それから2分間分の由美の話を纏めると、こうなる。 ・バンザイしたまま胸を触られて、1分間耐えられたら千佳の勝ち。電気あんまの続きはなし。 ・触るのは服の上から。つねったりして痛みを与えるのは禁止。 ・当然、千佳が負けたら電気あんまの続き。胸を触るのはやめる。 早い話が、勝てればいいが負けたら触られ損、ということになる。 「―って話。分かった?」 由美はここまで一気に話し終えた。 子供なだけあって、ゲーム仕立てにすると頭の回転が速くなり、アイデアもどんどん浮かんでくるようだ。 しかし、千佳は「ルールは分かったけど…やっぱり、胸は…」と曖昧な態度をとる。 そんな煮え切らない(当たり前たが)千佳に、由美は 「たったの一分だよ?それとも今すぐ電気あんまの続き、やっちゃう?」と迫る。 麻美も「それとも…千佳ちゃんは、ちょっとおっぱい触られただけで変になっちゃうのかなぁ?」と 千佳を挑発するように言う。 「そ…そんなんじゃないもん!」 「なら、我慢できるよね?」 そう言われてしまうと、受け入れない訳にはいかない。 断ってしまったら、自分が耐えられないと認めることになってしまうからだ。 千佳はごく僅かな希望にすがり「うぅー…やるよ。やればいいんでしょ!」と、 半ばヤケになって条件を受け入れた。 「良かったー…麻美も千佳ちゃんのおっぱい、触ってみたかったから」 麻美が心底嬉しそうに、背後から千佳に密着する。 「千佳、早く早く。バンザイしてくれないと始められないよ」 由美の催促に、千佳はおずおずと両腕を上げる。 「千佳ちゃん。そんなに高くあげたら大変でしょ。肘までは真横に伸ばした方が楽だよ」 麻美は千佳を気遣うように言ったが、その発言は 「疲れたから手を降ろしてしまった」という言い訳をさせない為でもあった。 準備が整うと、麻美は両手を千佳の腋の下から前に通す。