ブラックなトシさんv(笑) あぁいう泥臭いというか、倫理に悖る行為をしてでも…っていうのは山南さんにはできませんね。ああいうしぶとさとも言える強さはトシさんの真骨頂だと思うの。武士になりたいと願いながら、武士になりきれない部分でもある訳ですが。それを代償として、武士よりも目的に対する遂行能力が圧倒的に高い。とにかく目標・目的がぶれないんですよね。本末転倒っていうことがないんじゃないかなぁ。良い言い方をすると柔軟ってことになるんでしょうか。悪い言い方をすると手段を選ばない。
最近、「本当に土方歳三は武士になりたかったのか?」と言う疑問が渦巻いているんですよね。単純に「何か大きなことをやりとげたい」っていうだけじゃなかったかと。邪推抜きで「近藤さんを一角の人物にする」ことが目標だったんじゃないかなぁ。幕府がどうの、武士がどうのじゃなくて、「近藤勇」という男をプロデュースすることそのものが彼の望みだったんじゃ…。幕府を支えることが目標ではなかったからこそ、箱館まで戦えたんじゃないかなぁ。近藤をプロデュースしきれなかった罪悪感が「泉下の近藤に会わせる顔がない」って言う心情に繋がったのかなぁ。
【今週の間歇泉】
土方:「嘘だ、勝ちゃん絶対に怒るもん!」
(トシさんの画策に気付いた近藤さんの「怒らないから言ってみろ」発言に対して)
近藤さん、貴方はトシさんの保護者ですか(笑)
で、この台詞に対して、あっさりと白状するトシさん。惚けなきゃダメじゃんか(笑)
管理人:「おや、トシさん。頂いちゃったのね」
(トシさんがお琴さんを蔵に連れ込むシーンに対して)
この行為って口止めですよねぇ、やっぱり。しかし、「寝てやるから黙ってろ」なのか、「黙ってなきゃ、寝たことをバラすぜ」なのか。やっぱ、前者だよなぁ。
えーと、大河ではトシさんもお琴さんを好いているって設定ですよね?(違う?)
どうも、トシさんがお琴さんを好いているように見えないんですよねぇ。都合の良いように誑し込んでるだけに見える。ま、腐女子としてはそれでも良いですけどね(苦笑)
【今週の地下水】
仏教において西方っていうのは浄土のある方角ですよね。今回のサブ・タイトルを見てふと思ったんですが、最後は東(北)へ向かうじゃないですか。極楽、つまり西方浄土から遠ざかってたんだなぁと、漠然と悲しくなっちゃいました。いや、穿ち過ぎだってことは解ってるんですけどね(苦笑)
そういえば、英語の“go west”にも死ぬって意味があるらしいです。仏教思想が背景にあるのか、(米語として)西部開拓の過酷さが背景にあるのか解りませんけど、ちょっと面白いなぁと。
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