「―!?」 スパッツの股間部分が、もともと黒い生地の色を更に濃くしている。 当然、何らかの液体が染み込まなければそんなことにはならない。 「知ってるよね?女の子がエッチな気分になると、ここが濡れてきちゃうって」 「こ…これは、汗で……」 千佳も(ちなみに麻美も)『濡れる』という現象は知っていたが、自分の身にそれが起きたのは初めてである。 「千佳ちゃん、いくらなんでも無理があるよ〜?そこだけ汗沢山かくわけないってば」 麻美は直接責めに参加できないので、その分積極的に、千佳が恥ずかしがるようなことを言う。 「エッチな液でも汗でもなかったら、何なの?」 「…それは……」 由美も、答えられない千佳を追い詰める。 「もしかして…おもらししちゃったとか?」 「っ…!それは絶対に違うよぉっ!」 三人でトイレにいったばかりなので、それが違うというのは明らかだ。 それでも由美はとクスクス笑って 「怪しいな〜。確かめてみよっか?」と麻美に同意を求める。 「確かめるって、どうやって?」 麻美が小首をかしげて問い返すと由美は 「勿論、こうやって」と足の指でちょん、と千佳の秘部をつっついた。 千佳は、不意打ち気味の刺激に声も無くのけぞる。 由美は何かを探り当てるように、足の指を器用に動かす。 「…ぅん…っくぅ!何…してるの…?」 「だから、濡れてるのがおもらしのせいなのか、調べてあげてるんだよ。えっと…この辺かな?」 足の指がくっと押し込まれた地点は、ちょうど尿の出口であった。 由美は、つま先をスパッツに埋もさせたまま足を震わせる。 「千佳、どう?おしっこ出ちゃいそう?」 「でっ…出な……ああぁぁぁ……出ないぃっ!」 尿が溜まっていないので、出る筈がない。 「ホントに出ないの?我慢してるんじゃないのかな〜」 「千佳ちゃん、嘘ついてるのかもよ。もっとちゃんと調べようよ」 二人は分かっていながらそんな事を言い、千佳の反応を楽しむ。 由美は麻美に頷くと、指先に力をこめ、足首を支点に円を描くように動かした。 「ほらほら。出したかったら、いつでも出していいんだよ〜」 「ひぃっ…くぅ……ぁうっ!出な…いっ…て、ばあぁぁ!」 千佳は尿道をぐりぐりと刺激され、実際に尿を必死に我慢しているような感覚を味わっていた。 いっそ出てしまえば楽なのに…などと考えてしまうが、空っぽな膀胱はそんな一時的な解放すら与えない。