたのだと思う。勿論、死にたかったわけではないでしょうし、心残りはあったでしょう。でもね、脱走すること、死を選択することで、近藤さん、土方さんと自分の3人で負うべきものを2人に押し付けちゃったのは事実だと思う。そしてそれに彼自身も気付いていたと。
そしてね、土方さんを追い詰めちゃったね…一人にしちゃったね。反対意見を述べてくれる山南さんがいるからこそ、土方さんは「山南さんはああいうけど、そういう訳にはいかないんだよッ」っていう、どこかで自分を説得・納得させることが出来ていたんだと思うの。山南さんの存在が、自分自身に対する言訳だったと言っても良い。僅かながらでも、苛烈な決断を下す際にガス抜きができていたと思うのね。ところがそれさえ出来なくなってしまった。これってかなりシンドイよね。
八木さんや隊士たちが山南さんの助命嘆願しますでしょう?それだけ山南さんは皆から慕われていたわけで、新撰組の柔らかい部分を担当していたんだと思うのね。土方さんが切腹しなくてはならなくなったとしても、皆、特に一般の隊士たちは山南さんの時ほど嘆願しないように思う。土方ファンとしてはそうあって欲しくないですけどね(苦笑)
助命嘆願は基本的に土方さんに対して行なわれたでしょ?最終的な決定権を持つのは近藤さんであるにも関わらず。あれがね、私は辛かった。「土方さんが山南さんを殺す」っていう図式が出来上がってしまっているんだもの。
土方さんが追い込まれて、追い詰められて、雁字搦めにされて…でも逃げられなくて、すべて正面から理路整然と却下していかなければならなかったのが非常に辛かったです。土方さんの孤立が際立っていました。山南さんの切腹に武田さんは賛同するけど、これって土方さんへの情は絡んでないでしょ?だから土方さんの救いには繋がらないんですよね(いや、組織としては情を絡められては困るんですが)。
明里さん、良い女だなァ。泣かない「出窓の別れ」、巧い表現ですね。山南さんが彼女に惚れる経緯ってのは唐突でしたが、「山南さんは明里さんに救われていたんだなァ」と思わせる別れ方でした。
山南さんって真面目一徹でしょう?全て教科書どおりじゃないとダメ、常識に捕らわれた発想の転換が苦手な堅物さん。自分で自分に雁字搦めにされている感じがあったのね。この時季には咲かないはずの菜の花を見せられることで、常識や学問と違っても良いんだってことが腑に落ちたんじゃないかなァ。死に向かうにつれて、どんどん身軽・気楽になっていった気がする。「一体、我々は何をしているのか?」っていう悲壮感が消えて、「あぁ、私の生き方も捨てたものじゃないね」っていう吹っ切れた感じがするの。
死を賛美するわけじゃないけど、死に際した山南さんからは、色々なことから解放されて自由になった清々しさを感じました。もっと早くに吹っ切れていれば…ね。
【大河の間歇泉】
管理人:「源さ〜ん、良い漢すぎるよぅ!」
(謹慎している山南さんに食事を運ぶ井上さんに対して)
井上さんが膳を運んで来た時すぐ、竹皮の包みに気付いちゃったんです。何でこんな時だけカンが良いかなぁ…お陰であのシーンの初っ端からウルウルな私(涙)
皆と違って、逃げ出す状況を整えてあげるだけの井上さん。土方さんの立場や心中を慮って「逃げろ」と口にしなかったっていうのもあるんでしょうが、如何にも彼らしいじゃないですか。「逃げろ」と言えば、山南さんとしては「出来ない」と応えるしかないことを解っていたんじゃないかな…。
管理人:「うーん…(複雑)」
(山南さんを悼む伊東さんに感情をぶつける近藤さんに対して)
土方さんが伊東さんに対して毛を逆立てた猫のような反応を示すのは良いんです。でも近藤さんは違うんじゃないのかな?と思って。
私も伊東さんには「人の神経、逆なでしてんじゃねェ!」と思ったよ?当然ながら私は土方派ですから。でも「この間の悪さ、この相容れなさが伊東だよなッ」とも思うの。
伊東さんも伊東さんです!貴方、頭良いんだからさ…まぁ、天才ほど凡人とはズレてるもんだけどね。ちょっと想像すりゃ、慰めを言える状態か、それが出来る立場かどうか解りそうなものでしょ?…あの行動が嫌がらせだとしたら、最高の嫌がらせだけどね。
近藤さんって伊東さんに惚れたから、彼を口説いて入隊してもらったわけでしょ?(大河では経緯を描いてないけど)
だからこそ、参謀っていう高位を与えたわけでしょ?そんな相手に対して「あなたに何が解る!」って怒鳴るのってどうよ?近藤さんは伊東さんを招いておきながら、仲間としては受け入れていないってことなのかな?…土方さんが言うんなら納得なんだけどねぇ。いや、泣くのを堪えるので精一杯で、何も言い返せずにいる土方さんっていう演出は良いと思うんだけどね。近藤さんの感情を爆発させるトコが、ちょっと違う気がするのさ。
管理人:「そのまま抱きしめて!そのまま抱き付いて!両手を背中に回すんだ!」
(泣き出した土方さんの肩を抱き寄せる近藤さん、大人しく抱き寄せられる土方さんに対して)
一応、腐女子としては義務を果たさねば(笑) 正直、一回目の時はそんな余裕はなかったんですがね(苦笑)
山南さんの死に対し、感情を顕わにする土方さんっていうのは良かった。しかも顔をクシャクシャにして泣きじゃくっている。感情を殺したままのイメージが固定化されていたので、とても新鮮でした。
それでも副長の顔でなくなるのは勝っちゃんの前だけなのね〜v そう言えば、泣き出したのは土方さんの方が先でしょう?近藤さんは誰かと一緒に泣ける人だけど、土方さんは誰かが泣いていたら自分は泣けないんじゃないかと思うの。
沖田:「…土方さんのこと、何でそんなに知ってるんです?」
斎藤:「ご主人様だから」
(土方さんと山南さんは尊敬し合っていたと語る斎藤さんに対して)
人のことに関心がない割に、土方さんを語らせるとえらく饒舌だな、斎藤!(笑)
土方さんは皆の知らない斎藤さんを知っているし、ゼッタイに飼主とポチよね!飼主にとって、ちょっとキ・ケ・ンなポチ希望。ポチを拾ってきたのは旦那(近藤さん)だけど、懐いているのは奥方(土方さん)ってことで。…続くなァ、ポチ斎藤さんネタ。
管理人:「背ェ伸びるんなら私も欲しいな…いや、背ェ伸びなくても欲しい気ィするけど」
(石田散薬の効能を「背が伸びる」と説明する土方さんに対して)
武田さんと同レベルな私(笑) だって、せめて後もう5cmくらい欲しいんだもーん!
だけど稀に見る下戸なんですよね、私。…酒が飲めない場合は湯でも良いっていう記述を何かで見たんだがなァ。ダメかなァ。 |
2004/08/30 |
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2004年8月15日(日) |
第32回『山南脱走』 |
そーか、新撰組の天敵ライバル・鞍馬天狗の正体は捨助か!…っていうサービス内容でしたね(笑)
久しぶりに土方さんのブラックな発言が聞けて幸せ〜v カッシーと言う天敵を見つけ、冴え渡ってるねぇ、毒舌が!(笑)
「だんだん皆さんの関係が解ってきた」と言う割に、「どうして原田くんのことは無視するのですか?」と来た!伊東さん、全然ダメじゃん。そもそもの初歩が解ってないじゃん。シカトも笑いの一手法なんだよ!(チガウ)
近藤さん…土方さんを殴る前に、自分の胸に手ェあててじっくりと考えてごらんッ!沖田さんに「煩い」って言えた義理ですかッ!もう、土方さんが気の毒です。せつな過ぎる〜(涙)
組織の変容に合わせて成長していってくれないとね。土方さんはちゃんと変化・成長していってるでしょ!いつまでも皆が一緒の仲良しこよしでは組織が成り立ちませんよ。皆、いい加減に局中法度がどんな性質のものであるのかを覚えてください。頼むよ、オイ…(溜息)
沖田さんに話した山南さんへの評価を、ほんの少しでも良いから山南さん本人に話していてくれれば。休暇が欲しいという山南さんの願いを叶えてあげられたなら。どちらかだけでも実現していたら、脱走と言う結果にはならなかったのでしょうね。
休みたいけど状況が許さない、そして溜まりまくるストレス…ひィィ〜、身に摘まされるゥ〜(笑)
近藤さんの為にという大義名分のもと、土方さんが暴走・無理強いしているっていう描かれ方がイヤです。正直、不満。新撰組はあくまでも近藤さんが主体だと私は考えています。近藤さんがああしたい、こうしたいっていうのを実現していったのが土方さんなんだと思うんですよね。良くも悪くも、土方さんはbQなんです…私の中ではね(溜息)
【今週の間歇泉】
管理人:「…伊東さん、実はお間抜けキャラかも」
(入隊直後、近藤さんの部屋で配下に向かって入隊の真意を確認する伊東さんに対して)
大河の伊東さんって激しく私の神経に触るので、キャスティング成功なんだろうとは思うんです。マジで彼の姿を見たり、声を聞いたりすると背筋にぞぞーっと来る。もし私が猫だったら、彼を見る度に尻尾が膨れ上がっているに違いないってくらい。苦手だって言うトシさんの気持ちがこんなに解るとは思わなんだ(笑)
前回登場の時はここまで思わなかったんだけどな〜、不思議だな〜。
そういう大事な話は、屯所から離れたトコでした方が良い様な気がするんですよ。既存メンバーに丸聞こえなんではなかろうか?山崎さんあたりのチェックが入ってそうです。案外、抜けたことしますね、カッシー。そんな人だから、新撰組乗っ取りに失敗したのかも〜。山南さんのこと、馬鹿にしている場合じゃないですよ。詰めが甘いのは貴方も一緒なんだからさ。「策士、策に溺れる」っていう言葉を捧げます(苦笑)
管理人:「土方さんの犬ではあっても(チガウ)、法度の番犬ではないらしいな」
(脱走しようとする山南さんを見逃す?斎藤さんに対して)
見逃すっていう表現は相応しくない気がしますが、ちょっと表現が見付からないので。ご主人さまに知れたら切腹ですよ〜?
だけど、斎藤さんはいつも重要?なトコに居合わせますね。絶対、作家の贔屓ですよね!「何故かよく同僚のゴシップ現場に居合わせる」という、某長編小説のミュラー提督を連想してしまいましたよ(畑違いでゴメン・苦笑)
【今週の地下水】
捨助が桂さんから岩倉さんに渡せと言われて預かったハタキ、きっとあれって密書を短冊状に切ったもので作ってあるんでしょうね。だけどあれだけの太さがあると、けっこう読めるんじゃないかと思ったんですが…まぁ、固いことは言いっこなしってことで(まだ密書と決まった訳でもないしね・苦笑) |
2004/08/30 |
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2004年8月8日(日) |
第31回『江戸へ帰る』 |
副長からトシさんを引き出せるのは、もしかすると武田観柳斎なのかもしれない…と思う今日この頃(笑)
そんな武田さんを圧倒する個性・松平上総介さん、強烈だよな…このままじゃないにせよ実在したんだろうなぁ、こういう日和見主義者。だけど、仮にも松平姓を名乗る者がこんなんで良いのだろうか…だからこそ、日本はお先真っ暗なのね(苦笑)
ところで、会津からの命令で江戸下向なんですね。新撰組の方が乗り気で、会津を押し切ったイメージが私にはあったんですがねェ。会津公の発言よりも新撰組局長の発言の方が重い…とは絶対に思えん。容保くん、絶対に自分で上様に言ったほうが良いよ?…まぁ、良いか(良いのか!?)
沖田さんが江戸に帰りたがっていたのが、この後を思うと切なかったです(T_T)
その沖田さんよりも私を切なくしたのは、もちろん?土方さんですけども。
つねさん、相変わらず可愛らしいですねv みつさんは…もうええっちゅーねん(溜息)
瓊ちゃんは日本人離れした(笑)可愛さで、お人形さんみたいです。だから、拳骨咥えて眠らんで下さい(笑)
「何の覚悟も信念もなく、局長への謀反に加担する奴は生きるに値せん」っていう土方さんの台詞。彼の理想を垣間見る思いがしました。「自分を持たないで人任せな者」って言うのが許せないんでしょう。多分、敵対関係にある者よりも許せないんじゃないかと思います。何でかと言うと、私自身がそう思うタイプだからです(笑)
【今週の間歇泉】
管理人:「それはないでしょう、山南さん」
(土方さんの詰問に対し、「誰も唆していない」と答える山南さんに対して)
少なくとも建白書の一件はあなたが裏で糸を引いたでしょう?その台詞は、永倉さんたちを切ったってこと?これは「ズルいな」と思いました。言い訳にもなってないじゃない。
「こいつ(葛山さん)を殺したのは、俺とお前だ」っていう台詞に表現されているように、土方さんは自分の為すことに対して腹を括っている。でも山南さんはそうではないのよね。それでは絶対、土方さんを説得することなんて出来ませんよ。
斎藤:「多分、コイツ…」
(謹慎中、読書する葛山さんをジッと見ている斎藤さんに対して)
土方さんが腹切らせるとしたらコイツ。俺が土方さんだったらそうする!…とか思ってそう(苦笑)
で、副長の考えと自分の考えが一致していたら密かに喜ぶ、と。
【今週の地下水】
沖田さん、沖田さん、近藤さんにも労咳のことバレてまっせー。
ま、そりゃそうでしょう。今と違って、労咳(肺結核)はマイナーな病気ではなかったでしょうから。隠せると思うほうがおかしい。近藤さんも土方さんも、沖田さんの病気のことを知っていて、その上で彼を使っていたんだと思うんです。だから尚更、沖田さんの池田屋喀血が怪しいと思えるんですよ。 |
2004/08/30 |
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2004年8月1日(日) |
第30回『永倉新八、反乱』 |
つくづく土方さんが不憫だ…。泣けてくるよ。土蔵で一人何を思っていたのかねェ…(涙)
ところで近藤さん、
一体、どの口が「土方を理解してやってくれ」なんて言うのかね!?(怒)
元凶はアンタでしょうが!彼を最も理解できていないのは、寧ろアンタだと思うんだが?いい加減、偽善者は止せ、近藤!
近藤さんを良い人に描くのはともかくとして、その比較対象として土方さんを悪役にするっていうのが納得がいかん。あれじゃ、土方さんが近藤さんに局長の地位を無理強いしてるように見えるじゃない。建白書も「土方の独断専行に対する不満」、「土方の言うがままになっている近藤に対する不満」になっちゃってるし。副長に問題があるなら、まずは局長に対して「副長をなんとかしろ」っていう動きがあるはず。一足飛びに会津公に対して「局長をなんとかしろ」ってのは…どうよ?
実際のところ、建白書騒ぎは近藤さんが舞い上がったことに対して起こったわけでしょ?これよりもかなり早い時期に、土方さんたち試衛館の面々が「近藤さんが天狗になっちゃって困る」っていう動きを見せていることからしても、近藤さんってそういう性格なんだと思う。それはそれで愛すべきキャラクターなんじゃないかなァ(部下としちゃ、たまったものじゃないが・苦笑)。諌められてそれを受け入れるって方が、よっぽど器の大きな男として描けると思うんだけどな。
で、永倉さんは何であんなに純粋なの?(苦笑) 非常に嘘っぽい。それに「何に対して怒りを覚えているのか」がどうもはっきりしません。「副長の傀儡と化した局長の不甲斐なさ」になのか、「非情で横暴な副長の独断専行ぶり」になのか、「池田屋の褒賞額が統一されていない」からなのか。正直、大河では「皆を家臣のように扱う近藤」になってないと思うんだけどねぇ??
それから、原田さんの謹慎は(まともな武家であればある程)当然の処置ですからねーッ!
土方さんは「語るにおちる」をそのまんま演じちゃうし(溜息) 某老人主役のお茶の間時代劇でのお約束「追い詰められた悪役は、それまでの所業を問われてもいないのに全て白状しなくてはならない」を適用しなくて良いんだからさ(溜息)
いや、青臭いのが良いっちゃー良いのかもしれないけど。
でも、「いい加減、仲間ごっこは止めてくれ」には同感。武田さん言うところの「命令系統の一本化」は必須でしょう。特に新撰組のような組織には必要だと思います。幹部は気心しれた者で固まっていればテキトーで良いかもしれないけど、それでは平隊士は困っちゃう。試衛館に居た時、沖田林太郎さんが色んな人から指導されて混乱してたでしょう?あれと似たようなことになっちゃう。指示した方に悪気はなくても、複数の系統から命令を出されると現場は大荒れになりますよ。
相変わらず、会議に参加するメンバーが不思議ですよね。近藤さん、山南さん、土方さん、沖田さん、井上さん、谷さん、武田さん、永倉さん…島田さんがいるのに、どうして斎藤さんや原田さん、藤堂さんがいないの?原田さんは謹慎中だからとしても…藤堂さんは江戸下向中?それでも斎藤さんを呼ばないのは何でなの?彼の活躍ぶりからして、隊内での発言力ってかなり大きくなってると思うんですけど。まぁ、ポチは出席しても発言しないかもしれないけどさ(苦笑)
坂本さん絡みのシーンって、必要かなぁ?私は不要だと思うけどなぁ。あれに時間を割くのなら、会津に報奨金を受け取りに行くメンバー、山南さんと井上さんが入れ代わっているのは何故なのかを描いてくれい。山南さんは池田屋事変に参戦してないからって言っても、実際に受け取るまでは鳥羽・伏見の報奨金のつもりだったんでしょ?急に…不自然です。
ところでッ!秀ちゃんが帰ってきて門を潜ったじゃないですか。そしたら、そしたら、そしたら!あ、足下が撓んだァァァ?しかも歩を進める度に凹む凹む!よりによって足元をアップにするトコで!石が凹んで如何するよ…ちゃんと映像のチェックはしたのか、N◎K!?
総評:沖田×土方が来たな、と(笑)
そうなのよ、土方さんは己の欲得ずくで動くような人じゃないの。総司、皆にもっと言うたって〜!
やはり土方さんは、沖田さんの不調に気付いていたのねv 病院ですれ違った老人、「あれ?山崎さん?」と思ったら…やっぱり。トシさんの差金ですか(笑)
山崎さんは医術だけではなく、特殊メイクの心得があるらしいですね(笑)
【今週の間歇泉】
管理人:「どうせなら、梅は梅が良かったなぁ。季節が合わなかった?」
(土方さんの俳句に対する沖田さんの感想に対して)
私の一番愛しているヘタレ句は「梅の花一輪咲いても梅は梅」なもんで(笑)
そのまんまじゃんレベルは「鶯や…」より上だと思うのよねー。それともこの句には、もの凄く深い意味でもあるんだろうか?
豊玉さんって、視覚を刺激されて出来たであろう句が多いですよね。そういう意味では「そのまんま」な句だらけですね。でも、そんなトコロも好きよ〜ン(笑)
でも、俳句ネタが今頃になって出てくるとは思わなかったです。
管理人:「私もトシさんがハタキかけてるトコ、想像してたよ…」
(沖田さんに何故ハタキをかけるのかと問われ、「俺じゃねェ!」と否定する土方さんに対して)
いや、マジで(笑) 「へぇ〜、掃除するんだーv」と夢見ておりました。姉さん被りで尻端折りなんてしてくれてるとサイコー(笑)
是非とも私の部屋を掃除して貰いたい!普通は「トシさんの部屋を掃除してあげた〜いv」になるんだろうけど、あいにく私は普通じゃないんで(笑)
シッチャカメッチャカでどうしようもないのさ(汗)
斎藤:「え?え?皆、ご主人さまのトコに行っちゃうの?じゃ、オレも行っとこ〜っと」
(下座で畏まる近藤さんに転び寄る面々に対して)
一番最後に立ち上がって、一番後ろに陣取りましたね、ポチ一ちゃん。一体、どんな顔しとんの?と思ったら、けっこう神妙なオモモチ。まぁ、ニヤニヤしている訳にもいかないか(笑)
管理人:「皆、良い着物を着れるようになったんだね…原田さんは相変わらずだけど」
管理人母:「そうねぇ。原田さんだけお金ないんかな?」
管理人:「いや、そんなことはないと思うけど。トシさん、もっと濃い、暗い青系統の方が似合うと思う」
管理人母:「あぁ、そうね。濃紺が良いね。私はオダギリジョーの着物が良い」
管理人:「うん、良ェのン着てるよねー。欲しいねー」
(皆の着物を見ての感想)
着物じゃなくてドラマを観ろよ(笑)
「良い」の意味というか主語が途中で変わってるし(笑)
ウチの母娘にかかると、一ちゃんは裸に剥かれているに違いない。いや、でもホントに良いなぁと思うんです。あぁいう着物が我が家の好みなもんで♪
【今週の地下水】
山南さんが報奨金を後の為にどけておこうって提案しますけど、これって封建社会においては非常に拙い方法だと思うんです。
池田屋事件は非日常、戦場に該当すると思います。少なくとも官僚としての武家の日常ではない。つまり、信賞必罰の上に成り立つ出来事。そういう点から行くと「働きに応じて皆に分け与える」という土方さんの考えの方が武士らしいのではないかな?
何よりね、新撰組ってのは傭兵的な面があるのは否めないわけですから。「幕府からご褒美が出たんだけど、物入りだから皆にはあげない」なんてことになったら、それこそ謀反が起きますぜ?高尚な志で集まった面々ばっかりじゃないんだからさ(苦笑)
私にとって胡散臭いのは、屯所の護りを固めた者に一銭もないっていう点。私は「あの時点で動けるメンバー全てを池田屋へ投入した」のではないかと考えています。屯所の護りを疎かにしたんじゃなくて、人数を割けずに止むを得なかっただけじゃないかなァ。で、結果として討ち入ったメンバーにだけ報奨が為されたのではなかろうかと。
攻撃一辺倒で防衛面を軽んじる、そんなちょっとお間抜けな・・・可愛げのあるタマではないと思うんですよね〜、土方っていう男は。 |
2004/08/30 |
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