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振動がようやく収まり、硬く瞑っていた目をあけると、ＢＪがぐったりと弛緩している姿が目に飛び込んできた。
精液まみれの腹としんなりと横たわった性器がみえる。
快感の去ったあとの脱力で、キリコへの締め付けが緩まっている。
キリコはＢＪが落ち着く暇も与えず、ふたたび腰を前後に動かしはじめた。
狭いのは相変わらずだが、さっきよりは動きやすい。
大きくかき混ぜては小刻みに奥を突き、次には引き抜いてすぐに一気に突きこむ。
キリコが腰を複雑に動かし続けると、ＢＪがまたいやらしい声をあげて喘ぎはじめた。
目の前でどんどん育っていく性器がＢＪの快感そのもののようで、キリコは思わず片手で握り込む。
手の中で硬さがぐんと増した。
上下に摩擦すると、トロトロと流れ始めた先走りがキリコの手を濡らす。
絶え間なく発せられる喘ぎ声に煽られられ、キリコの腰の動きはどんどん早くなる。
ギリギリまで引き抜いては突き上げるという動きを繰り返すと、ＢＪが泣き声をあげた。
外も中も激しく擦りあげられたＢＪはあっというまに二度目の射精をした。
びくんびくんと痙攣しながら達する体内はやはりさっきと同じようにバイブレーション。
今後はたまらずキリコも根元までぐっさりと挿し込み性器全体でその振動を愉しみながら、最奥に溜まった精液を思いっきり吐き出した。
「あっ、やめっ」
注がれた熱さで、快楽に溶けていたＢＪの意識が現実に引き戻される。
男に犯されよがりまくる己の姿を自覚し羞恥に全身が染まるが、後門は収縮を繰返しキリコの精液を一滴残らず絞り取ろうと蠢く。
「凄いな、お前のここ」
すべてを注ぎ込み絶頂感が少し収まったキリコは大きく深呼吸を繰り返したあと、腰を揺らしいやらしく笑った。
女の膣の中でもこんなに動きはしない。
女性器と後門という穴の違いということもないはずだ。
実際アナルセックスを好む女としたことはあるが、こんなに締まりはよくなかったし振動なんてしなかった。
もしかしたら薬のせいかもしれないと考えたが、そんなことはもうどうでもよかった。
くせになる快感。何度何度も味わいたくなる。
まだまだ足りない。もっと欲しい。
「・・・へんたい」
「男にやられて善がってるおまえも変態だろ」
そう返しながら、一度抜こうと腰を引くが肉壁には吸盤がついているのではないかと思うほど吸い付きなかなか抜けない。
それでも思いっきり引き抜くと、ぬぷりと音を立てキリコの性器と一緒にたっぶり注いだ精液が溢れでた。
後門から巨大な塊が抜ける、排出の快感にＢＪの体が震えた。
「ほら、また勃ってきたぜ？」
既に二度も吐精したのに、ＢＪの性器はまた硬くなりはじめていて指先で弾くとクンと硬さを増した。
「もう、よ・・・せっ」
閉じようとする傷だらけの両足を体で遮り、今まで以上に大きく広げさせた。
口では抵抗する言葉を吐くが、体はまだ欲しいと蠢いているのだ。
「もっと、だろ？正直になれ。薬のせいだと思えばいい」
ふたたび先端を宛がう。
鬼頭の感触にＢＪの腰が無意識に揺れるが、それは逃げるというより押し付けるような動きだった。
それを自覚し、ＢＪが唇を噛む。
「理性なんてふっとばしてやるよ」
じりじりと沈み込ませると、ＢＪが息をとめて仰け反っていく。
散々性器で可愛がられた後門はすぐに柔らかくほどけ、覚えたばかりの男を咥える快感を喜んで迎え入れる。
注いだ精液のせいか、今度はスムーズに入っていく。
だがキリコは奥までは入れなかった。
先端だけを挿入し角度をかえ、一点を突き始めた。
「あっ！？」
ＢＪが思わず悲鳴をあげた。
元々前立腺を肥大させ、感度を最大限まで増せさせる薬だ。
そこを刺激されれば抵抗どころか、あっというまに理性を飛ばすはずだ。
先端で小刻みについてはドンと突きこみ、側面やカリでぐりぐりと刺激することを繰り返す。
肉壁に包まれているのはほんの先端部分のみでほとんど外に残した状態。
それでも敏感な先端を絶え間なく刺激することでキリコも充分快楽を得ていた。
だが、前立腺を集中攻撃されているＢＪは堪らない。
キリコの腕に爪をたて、無意識に腰を引いて激しい快感から逃げようとする。
それを許さず絶え間なく刺激を続けると、ＢＪの目から次第に正気の色が失せていく。
自分がの与える快楽に落ちていくＢＪの姿をみて堪らなくなり、腰を回し捏ねるように突くとＢＪの体が大きく仰け反った。
同時に挿入した先端にさっきと同じバイブレーション。
体内の反応も、ＢＪの表情も、体の痙攣の仕方も、また絶頂を感じていることは一目瞭然だった。
だが、今度はなぜか性器は勃起したままだ。
一滴も射精はしていない。
疑問が頭をよぎるがその理由を考えるよりも先に、肉の蠢きを愉しむためにキリコは奥まで一気に貫いた。
ビリビリとした感覚が側面に伝わってくる。
締め付けの強さと蠕動をキリコは性器の根元から先まで全体でじっくりと味わい愉しむ。
最高の気持ちよさだ。今まで誰を相手にしても感じたことのない全身が痺れるような快楽。
だが残念なことに、達したばかりのキリコには絶頂感は襲ってこない。
その分、肉壁のざわめきをたっぷりと味わうことができた。
今回の振動はさっきよりも長かった。倍以上の時間はあったと思われる。
それだけＢＪの絶頂を感じている時間が長かったということだ。
後門が緩んだところでキリコは汗を滴らせながら、ＢＪをみつめた。
汗まみれで荒い息を吐き、まだ絶頂感から抜けてないことがひとめでわかる。
それなのにＢＪの性器は勃起したままなのだ。
不思議に思うものの、キリコの体は今度は刺激される快感よりも吐き出す快感を求めはじめ、無意識に腰が動きはじめる。
「あっ、まだっ、ああっ、やめっ！」
落ち着いていない体を遠慮のない動きで刺激されたＢＪが頭を振りながらキリコを押しかえそうとするが、力は弱々しくなんの抵抗にもなっていない。
今度はキリコ自身が快感を得るための動きだ。
前立腺への集中攻撃でなく、大きく腰をスイングし性器全体を肉壁に擦りつける。
引き抜いては奥まで貫くと、鬼頭への衝撃感と側面への摩擦による快感がキリコを襲う。
快楽を追いながらも、途中で前立腺を刺激することは忘れない。
ぐりぐり押したりカリでひっかいたりと、突き上げながらも性器全体を使って攻める。
「あっ、あっ、あっ」
奥を突くたび、短い喘ぎがＢＪの口から漏れる。
前立腺をひっかくと喉の奥から甘い叫び声が発せられる。
荒い息を吐きながらキリコが何度も何度も突きこむと、またＢＪの体が仰け反り痙攣した。
ＢＪの絶頂のときの独特の体内の蠢きは、信じられないほどの快感を咥え込んだ性器に与えてくる。
キリコは耐え切れず、顎を突き出し仰け反りながら腰を震わせながら精液を注ぎ込んだ。
キリコが出し終わっても、ＢＪの絶頂はとまらないのかバイブレーションは続く。
普通ではない長さだ。
男なら出して終わりのはずなのに、ＢＪは射精すらしていない。
ただひたすら絶頂を感じているだけだ。
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