「これで撮っちゃわない?別に口止めって訳じゃないけど」 その一言に、智恵は「なるほど…いいんじゃない?」と頷いてみせた。 「先輩って体ちっちゃいし、三人一緒にはやりにくいもんね。じゃ、千尋は撮影係ってことで」 裕香はそう言って奈菜の足側に回りこむと、太ももを掴んで大きく開脚させる。 「ほら、先輩。体柔らかいところ、見せて下さいよ〜」 「っ…駄目っ!撮らないでよぉっ!」 モニターには、奈菜の下半身が映された。 千尋がカメラのズームを操作すると、画面はその股間部分のアップになる。 白いレオタードは透けこそしないものの、その部分は明らかに水分を含んでいた。 「大丈夫ですよ、先輩」 もはや脅えているといってもいい状態の奈菜に、千尋が意識して優しく声をかける。 「私たち、先輩のこと大好きですから。痛くしませんよ」 「経験も無いですよね?だから中に物を入れたりとか、絶対しませんから」 背中側の智恵が、しっかりと奈菜の上半身を羽交い絞めに抱えなおす。 そして裕香は広げた奈菜の足の間に、自分の左足を割り込ませる。 「え?ちょっ、何するの?」 酷くはしないと言われてほんの少しだけ安堵したが、それでは何をどうされるのか。 思考の鈍った奈菜の頭には具体的な想像は浮かばなかった。 「あれ。この姿勢で分かりませんか?」 「私たち、たまーに三人でやってるんですけど」 「…?」 全く気づくそぶりのない奈菜が微笑ましくて、裕香はついつい笑みを洩らした。 「えへへ。これですよ」 裕香は足の裏を奈菜の股間にあてがい、軽くブルルルル…と震わせた。 「ふぁっ!?ぁ……やっ!ああぁぁぁっ!」 電気あんま。その予想だにしなかった刺激に、奈菜は裏返った声をあげる。 抵抗しようにも、二人がかりで押さえつけられていては動くことすらままならない。 ろくに体に力を入れることもできず、股間からの振動は全身に響いた。 千尋の構えたビデオカメラには、そんな奈菜の姿がしっかり捉えられている。 「先輩、気持ちよさそう…ちゃんと撮ってますからね」 「はっ……っ!ゃああっ!とめ、てぇぇ!」 最初の驚きが過ぎ去ると、振動は堪えがたい快楽へと変わっていった。 テレビのモニターは鏡の役割も果たし、奈菜に自身の恥ずかしい格好を見せつける。 「ぅあ…やだぁっ……ひぃんっ!!」 「我慢なんかできっこないですってば。ほら、だんだん強くなりますよ〜」 バイブレーションが激しくなり、足の指はピンポイントに秘部を狙う。 食い込んだ指先が体の内側を擦りあげると、奈菜のそこからくちっ、っと熱いものが湧き出てくる。 「ん?先輩、そろそろイっちゃいそうだよ。電気あんまの前にも色々しちゃったし」 智恵がふと、抱えている奈菜の体の震えに気付く。 それは電気あんまによるものとは違い、より小刻みな動きであった。