「私はもうくすぐられたし…罰は終わりかな?」 
千佳がベッドから降りようとすると、二人は慌ててそれを阻止する。 
「だーめっ!私がくすぐられたのと同じ位に何かされなきゃ不公平だよー」 
「麻美も、このままじゃ負けちゃったみたいでヤだもん」 
「しょうがないなぁ…」 
千佳は笑いながら、伸ばした足をぱたぱたとさせている。 
短めの紺スパッツに包まれた太ももは健康的で、すらりと伸びた足は 
いかにもスポーツ大好き少女といった感じだ。 
(そうだ…) 
自分の方へと伸ばされた千佳の足を見て、麻美の頭に一つの妙案が浮かんだ。 
「ねぇねぇ、千佳ちゃん。もうちょっとこう、こっちに足伸ばしてくれる?」 
「うん…?いいよ。今度は足の裏でもくすぐるの?」 
麻美の企みも知らず、千佳はソックスを履いた足をさらに前に投げ出す。 
「千佳ちゃん。くすぐりは大丈夫みたいだけど、今度のは絶対に効くと思うよ~」 
「くすぐりじゃないの?…ふーん。いいよ、我慢しちゃうから」 
「その言葉、忘れないでね…失礼しまーす」 
麻美は千佳の両足首を掴むと、そのまま千佳の足をガバッと開いた。 
「えぇっ!?」 
予想外の展開に、千佳はとまどいの声をあげた。 
麻美は構わずに千佳の体を近くに寄せる。 
「まさか…!」 
千佳はやっと一つの可能性に気付いたが、既に両足の間に麻美の体が入っているので 
足を閉じることができない。 
そして、麻美の裸足の足が千佳の足の付け根に近づき― 
足の裏がきゅっ、と股間に押し当てられた。 
「ふぁっ!」 
その感覚に、千佳は思わず鼻にかかった声を漏らした。 
「あれー、千佳。我慢するんじゃなかったの?」 
由美がからかうように聞いてきたが、それどころではない。 
「あ、麻美ちゃん…これはいくらなんでも反則っ!離してよぉ~」 
「ダメでーす。ではでは、電気あんまを始めまーす」 
千佳がやっと慌てた様子を見せたのに満足し、麻美は笑顔で足を動かし始めた。 
「あっ…ぁ…ぅんっ!ああぁっ!」 
股間に集中的に与えられる振動に、千佳は声をあげて身をよじる。 
麻美の電気あんまは単調で変化のないものだったが、それでも同じ小4の女の子には 
充分すぎる程の威力があった。 
「さすがの千佳ちゃんも、電気あんまは初めてみたいだね~」 
麻美が踵をぐりぐりと押し付けると、千佳の体が大きくのけぞる。 
「くっ…あふぅ……麻美ちゃ…止め…んんっ!」 
「まだまだ始めたばっかりだよ~?あ、由美ちゃんもやる?楽しいよ」 
と、一瞬麻美の注意が逸れた。 
千佳はその隙を見逃さず、足を思いっきりばたつかせる。 
「あっ!」 
足を掴んでいた両手が外れ、千佳はようやく自由を取り戻した。 


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