「もう十分に堪能したよね?」
「にゃ……あ?」
春菜がハッとしたのが分かった。
彼女は私の腕から逃げ出そうともがいたが、そうはさせない。
床に腰を下ろし、両足の間に座らせる。
「結局は動物なんだね。凄い乱れっぷりっていうか」
「違うっ!今のは、こんなの貰うの久しぶりだったから…」
私の前で我を忘れてしまったのを気にしているらしい。
「いーのいーの。それは別に悪くないし…けど、さっきの態度はいただけないなぁ」
私は春菜のパジャマの裾から手を滑りこませ、手のひらでわき腹を撫でてやった。
「ちょっと、やめてよっ!えと…三咲だっけ?三咲があたしを大事に扱わないのがいけないんじゃない!」
「自分の立場が分かってないみたいだね。私は春菜の飼い主、つまりご主人様なんだよ」
私は人差し指で春菜のお腹に「の」の字を描く。
「何がご主人様…っく!やだ…ぅにぃっ!」
甘く見てもらっては困る。この篠塚三咲、猫の弱点ぐらいは調べ尽くしてあるのだ。
「ちゃんと分からせてあげなきゃいけないみたいだからね。じーっくりと躾てあげる」
右手で柔らかいお腹をつっついてやると、春菜は激しく暴れだす。
猫だからもともと弱点なのに、毛が無くなった分余計に弱くなってるみたい。
「ぅあ…ちょっ!何してるのよぉ!」
「何って、生意気なペットに立場を分からせてあげてるんだってば」
私は左手で春菜の耳(猫の方ね。ちなみに人間の耳もついていたりする)をぎゅっと掴んでやる。
すると、春菜はぞくっ!と体を震わせた。
「あ、今のいい反応〜。敏感なんだねぇ」
からかうように言ってやると、春菜の顔がぼっと赤くなる。
「うる…さいっ……この、ヘンタイっ!」
何ですと。私は飼い主としての責務を果たしているだけだというのに。
「変態って言った?変態っていうのは−」
こうなったらとことんやってやろう。
「こういうことを言うんだよ」
私は右手をお腹からもっと上に移動させ、春菜の胸の蕾をつまみあげた。
「ひっ!?」
うん、いい声。春菜は私の指から逃れようと必死に身をよじる。
しかし乳首と猫耳を一緒に責めてやると、そんな抵抗もすぐに弱々しいものになった。
「ふぁ…だめぇっ!変な感じするぅ!」
それはそうだろう。仮にも女の子だから胸は当然だし…
猫耳は性感帯になるようにと、あの銃で設定しておいたのだから。
何のためって、そりゃあこういうことのために。もう開き直ったから、以降の突っ込みは却下ね。
「あれ?躾されてるのに気持ちいいんだ?春菜って、小さいくせにやらしいなぁ」
私はわざと軽蔑するように言う。
「ぅ…やらしく、なんか……ひぁん!」
猫耳をほじくり返すように指を深く差し込み、内側の壁をこする。
また、手のひらにすっぽり収まってしまう胸も、舐めるみたいなイメージで撫で回した。
「そろそろ素直になったかな。春菜、私に謝る?」
「ぁ…っく!ぜ、絶対ヤだ!あたし悪くないもんっ!」
むぅ。ちょっと驚いた。これだけやったんだから既に骨抜きになってるもんだと思ったのに。
ま、長く耐えてくれた方が好都合なんだけど。


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