転機
 
「闇夜様の御所に憎しみの花が・・・」
闇夜の花をこっそり覗いた者がぎょとして言葉を残した。。
それは、闇夜が、牢屋に入って数週間たった時のことであった。
王家は花と関連深く、王家のものが生まれたとき必ず新たな花が共に生まれる。
花は一緒に生まれた魂の感情に左右され理性が少ないせいかありのままを写し取るのだ。
 
「いい加減遊びは、やめないの?」
ゆうが余りにも長すぎやしないかという風に突然食事中に言った。
「えっ何がですか?」
全然、訳の分からないことを聞かれた行生は
フォークに刺した肉を口に持っていくのをやめ、ゆうに説明を求めた。
「何かって言われてもね。遊んでいるんだったら言っちゃいけないし。とにかく闇夜のことだよ」
ととりあえず、ゆうは言った。
「捕まったショクからは、抜け出しましたが?」
行生の答えが曖昧だったので、レオは、闇夜のことを心配しながらも口に料理を持っていく。
が闇夜のことで自分の身にあったことを思い出し口を開いた。
「あいつら、聖家を馬鹿にしすぎだよ。
ネックレスは、汚がされてなかったか。強引に闇夜から奪ってつけてたもんな」
レオはあの後、自力でヘリを抜けだして、ここまで歩いてきたのだ。
しかも最後は、城の前で倒れるほど疲労していた。
「・・・」
行生たちの顔が青くなる。息をしていないかの様に真っ青に。
「大丈夫か」
行生達の顔を見てレオは心配するが。
「もしや区別がつかなかったのか」
とゆうが慌てて闇夜のことを教えろと即す。
実はこの父親は、子供たちがとても可愛くて仕方ないのだ。
闇夜には、その傾向が一段と強い。
「父上どうしたんですか」
レオは自分の知らないところで会話が進み不安になって、ゆうに聞く。
「闇夜は牢屋にいる」
ゆうはさらりと言ってのけた。
「何もしなかったから大丈夫だよ」
一瞬にして血の気の引いたレオを見て安心しろという風に言う。
「父さん急いで医者を・・・」
ゆうの言ったこととは、正反対に、行生達が慌てだした。
「どうしたの」
ゆうが落ち着いて言う。
「致死量すれすれの毒を闇夜に飲ませちまった」
行生は口をきった。
その時、カチャリと音を立て闇夜に化けた磨鈴が入ってきた。
顔や姿はまるで一緒だ。
「お父様どうしたんですの」
険しい顔をしたゆうを見て磨鈴が言うが、ゆうは磨鈴に向かって攻撃をする。
息をのむ時間もないほど素早い反応だ。
「速いねぇ。もう少しだませると思ったのに」
と磨鈴は、逃げながら言う。
「まて」
行生が、追いかける。
「私は、闇・磨鈴以後お見知り置きを」
相手が、追いつけないと分かり。からかい半分で、自己紹介をする。
「くっ・・・」
行生の呟きが、誰もいない廊下に残る。

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なつかしいです。この話、小5のときに机に向かってあまった作文帳に書いてました。
元ですけどね。
一度、私が泣きながら続いていった話を破り捨てたんです。
理由は詳しくは覚えてないけど、たまりすぎたからすてるのと、なんか怒ってたような気がする。
小説を書くのをやめようと思ったんでした。
でも我慢できなくてこのように新たな紙に書き復元。
でさらに訂正、してのせてるんです。
 

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