『パラレルトゥナイト:零れ話』



『a shower time』

4)

「あぁぁあっぁっ・・!」
メントールの泡で痺れいつもよりも敏感な蘭世の蜜壺の中を、
カルロの長い指が何度も言ったり来たりしている
泡が覆っている湯が蘭世の腰の動きに合わせて何度もタプン・・と揺れバスタブから零れる。
「お腹の中が 熱いよぉ・・・」
蘭世のそこはひくつきながら、カルロの指を飲み込んでいく。
(いっ・・・いっちゃう!!)
もうすこしで・・・
カルロは蘭世の表情を見て取ると、もう片方の手も彼女の秘所へ滑り込ませる。
そして自己主張しているちいさな真珠のような芽を探し当てそれをつまみ、
指先でコリッ・・とつぶすようにして軽く捻った。
「きゃあああっ!」
悲鳴にも似た喘ぎ声がバスルームに響く。
追い打ちをかけられ蘭世の上半身がカルロの腕の中で一層ビクン!とのけぞり跳ね上がる。
辛うじて自分の身体を支えていた足ががくがくと震え力を失っていく。
やがてカルロの指が一層締め付けられ・・
身体の奥で起きている痙攣がじかにその指へ伝わってきた。
(・・・)
蘭世はカルロの腕の中に崩れ落ちていく。
小さな肩が泡の中へ沈んでいく。
「うう・・・んっ」
浅い呼吸を繰り返し、時折来る余波に身体を震わせる。
高みに追い詰められ果てたその表情はカルロをも陶然とさせる。
「ランゼ・・」
すっかり朱に染まった頬に手を触れると、蘭世は息を弾ませながら顔を上げ、
潤んだ瞳でカルロを見つめてくる。
どちらからともなく、唇がふたたび重なり 舌が絡み合っていく・・・。

そうしている間も指は蘭世の波を最後まで味わうつもりなのか、
未だに中心に埋め込まれたままだった。
「ふうぅ・・・んっ」
意識しなくとも 蘭世の蜜壺はメントールの魔力でジンジンと自己主張する。
否が応でも埋め込まれた指に意識が行き、果てた後でも腰が疼き・・
淫靡な感覚から解放されない。
(なんだか私・・淫らな”生き物”みたいぃ・・)
やがて再び蠢き出す指に合わせて蘭世は腰をくねらせ・・耐えきれず唇を離す。
「ああ・・ん・・・っ だめぇ・・気が ヘンになっちゃう・・・!」
湯の中に沈んだ体の中で、カルロの指は執拗に動き・・指がもう1本増やされた。
(!?)
「やあっ・・!」
(壊れちゃいそう!!)
酸素を求めるかのように蘭世の口は大きく開き喘ぐ。
受け入れている3本の指はばらばらに蠢き続け、再びの嵐へと引き込もうとしている。
(・・・)
だが、蘭世の様子がいつしかおかしくなっている事にカルロは気づく。
(?)
「カルロ様・・あつ・・・いよぉ・・・」
蘭世は湯の熱さと自分たちが作り出す熱に当てられ、湯あたりを起こしたのだ。
見れば薔薇の花弁のように真っ赤な顔になっている。
カルロに促されるまでもなく、蘭世はうつろな目で半身を起こすと、
自らバスタブの縁に両手をかけ外へ逃れようと上半身を持ち上げた。
カルロも心配になり指での悪戯を中断する。
「大丈夫か?」
「うん・・・あれれ・・・?」
そして一度はバスタブから出ようとしたのだが。
「なんだか 背中がひんやりして きもちいい・・・」
蘭世はメントールに今度は助けられたようだった。
バスタブに上半身を引っかけるようにして、蘭世はふうっ・・と安堵の吐息をついた。
長い黒髪はしとどに濡れそぼり、つやつやと光りながら白い背中にぴったりと張り付いている。
それを蘭世は片手の指先で器用に右側へ寄せ、濡れた髪を肩から前へと落とした。
「きもちいい・・」
そう言って蘭世は表情を緩める。
白くて華奢な背中とうなじが、カルロの目の前に晒される。
(・・・綺麗だ・・)
カルロは後ろから蘭世の肩を抱きしめ・・白いうなじへと唇を寄せた。
外気に触れて冷たさを取り戻しつつある肌とカルロの熱い肌とが触れ合う。
「あっ・・・」
彼の舌先がうなじから背中へとゆっくり味わうようにして銀色の軌跡を描いていく。
右手は胸を弄び、左の手は再び・・今度は後ろから秘所へ指を差し入れる。
「やあああんっ!・・もうすこし まってぇ・・・」
「お前が可愛い仕草をするからいけない」
「ええっ!?」

「あつい・・・また湯あたりしちゃう・・・」

「きゃっ」
カルロは前のめりになりすぎないように蘭世の上半身を抱えながらそっと
バスタブの縁に腰がくるまで細い身体を抱え上げ・・
身体が二つ折りに引っかかるような体勢にさせる。
蘭世は思わず両手を床につき身体を支えるような格好になる。
カルロの目の前に、蘭世の腰が高く上がった状態になり、双丘は突き出されるような
なんともいやらしい格好・・・
初めは突然のことで訳が分からなかった蘭世だが、カルロが跪き細い両足の腿を腕で押さえつけながら
後ろから秘所へ舌を差し入れてきたときに衝撃が走った。
「あっいやあっ!!」

蘭世は甘い嵐に引き込まれる一歩手前で ふと心に過ぎることがあり・・
おそるおそる、頬を赤らめながらも それを尋ねてみた。
「ねっ・・あのっ・・・口とか・・痺れない・・の?」
それを聞いてカルロはふ・・と笑みを漏らす。
「ミントキャンディのように甘い・・どこも かしこも」
そう言い終えると舌先で敏感な芽を再び探し当て・・ころころと転がすように愛撫し始めた。
「あぁッ」

「うん・・・ふうっ・・・」
湯の中ではすぐに熔け消えていた愛液が、今度は空気にさらされねっとりと蘭世の秘所を濡らしている。
ぴくぴくと入り口の襞が痙攣しているのがくっきりと見える。

やがてカルロはバスタブから出ていた蘭世の半身と腰を抱え引き戻した。
「あっ・・」
彼女のスリットに後ろから熱くそそり立つ自身をあてがう。
カルロは蘭世の腰を抱え、背中を引き寄せながら自身の上に座らせるようにして
その身をつないだ。




つづく




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