「ぅあっ…はっ……はは…あぁっ!きゃはははぁっ!」 ぐにぐにと脇腹を揉みこまれ、由香は絶え間の無い笑い声をあげて暴れまわった。 「ひぃ…っく!死ん…じゃ……ぁはあっ!」 「こんなんで死ぬわけないだろ。もっともっと笑ってもらうんだしな」 調子に乗った弘樹は、ワンピースの上から由香の体中をまさぐる。 両手は腋や脇腹だけでなく、太ももをさすり、下腹部を撫で回す。 そして胸や尻のきわどい部分をもこちょこちょと刺激する。 足の付け根を触られた時などは、特に大きく体を跳ねさせた。 「ひゃうっ…あっ!やっ……やだぁっ!」 触り方にこめられた欲望を敏感に察知したのか、由香はより一層激しく抵抗した。 「つっ!こら、暴れんな…痛っ!」 下心を見透かされたのかとドキッとし、一瞬由香を押さえつける力が緩んだ。 由香はその隙に体の向きを変え、両足で思いきり蹴ってくる。 「こら、やめ…マジ痛ぇって―っっがあぁぁっ!!」 由香の左足が偶然、弘樹の急所を直撃した。 弘樹は床に蹲って特有の激痛に呻く。 「ぁ…ごめ…」 踵に残る感触に、由香も自分が何をしたのか認識した。 「あたし……くすぐられるの、ホントに辛かったから…あの……」 由香は丸まったままの弘樹に声をかけるが、彼は小刻みに震えるだけで反応しない。 「えと…もう、暴れたりしないから…」 由香はどうしていいか分からず、何故か弘樹の背中をさすり始めた。 「それに、意味が、あるのか…?」 二分程して、弘樹はようやく突っ込みを入れられる位に回復した。 「ったく、次やったら即効警察だからな…」 その呟きに、由香は「ごめんなさい。もうしないからっ!」と頭を下げた。 「当たり前だろ。それじゃ…罰の続きだ」 弘樹は立ち直ると、早速由香の右足首を掴んでぐいっと引き寄せる。 すると右足だけ持ち上がる形になり、僅かに白い下着がのぞく。 「あっ!」 由香は慌てて両手でワンピースを押さえたが、それでも完全に隠すことはできない。