「子どもがそんなに気にするなって…まぁ、好きにすりゃいいさ」 弘樹は右手の指で、由香のふっくらとした足の裏に触れる。 血色が良く、指を這わせるとその滑らかさがよく分かった。 爪で真ん中のあたりをひっかくと、足の指がきゅっと内側に丸まる。 「ん?足の裏弱いのか?」 「ちが…ぁふっ!や……ぁはっ…っ!」 由香は否定するが、反応をみればそこが敏感であるのは明らかだった。 「違うんだな?なら、こうしても大丈夫だよな」 弘樹は五本の指先を巧みに動かし、足の裏全体を責めたてる。 踵をなぞり、土踏まずにカリカリと爪を立て、狭い指の隙間ににまで指先を滑り込ませた。 「ぅ…きゃ…はっ……っくぅ!」 今は弘樹と正面から向き合っているので、由香は笑って崩れた顔を見せまいと必死に耐える。 ワンピースを押さえる両手は裾をきつく握りしめ、下半身はぷるぷると震えていた。 だが、そんな由香の抵抗も一時凌ぎにしかならない。 弘樹は足首を掴んでいる左手で、由香の足の甲をさっと一撫でする。 「ひっ…!」 由香は新たに加わったくすぐったさに、ひきつったような声を洩らした。 両面への攻撃に足の指は何かを掴もうとするように悶え、由香の我慢の限界が 近づいていることを示していた。 「くく……ぃひっ!っあ…はっ…」 そして弘樹が十本の指の爪を立て、指の動きを一気に激しいものにすると。 「はっ…ぁああっ!?ひあっ!やっ…きゃっははははは!」 由香はついに吹き出し、けたたましい笑い声が迸った。 「どうした?足は弱くないんだろ?」 弘樹は白々しく問いかけながらも、責める手を止めない。 両手は由香の足をこちょこちょと這い上がり、脛やふくらはぎを舐めるように撫で回す。 日に焼けた由香の足は、クーラーの効いた部屋の中でも汗ばんでしっとりとしていた。 「きゃははははははっ!やっ…ひゃんっ!ぁひっ!」 既に一度、我慢の限界を越えて笑ってしまった後だ。 様々な部位に擦りこまれる刺激に翻弄され、お腹の底から湧き出てくる笑い声を止めることができない。 自由な由香の左足はばたばたと暴れ、時折白い下着が見え隠れしている。 両手はもはやワンピースを押さえるどころではなく、床をバンバンと叩く。