「おはよー」
「あ、由里子ー。おはよー」
 朝の教室。登校してきた生徒達がにぎやかに挨拶を交わしている。その中を目立たないように、輝は自分の席へ向かう。
元々活発な性格ではなく、京介からのいじめを受け内向的になっていた輝は周囲からは『暗く付き合い辛い奴だ』と思われていた為、輝の事を気にする生徒は居 ない。
輝は自分の席に座ると教科書を机にしまい鞄を横にかけ、左の方へと目線を向ける。
そこにはクラスメイトに囲まれた『優等生』の京介が笑いながら、ただしどこかつまらなさそうだと輝が感じる顔で話していた。
 その視線を感じ取ったのか京介が不意に輝の方を見と口を開く。
「やあ、早乙女君おはよう」
「あ・・・うん、おはよう・・・」
 にっこりと微笑む顔。その裏の顔を輝は敏感に感じ取り、小さく少し高い声で挨拶を返す。
そのまま、教師が入ってきてHRが始まり、京介は輝から目をそらした。それから昼休みになるまで京介は輝を見ることも、話しかける事も無かった。

「早乙女君、お昼を一緒に食べよう。屋上に行こうか」
「う、うん」
 昼休み。食堂に向かう生徒に紛れ、目立たないように売店へ向かおうとしていた輝を京介が呼び止める。
京介達は売店でパンと飲み物を買うと屋上へと向かう。屋上は通常鍵が閉まっていて立ち入ることはできない。
その鍵は京介が壊してあり、別の鍵を付けてあった。
その鍵を開ける事ができるのは京介だけで、京介は昼食をここでとる事が多かった。
「くっ・・・ははっ。上手く化けたなぁ。ええ? おい」
「うぁっ」
 京介は輝の肩を掴むと壁に押し付ける。そして輝の身体を足先から顔までを舐めるように見る。
「どうやってあのでけー胸隠したんだ、あ?」
「あ、ちょ、ちょっと・・・」
 学生服とカッターシャツの合わせ目に指をかけると強引に前を開く。ボタンのいくつかが弾け飛び屋上に転がる。
そのままカッターシャツの下に着ていたシャツを引き上げると包帯に包まれた胸があらわになる。
「なんだよ、サラシのつもりかこれ?くくくっ」
「きょ、京介君・・・」
 輝はリビングから持ち出した包帯でひとまず胸を締め付け目立たない位までにごまかした。
その胸を押し付けている包帯を京介は指先で弄びさも楽しそうに笑う。そして包帯の結び目に指を掛けると一気に解いた。
「はははっ! 押しつぶされて真っ赤じゃねぇか。マジ笑えるぜ」
「んぁっ・・・ダメだよ・・・うぁ」
 逃げ出そうともがく輝を京介は片腕と片足で器用に押さえ付け赤く、包帯の跡の付いた胸をこね、舌で唾液の線を引く。
「京介君・・・やめてぇ・・・」
「・・・ふん、そうだな」
 京介は輝から身体を離すと不安そうに揺れる瞳を見ると面白い事を悪戯を思い付いた子供のように顔を歪める。
「しゃぶってくれよ。お前が俺を満足させられたらやめてやるよ」
「え?」
 言葉の意味が飲み込めなかったのか、輝はきょとんとした顔になる。その顔を見て京介の顔に苛立ちが浮かぶ。
「しゃぶれって言ってんだよ! のろまが、殺すぞ!」
 苛立ちのままに京介は輝の胸を掴むと思いっきり爪を立てる。
「うぁっ! い、痛い、ごめんなさい・・・」
 『ふんっ』と鼻を鳴らし京介が手を離すと胸に5つの爪の跡がくっきりと浮かぶ。そしてチャックを開き、まだ柔らかいペニスを取り出す。
輝は見慣れた、だか醜悪なフォルムを持つそれに目をやると少しうろたえる素振りを見せたが、京介の不機嫌そうな顔を一目見て膝を付きおずおずと手を添え る。
そしてゴクリと唾を飲み込むと意を決したようそれを口に含む。
「ん・・・んん・・・」
 口に含んだ瞬間、尿の匂いが広がり、独特の塩味が舌先を刺激する。
それを無視し懸命に舌を動かす。少し被った皮に舌を潜り込ませ敏感な部分を刺激する。
そんな輝を京介は興奮した凶暴な笑みを浮かべながら見ていた。
「んんんっ・・・ん、じゅる」
 その内、京介のペニスは輝の口の中でむくむくと大きくなりその感覚に輝は小さく呻く。
それでも口を離さず自分の記憶から『こうされると気持ち良い』と思う場所を重点的に舐め上げていく。
カリの全体を丹念に舐め、尿道口を舌先でつつく。裏筋を舌を刷毛のように使い刺激しながら頭を前後に動かす。
「ん・・・じゅっ・・・じゅぷ・・・・・・んんん」
「うっ」
 しばらくそうしていると京介の喉が鳴り、ペニスの先から少し粘ついた塩味のキツイ粘液があふれ出してくる。
「つっ・・・んだよ上手いじゃねぇか。誰かにやった事あるんじゃねぇのか? この変態が」
「じゅっ・・・じゅっ・・・んむ!? んんんっ!」
 京介は輝の頭を抑えるとペニスを輝の喉に押し付けるように何度も、何度も前後に動かす。
輝は息苦しさに呻き涙が目の端に浮かぶがそれでも懸命にしゃぶり続ける。
「くっ・・・おら、出すから全部飲めよ! 吐き出したら殺すぞ!」
「んんんっ!」
 京介が叩きつけるように腰を押し付けると、輝の喉の奥を精液が打ち付ける。輝はそれをこくこくの喉を鳴らし必死に飲み込んでいく。
「ん・・・ん・・・ぷぁっ、けほっけほっ」
 輝の口が離れ、銀色の糸が輝の口と京介のペニスの間にかかる。苦しさから開放され咽ている輝を京介は腕を掴んで強引に立たせる。
「え? 京介く・・・うわっ」
 京介は再び輝を壁に押し付けるとその首元に舌を這わせ片方の手で胸をまさぐる。
「京介君、なんで・・・ひぁっ」
「誰が今ので満足したって言ったか? あ?」
 そう言いながら京介は輝のズボンと、その下のボクサーパンツを手と足を使い、完全に脱がしてしまう。
「そ、そんな・・・ひぁっ!?」
 京介の指が予告なしに輝の膣内に潜り込む。
輝は自由になる方の腕でごく弱い力で京介の胸を押すが、京介はそれに逆に気を良くしたのかいっそう激しく輝を責める。
「ひゃっ・・・ふぁっ・・・あん・・・うあぁっ!」
 2本の指が輝の膣内を踊り、親指が充血し、勃起したクリトリスをこねる。
その度に輝の身体はビクビクと揺れ、粘度の低い蜜が京介の手を伝い屋上に染みを作っていく。
「はっ、学校でこんな大きな声でよがりやがって。変態が。今度今の格好を誰かに見てもらうか?」
「やっ・・・それだけは許して・・・やぁっ」
 カリッと乳首に歯を立てられ輝が切なげに喘ぐ。京介はちろちろと舌先で自分が付けた歯の痕を舐ると顔を上げ口の端を歪める。
そして輝の両足を抱きかかえるように持ち上げると、その中心にある溢れ出る蜜に濡れ妖しく光り震える割れ目に、
射精したばかりでも固さを失わないペニスを一息で押し込んだ。
「ふぁっ!・・・あぁ・・・」
「ちっ・・・くそっ」
 京介は360度全てを締め付けてくる感覚に呻くと輝を抱えなおし、ガンガンと腰をぶつける。
輝は自分の胸の中を埋め尽くしていく、正体不明の切なさと体勢の不安定さからか、京介の首にすがりつき、結合部から送られてくる快楽に身を震わせる。
「あっあっんぁっひゃっふあぁっ!」
 容赦なく叩きつけられる腰に輝の足がゆらゆらと揺れ、京介の荒い息と輝の嬌声が二人しか居ない屋上に響く。
それが遠くから聞こえてくる他の生徒達の話声、笑い声と混ざり屋上をひどく非現実的な場所へと変えていく。
そんな中、輝は獣のように腰を振り、荒く息を付いている憎いはずの相手。
自分を殴り、金を奪い全てを奪い、『自分』と言う存在を滅茶苦茶にした、恐怖と憎しみしか浮かばないはずの相手を何故か、
とても弱い存在に感じ、首に回している腕にギュっと力を込める。
その気持ちも、加速度的に強くなって行く快感に押し流され何も考えられなくなっていく。
 熱く硬い肉の塊に擦られ、掻き回されたそこから白く濁った液体が泡立ち、輝の尻の肉を伝いぽたぽたと屋上に水溜りを作っていく。
「はぁはぁ・・・くそっ、この・・・」
「ひぁっ、あっひゃぅっ・・・んぁっ」
 お互いの腰がドロドロに溶け混ざり合っている。それほどの熱さを輝は感じ、京介は歯を食いしばり何かに毒づくとただがむしゃらに腰を振る。
輝はとっくに限界を向かえ、腰を突き入れられる度にビクッビクッと派手に身体をわななかせている。
「ぐぅっ・・・このっ!」
 京介は輝の腰をガッチリと掴むとその一番奥で、猛った熱い弾丸を爆発させた。
「あ・・・は・・・熱っ・・・」
 身体の奥で感じるその熱に、輝は身体をぶるるっと振るわせた。

「ちっ、てめぇのせえで昼飯食い損ねたじゃねーか。このバカが」
「・・・ごめんなさい」
 昼休み終了の5分前。
京介は行為が終わると急に不機嫌になり、自分に抱きついて肩で息をしている輝に気が付くと輝を突き飛ばし、
不安そうに自分を見つめている半裸の輝に気が付くと、不愉快そうに顔を歪め後ろを向いてしまった。
 輝はそんな京介の様子に顔を伏せるとポケットティッシュで自分の股間を丹念に拭き取り、包帯のサラシを巻き直す。
「ちっ、くそが・・・」
 京介は大きく舌を鳴らすと乱暴に屋上のドアを開け屋上からいなくなった。
輝は淡々と服を着込むと屋上にできた水溜りも拭き取り、汚れたティッシュをポケットにしまうと教室へ戻って行った。
 午後の授業に京介は顔を顔を出さなかった。


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