(これは目に焼き付けておかないとな…) 目では下着だけを見つつ、弘樹は器用に左手だけで由香の右足を抱え込み、くすぐり続ける。 そして右手で由香の鞄を手繰り寄せ、ごそごそと中を漁った。 「確か入ってた筈…っと。あったあった」 鞄から抜かれた弘樹の手には、ピンク色の縄跳びが握られていた。 これは由香が万引きした菓子を返す時に、鞄に入っているのが目についたのだ。 弘樹は由香の両足首に縄跳びを巻きつけ、きつ過ぎないように結ぶ。 「きゃはははっ!ぁはっ…?」 いきなり下半身の動きが制限されれば、笑い続けている由香でもさすがに気付く。 「な…何これ…!?」 「何って、そりゃあ」 勿論、目的は一つだ。 弘樹はあぐらをかいた上に縛った由香の足をのせる。 「こうする為だよ」 弘樹の両手が左右の足の裏を同時にひっかくと、由香は「ひぁっ!」と体をのけぞらせた。 そのまま体勢を立て直す暇も与えず、弘樹は由香の両足をくすぐり始めた。 右足のふくらはぎを優しく撫でたかと思うと、左足の裏を激しくくすぐる。 焦らすように左足の甲を指先で刺激しながら、右足の指の間にしつこく爪を立てる。 「ぁひっ…はぁあっ!ひゃはははっはぁっ!!」 もはや由香は耐えることなどできず、ひたすらに笑い声を上げ続けた。 しばらくすると、弘樹は両足の裏に責めを集中させる。 「やっぱここが一番弱いみたいだからな…楽しませてくれよ」 指を少し触れさせただけでも、由香は「っ!」と声無き悲鳴をあげた。 そして指が本格的に動きはじめると、悲鳴は甲高い笑い声に変わる。 「ひぃっ…あはっ!や、ぅあ…っ…はははははは!!」 弘樹の指はさらなる弱点を見つけようと、足の裏を隅々まで探る。 笑い声が大きくなる場所を見つけてはその一点のみを丹念にくすぐり、由香の反応を楽しむ。