「危なっかしい奴だな。色々出してきやがって」
ラルフはうずくまるまりんの背後へと周り、肩を掴んだ。
「あっ!」
為す術もなく引き倒され、まりんは地面に尻餅をつく。
白いスカートに土が付いてしまったが、それどころではない。
今の彼女は身を縮め、生理的な欲求を押さえ込むので手いっぱいだった。
ラルフはそんなまりんの後ろに座り、無数に身につけられた暗器を外しにかかる。
「や、この…ひゃっ!どこ触って……」
ナイフにヨーヨー、さらにはスタンガンや巧妙に折り畳まれたハンマーまで。
ボディチェックが終わると、辺りには数々の武器が散乱していた。
この小さな体によく仕込めたものだ――同業者であるラルフでさえそんな感想を抱い
た。
「さてと…だいぶ体はすっきりしたな。そいじゃ、お楽しみだ」
ラルフは言いながらまりんの腕をとり、無理矢理万歳をさせる。
そして文句を言う暇も与えず頭の後ろに両ひじを纏め、
ロープを使って流れるような作業で腕を縛ってしまう。
ちなみに、その紐もまりんの装備から調達したものだ。
「この、変態っ!女の子縛るなんて頭がどうかしてるんじゃないの!?」
腕を降ろすことはできないが、まりんは首を回して噛み付きさえしそうな勢いでまくしたてる。
「わめくなわめくな。こっちの心配はいいのか?」
「うっ……」
ラルフが腹をつつくふりをすると、それだけでまりんの体がピクっと反応した。
苦々しげにラルフを睨んでいるが、その瞳には僅かに脅えの色がみえる。
ラルフはそんなまりんの態度の変化に頬がゆるむのを自覚しつつ、彼女の体に触れた。
「お…っと。そういやここはチェックしてなかったか。何か隠してたら危ねぇよな」
ごつごつとした手が上半身を這いあがり、シャツの上から胸をかすめた。
「きゃあぁっ!!」
甲高い悲鳴に、ラルフは思わず耳を押さえる。
「耳壊す気かよ。もしかして…こういうのは初めてか?」
「――!?」
返答はなかったが、まりんの顔がかぁっと赤く染まる。
ラルフはその初々しい反応に気を良くし、満足げな笑みを浮かべた。
「ほぉ…!驚きだな。いいからちったぁ静かにしてろよ。
 あんま暴れると腹叩いちまうぞ」
ラルフはどこか嬉しそうにそう言うと、まりんの胸に指をあてて軽く押しこんだ。
少々身体に不釣りあいにも見えるサイズの胸が、ふにゅ、と形を変える。
「っ…!やだ……やぁっ!」
まりんは身をよじるが、ラルフは後ろから抱きつくようにして逃がさない。
「よしよし、ここには何も隠してないみたいだな。
 つーか顔に似あわず…けっこう胸あるじゃねぇか」
まりんの3サイズは上から83、60、84。
156cmの45kgということを考えれば、かなり大きい方と言える。
「あっちの二人もだが、この大会は何でか女の外見レベルが高いよな。
 格闘の強さと何か関係があるんだか」
いまだ続いている抵抗を気にもとめず、ラルフはまりんの胸を弄ぶ。
張りのあるまりんの胸は、つついた指を元気に押し返した。
しかしそれでいて、手のひらにはまるで吸いつくような感触を与える。
「ん…くっ……や、このっ……スケベ…!」
「言ってろ。いや、毎回こんな試合だったらありがたいもんだよなぁ」
ラルフはまりんが激しく暴れる素振りを見せれば、
その下腹に手をあてて機先を制する。
もはや、彼女には声を殺して耐えることしか許されていないのだ。


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