開放
 
ばさっ
「なっ。いきなり何をするんです。闇夜様」
花紅露は急いで剥ぎ取られそうになった布を抑える。
「どんな顔してるかと思って」
闇夜は手を放し甘えた様子でたずねた。
どうやら、牢屋までついていったせいで信用してもらったらしい。
「どんな顔って、目と耳と鼻はちゃんとあります」
「だから〜。そんなんじゃなくて、醜悪かどうかよ」
闇夜は花紅露に詰め寄る。
「どうでもいいでしょう」
「自分の守者がどんな顔か知りたいだけよ。変な噂は立てないわ」
「闇夜様。今日はやけにしゃべりますね」
「ずっと、しゃべってなかったから」
闇夜は苦笑していった。
まだ、体内に蓄積された毒が残っていて顔は暗い。
「で、みせてよ」
「1万年後見せて差し上げます」
「花紅露は今なん歳なの?そのときはたぶん死んでるとかいう落ちわないわよね」
「それは・・・・・・」
「まさかもう、死期が近いの」
「当分死ぬ予定はありませんが、生きてる限り。何時、死ぬか分かりませんよ」
花紅露は淡く微笑んだ。
もちろん闇夜は顔を見て確認することはできないけれど、
その悲壮な声は、死ぬといっているようなものだ。
「早くここから出たいわ。そしてあいつらに」
闇夜わ怒りに任せて呟いた。
ギリギリと拳から音が聞こえるようだ。
花紅露は闇夜を抱きしめた。
「私がしてあげましょうか」
そう花紅露は暗躍を得意としていたのだ。
暗躍といってもかなり表からせめて遠慮なくやるというものだ。
例え、ゆうが相手でも花紅露は容赦しない。
「私は自分の手で決着をつけるわ」
闇夜は花紅露の身体にぐったりと埋もれる。
疲れた少し休みたい。
花紅露はなすがままにされていた。
そして二人は何時の間にやら眠っていたのだ。
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最後は私の願望寝たいけどこのまま遊んでいたいです。 

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