「そろそろいいかな…」
加奈は満足がいくまで胸を揉みしだくと、今度は早苗の肩を掴んで引き起こした。
「加奈ちゃん!よくも胸なんか…」
早苗は反撃に出ようとするも、胸への愛撫によって体力を奪われてしまい、明らかに動きが鈍っていた。
パニックで技どころではない早苗が、加奈を制することができる筈もない。
ろくに抵抗もできずに、腕ごと加奈に抱きしめられてしまう。
「慌てない慌てない。本番はここからだよ」
加奈は足を開いたまま体育座りになると、左足の太ももに早苗を跨がらせた。
そのまま早苗を抱き寄せ、ぴったりと密着する。
「な…何なの?」
相手が女の子でも、脈絡無く抱きつかれれば驚く。
触れ合った体からはとくん、とくん…と鼓動までもが伝わってくる。
「それはね〜」
加奈は焦らすように間を置くと、「さっきのより、もっと気持ちいいことだよ」と続けた。
「っ…エッチなのは駄目っ!離して!」
早苗は体を揺するが、更にきつく抱きしめられてしまう。
「離さないってば。それじゃ…いくよ。必殺、人間マッサージ椅子〜!」
加奈はそう叫ぶと、上半身を小刻みに震わせ始めた。
「えっ…?や……何これぇっ!?」
早苗の体中に、くすぐったいようなむずむずするような感覚が広がる。
そして加奈が腰から下―特に早苗を乗せた左足―を振動させると、
早苗は「ぁんっ!」と甲高い声をあげた。
「もう感じてきちゃったの?これからどんどん強くなるのに」
股間を下から突き上げるようなバイブレーションは、否応無しに秘部に甘い痺れを呼び起こしていく。
勿論、加奈の膝の位置は上がっては下がるのを激しく繰り返している。
その度に太ももの角度が変わり、座っている早苗の股に強く擦れていた。


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