そして、数分後。 「やったぁっ!!」 由美がついに、背後から千佳の足首をがっしりと掴んだ。 由美がよいしょ、と足を引っ張ると、千佳はあっさり俯せにされてしまう。 簡単に倒された要因の一つは勿論、二人がかりで体力を消耗させられた事だ。 しかし、それだけではない。電気あんまという言葉のイメージから、千佳にとってはあおむけ以外の 倒され方は予想の範疇外だったのだ。 「麻美、そっちおさえて!」 「了解!」 麻美は千佳の頭側から彼女の両手首を掴み、ぐっと引き寄せる。 これで千佳の体はピンと伸ばされた状態になり、殆ど暴れることはできない。 疲労した両足はたやすく広げられ、今度は由美が足の間に割り込んでくる。 「麻美みたいに指は器用じゃないけど、私もバレエやってるからね… 電気あんまはやったことないけど、足には自信あるよ」 白いハイソックスに包まれた足が千佳の股に触れたかと思うと、すぐさま振動を始める。 「ぅぁ…ぁ…ぁぁああっ!由美…ちゃっ……ダメぇぇ!!」 「ホントだ…これ、楽しい〜」 由美は千佳をより近くに引き寄せ、さらに足を強く押し付けた。 膝を上手く使い、リズム良く足をバイブレーションさせる。 「ねぇ。千佳、どんな感じ?」 「ぁ…あっ…あぁっ!…おか…おかしく、なっちゃうぅ!」 俯せになっているので、由美の足は秘部とお尻の真ん中あたりに当たっている。 よって直接秘部に加わる振動は、先程の麻美の電気あんまよりもだいぶ緩やかだ。 しかし。土踏まずが股間に完全にフィットしており、骨盤全体にまでじんわりとした疼きが染みこんでくる。 「…このままだと、ちょっとやりにくいなぁ。お尻にばっか足が当たっちゃうし」 由美のぼやきを聞き、麻美がまた一つ閃いた。 「それじゃ、こうして…これでどう?」 千佳の腕を掴んだまま足を器用に動かし、麻美は千佳のお腹とベッドの間に枕を押し込んだ。 そうすれば当然、自然と千佳のお尻も持ち上がる。 「麻美、頭いいー」 由美は満足げに微笑むと、電気あんまを再開する。 「ふ……ぅうっ!うぁっ…ああぁぁぁ!!」 下から突き上げるような新たな足の動きに、再び千佳の反応が大きくなる。 僅かに自由になる腰を動かして振動を和らげようとする千佳を見て、 由美は「千佳、何か色っぽーい」とクスクス笑った。 麻美も「っていうか、お尻振ってるみたい」とからかう。 千佳の、ぴったりとしたスパッツに覆われた張りのあるお尻。 本人が必死にもがくたびに、それが左右に揺れる。 「あぁ…っ!…ひっ……はあ……はぅんっ!」