第二話 『加賀野 愛 @』
(注意)エロSSなのにエロがありません。 ごめんなさい。
【 瞳 】「・・・・・・ん」
朝だ。
【 瞳 】「ん、ン―――――・・・」
背伸びをして身体をほぐす。
【 瞳 】「今日で2日目か・・・」
ベッドからでてシャワーを浴びにいく。
ザザ―――――――
【 瞳 】「ふぅーー」
シャワーからでてくる熱いお湯が私の身体の上を流れおちる。
【 瞳 】「昨夜はツイてなかったわね。 着任早々見回りなんてホントに・・・・・・」
昨夜? 見回り?
あれ?
見回りに行ってから今朝までの記憶がない。
【 瞳 】「見回りはしたのよ・・・ そこまではハッキリ憶えてる。
でも、そのあとは・・・?」
駄目だ。
学園内で見回りをしているところまでしか思い出せない。
そうだ! 定時連絡だ!!
深夜に行う定時連絡の通信記録が残っているはずだ!
私はシャワールームから裸のまま飛び出して通信機をさがした。
【 瞳 】「通信機、通信機、通信機は何処に・・・あった!」
携帯電話型の通信機の液晶画面を見た。
【 瞳 】「通信記録はなし・・・」
と云う事は、私の記憶のない間(9時間くらいか?)にナニかがおこっているって
ワケね・・・ん?
【 瞳 】「メールが届いてる・・・司令からだわ」
あぁ〜〜〜〜、怒ってる、司令が怒ってる〜〜〜〜〜・・・
なぜ、定時連絡がないのかって・・・そんなの私が知りたいくらいです、司令!
おおかた酒でも飲んで寝ているんだろうって冴子〜! あんた司令にナニを吹き込んでるのよ!!
あとは・・・
【 瞳 】「虎ちゃんの到着が1日のびるぅ――――!?」
ナニナニ・・・派遣先の事件は無事に解決したが思いのほか手間取ってしまったために1日のびた。 フムフム。
怪我など無いから気にするなって虎ちゃんが無事なのは何よりだけど
1日ずれるのはイタイなぁ・・・
キーンコーンカーンコーーン
【 瞳 】「みんな、おはよー」
悩んでいても始業時間はやってくるのね。
【 瞳 】「出席をとります。 まずは男子から、青山くん、井上くん・・・」
うーーん、まだ名前と顔が一致しないわ。
この子達とは短い付き合いだろうけど仮にも教師と生徒、ちゃんと憶えなくっちゃ。
【 瞳 】「・・・・・・守乃くん、と次は女子ね。 天羽さん、植山さん、男沢さん
加賀野さん・・・」
加賀野?
そんな生徒いたかしら・・・?
教室を見渡しながら加賀野さんとやらを探す。
【 ? 】「・・・はい」
返事のしたほうへ顔を向ける。
この子が加賀野・・・名簿を見た。 そこには『加賀野 愛』と書かれていた。
昨日、こんな名前は無かったんじゃ・・・顔を上げて再び『加賀野 愛』を
見てみた・・・ら、彼女と目があった。
【 瞳 】「!!!?」
頭の中に写真を見るように次々と映像があらわれては消えていく。
巨大なミミズもどき、襲われている自分、外灯の上に立つ少女、鎌、
戦い、返り血に染まる少女、そして少女の言葉・・・
『忘れなさい』
【 瞳 】「ハッ!?」
どのくらい時間がたったの?
教室を見渡してみたが生徒達に変化はない。
何秒もたっていないの?
フラッシュバックってやつ?
それよりも今の私の動きが止まっていることのほうが注目を集めているようだ。
【 瞳 】「ごめんなさい、それじゃ続きを・・・木下さん、近藤さん、坂田さん・・・」
出席をとりながら時々『加賀野 愛』を見る。
向こうは私に関心がないのか、それとも意図的に無視しているのかわからないが
こちらを見ようともしない。
でも思い出したわよ、昨夜のコト・・・そしてあなたのコトも・・・
【 瞳 】「山田さん、と全員出席ね。 1時限目はえーと化学か・・・
今日は移動教室? そう。 はやく準備をして移動するように、以上」
ガタガタガタ ワイワイ ガヤガヤ
教室内があわただしくなるのを見ながら退室をした私は早足で廊下を進んだ。
どんな手を使ったのかは知らないけれどこの学園に在学しているってコトは
当然、女子寮に入っているはず。
まずはそっちから調べよう。
さいわい私の1時限目はフリーだ。
待っていなさいよ〜〜、 すぐに正体をあばいてやるんだから!
たぶん暴行事件や巨大ミミズのことも『加賀野 愛』を調べるコトでなにか手がかりが見つかるハズだ。
女子寮に来て女子寮名簿を調べるとキッチリ『加賀野 愛』の名前がある。
【 瞳 】「えーーと、部屋はどこなのかしら・・・あった。 4階の451号室ね・・・
よぉーし!」
【 瞳 】「ここね・・・」
451号室、名簿によると加賀野さんは1人でいるらしい。
おかしい・・・昨日調べた時にはこの部屋は使われていなかったはずだ。
【 瞳 】「とにかく部屋に入ってみましょ。 何か手がかりがあるかもしれないし・・・」
【 瞳 】「まいった・・・」
本当にまいった・・・
部屋の中に入ってみたが空き部屋と間違えたのかとおもって部屋番号の確認をしたが451号室に間違いない。
【 瞳 】「な〜んにもない・・・」
あるモノといえば学園支給品の机と2段ベッドだけだ。 机の上には教科書、
引き出しには何もない。
まあ、ここまではいい。 ここまでは・・・
でもクローゼットの中に服もなければ下着もないのはどういうコトなの?
【 瞳 】「どうやって生活しているのよ・・・」
ここで寝泊りをしているのかさえもあやしい。
【 瞳 】「ん?」
2段ベッドの下の段には支給品の布団が敷いているのだが妙なふくらみがある。
【 瞳 】「ナンだろう・・・とりあえず確認してみなくっちゃ始まんないわね。 よし」
そっと上布団をめくっていく。
【 瞳 】「これがトラップだったりしたらおしまいね」
わざわざそんなコトはしないだろうが慎重にいこう。
慎重に慎重に・・・あっ? あれ?
【 瞳 】「ぬいぐるみ・・・?」
おもわず口にだしてしまったが確かにぬいぐるみだ。
しかも謎の生物・・・
う〜ん・・・どう見てもカワイイとはおもえない。
それにコレがあの『加賀野 愛』の持ち物とは・・・ホントに!?
私にはわからないけれどあのくらいの年頃、虎ちゃんならこのぬいぐるみをカワイイとおも・・・わないだろうな(笑)
手を伸ばしてぬいぐるみを持ち上げる。
【 瞳 】「あんまり重くないわね。 何か入っている様子もないし・・・一応、中も見ておいたほうがいいの・・・・・・」
首に冷たいモノがあたっている・・・
目だけを下に向けると昨夜見た鎌が見えた。
これをひかれたら即死かな・・・?
【 愛 】「元に戻しなさい」
とても冷たい声で命令する。
【 愛 】「もどして」
ん? 少しだけ感情がこもっているみたい。
このぬいぐるみに何か思い入れでもあるのかしら?
いや、あるはずよね。
こんな何もない部屋に置いてあるくらいなんだから、よっぽど大切なモノなんだわ。
さーーて、どうしようかな?
@素直にもどす
Aこのぬいぐるみを人質にとる(バカ案)
Aこのぬいぐるみを人質にとる(バカ案)←
このぬいぐるみを人質にとって正体をあばくってもらうっていうのはどうだろう?
・・・我ながらマヌケなアイデアだ。
でもやってみるのもおもしろいかもしれない。
ハズすと寒いだろうけど『加賀野 愛』と以外なコミュニケーションがとれるかもしれないし・・・ よし! やるわよ!
【 瞳 】「このぬいぐるみの・・・・・・」
命が惜しければ正体を語って・・・って、声が出てないじゃない!?
どうしてなの?
あれ? 天井が見える・・・え? え?
『加賀野 愛』が見えてきた・・・
けど、どうして逆さまなの・・・?
あれ―――――――?
ナンにも見えないや・・・どうして・・・?
BAD END
前の選択肢にもどりますか?
YES / NO
第二話 『加賀野 愛 A』
YES / NO
↑
@素直にもどす
【 瞳 】ここは素直にもどしておこう。
ぬいぐるみをゆっくりと元の場所にもどし、空いた両手を上にあげた。
【 瞳 】「もどしたわ。 それで出来たらこの鎌をどけてくれないかしら」
【 愛 】「鎌・・・?」
【 瞳 】「私の首に当たっているヤツよ」
・
・
・
ナンなの、この間は?
私、何かマズイことでも言った?
【 愛 】「鎌・・・ね、フフ・・・」
あら? 鎌と言ったのが何かツボに入ったみたい。
【 愛 】「両手をあげながらこちらに向きなさい」
【 瞳 】「コレをどけて・・・」
【 愛 】「向きなさい」
はい、はい。 わかりました。
首の鎌を注意しながらゆっくりと『加賀野 愛』のほうに振り向いた。
【 瞳 】「で、コレはどけてもらえるのかしら?」
【 愛 】「・・・・・・」
返事も無しか・・・
【 愛 】「今夜で終わらせる」
【 瞳 】「はい?」
【 愛 】「だから・・・邪魔をしないで」
【 瞳 】「説明はしてくれないのかしら」
【 愛 】「その必要は無い」
この調子じゃあ何を聞いても答えてくれそうにないわね。
【 瞳 】「わかったわ、 このコトに関しては何も聞かない。」
【 愛 】「・・・ありがとう」
あらら・・・意外な返事だわ。
首元の鎌もはずれた。
両手を首元に当てて傷がないか確認・・・うん、だいじょうぶ。
首をさすりながら目の前の少女に目を向けてみる。
ちっちゃいな・・・虎ちゃんくらいか? ううん、ちょっとこの子のほうが
大きいかな。
顔立ちも虎ちゃんに似ているわね・・・眼鏡をかけたら姉妹でいけるんじゃ
ないかしら・・・
しかしこの鎌はナニよ。
昨夜はこの鎌で巨大ミミズを斬り殺していたけれど、この時代に武器が鎌って
いうのはどうなの!?
あのコスチュームといい(人のことは言えないが)ナニがナンだか・・・(笑)
まあ、このまま『加賀野 愛』と向き合っていてもしかたがないし、この辺で
引き揚げよう。
そうだ、引き揚げる前に『アレ』のことを聞いておこう。
【 瞳 】「加賀野さん、今回はこのまま引き揚げるけれど一つだけ聞いてもいいかしら」
【 愛 】「・・・・・・」
黙っているってことはOKととっていいわよね。
【 瞳 】「この子だけど・・・」
私はぬいぐるみを指差しながら言葉を続けた。
【 瞳 】「この子の名前はナンていうの?」
・
・
・
・
・
【 愛 】「・・・この子の名前・・・・・・」
うわっ
『加賀野 愛』の顔があっという間に赤くなって下を向く。
【 瞳 】「この子はどうやってあなたの所に来たの? あなたが・・・ううん、その
感じだと彼氏からのプレゼントかな?」
【 愛 】「・・・!」
あっ・・・あら・・・今まで赤かった顔が元に戻っていく。
下を向いていた顔が上を向いて目が合った。
【 瞳 】「あっ・・・」
キュイッ
突然『加賀野 愛』の身体が消えた。
なんかもう、何でもありね・・・
でも・・・最後に見た『加賀野 愛』の目はとても悲しそうだった・・・
【 瞳 】「悪いコト、言っちゃったかな」
―――――深夜―――――
バトルスーツに着替えて学園の敷地内を探索中
【 瞳 】「しかし毎度のこととはいえ・・・何故このバトルスーツはピンクなんだろう」
司令には何度も変更をお願いしているのにこの色しか支給してくれなし。
【 瞳 】「夜にピンクじゃあ、目立って潜入とかに困るしー・・・昼でも目立つけど」
「今夜で終わらせる」
『加賀野 愛』がどこかにいるはずだが・・・全然わかんないわね。
まだ始まっていないのか、それともすでに終わっているのか・・・
昨夜襲われたあたりまでやってきたけど、これといった以上も無い。
【 瞳 】「彼女、この外灯の上に立っていたのよね・・・」
そんなことを考えながら外灯の横を通り過ぎた時・・・
グオオオオォォォォォォォ
【 瞳 】「なに!? なんの声!!?」
さっきまで聞こえなかったのに!?
『殺してやるぞ、ギシャ――――シャシャ』
目の前で化け物と『加賀野 愛』が戦っていた。
なぜ!?
慌てて後ろに飛び退いた。
【 瞳 】「あっ、あれ!?」
目の前にいた化け物と『加賀野 愛』がいないし、声もしない。
【 瞳 】「どうして!?」
おそるおそる前に進む・・・すると
ギシャー ギシャー グオオオオォォォ
目の前で化け物と『加賀野 愛』が戦っている。
身体を退いてみた。
なにも聞こえないし、なにも見えない。
結界ってヤツ?
頭がクラクラする。
こんなの報告したら白い壁の病院に入れられちゃう。
【 瞳 】「と、とにかく、その辺のコトは置いておいて様子を見ましょ」
おそるおそる結界に近寄ってみる。
たぶんこの辺からが結界だと思うんだけど・・・
何度か試してみてある程度の境界線がわかった。
戦っている連中の死角に身を潜めて様子を窺う。
戦いは『加賀野 愛』が優勢だ。
【 愛 】「やあっ」
ドシュ
【 愛 】「たあっ」
ドシュッ ドシュ
グォアアアアァァァァァ
巨大ミミズの束でできた化け物が触手で攻撃をしているが
『加賀野 愛』に触れることもできない。
そして避けた触手を『加賀野 愛』が確実に切断していく。
【 愛 】「遅い!」
そう言って化け物の懐に飛び込む。
ドシュッ ドシュ ドシュ
絡みつこうとした触手は身体を一回転させて切断し、その回転の勢いを
利用して化け物の本体に斬りつける。
これは・・・決まる!!
【 愛 】「これで・・・」
左上段から鎌が振り下ろされる。
【 愛 】「フィニッシュ!」
決まった!!
・・・・・・あ、あれ・・・?
なにもおこらない・・・?
『加賀野 愛』の動きが止まっている。
鎌も化け物に当たる寸前で止めたようだ・・・どうして?
【 愛 】「キサマ・・・」
ギャシャシャシャシャ
嘲笑うような声を出した化け物は『加賀野 愛』から距離をとった。
化け物をよく見てみると化け物の身体から何かが浮かびだしていた。
あれは・・・人?
『甘い、甘いなァ・・・
キサマ 本当に 魔法戦士か?
ワシが ゆらぎから得た情報の 魔法戦士どもは
もっと 非情・・・
まさか 人質 などという手段がキくとは・・・』
【 愛 】「関係ない」
そう言って突進していく『加賀野 愛』にすぐさま触手が襲いかかる、が
さっきと同じで身体に触る前に切断されていく。
あっという間に化け物との間合いを詰めた『加賀野 愛』の鎌が化け物の
本体に振り下ろされる瞬間、化け物の体内から人間が輩出された。
化け物は鎌の振り下ろされる軌道に人間を差し出す。
【 愛 】「くっ・・・」
止めた・・・化け物の盾にされた人間に当たる前になんとか止めた。
ふぅーー人間の真っ二つなんて見たくないものね・・・
よく見てみると、どうやら女の子のようだ。
ウチの生徒かしら・・・
少女は裸で身体中に触手と液体が纏わりついている・・・大事なアソコには
触手が挿入されたままだ。
グフグフ、グワハハハハハハッ
【 愛 】「貴様っ!」
ニュルニュルルルン
動きを止めた『加賀野 愛』に触手が襲いかかる。
が、身体に絡みつく前に触手を切断し、後ろに飛び退いて距離をとる。
『強いな 小娘・・・
しかし この人質 が いる限り ワシに とどめを
サす ことは出来んぞ』
【 愛 】「・・・・・・」
『この娘を 助け たいか・・・?
ふっふっ・・・ その為に どう すれば イイか
言わなくても わかる な グフっグフ』
【 愛 】「くっ・・・」
はーーーーっ・・・
結局、そのパターンか・・・
しかし、あの『加賀野 愛』が素直に従うとは思えないんだけど・・・って
あら!?
【 愛 】「・・・」
構えていた鎌をおろしてしまった。
このまま『奴』に従うつもり?
『その武器も 捨てて もらおうかのう』
【 愛 】「・・・・・・」
鎌を見ながら何かを考えているようだけど・・・
『はやく 捨てんか
この 娘の 首が 折れて しまうぞ』
【 愛 】「・・・っ」
『加賀野 愛』の鎌を持った腕がゆっくりと動いて、そのまま・・・
えっ!?
うわぁ!!!?
鎌が物凄い勢いでこちらに向かってくる!
あぶない!!
とっさに頭を下げると、その上を鎌が通りすぎ
ザン!と音を出して私の後ろの木に突き刺さった。
あぶなかったぁー。
でも・・・こっちに投げたってコトは・・・
私が此処にいるってことがバレバレ!?
『グフフ その身体 味わって みるかのう』
ニュロロン
『加賀野 愛』の左足に触手が絡まる。
【 愛 】「そのコを離せ」
『お前が もてば な・・・』
【 愛 】「くっ」
『加賀野 愛』の身体全体に触手が絡みついた。
グニュルル ニュロニュロロロ ニュルン
【 愛 】「ぅん・・・ぁっ」
ヌルルル ヌチャ
【 愛 】「ぃゃ・・・ああっ」
グリュニュルン
【 愛 】「だ、め・・・ゃぁ・・・ふぁん」
『ピチ ピチ した肌が たまらんのぅ ぉう、ぉう』
【 愛 】「ああっ!? ダメ!」
ニュルルルルルルルル
とうとう触手が服の下にもぐりこんだ。
此処からでも『加賀野 愛』の服の下に、何本も触手がもぐりこんでいるのが
わかる。
あのピッチリしたレオタード状に触手が浮かび上がっている。
どうやら胸を重点に責めているみたい。
【 愛 】「・・・そこは・・・やめ、て・・・ぁぁ、さきっちょが・・・んんー」
クチュ クチュ クチュ クチュ
クニクニ クニュ
【 愛 】「うああっ!?」
『コリコリ して 美味いのぅ』
【 愛 】「だめ・・・だめ・・・ぁぁぁん・・・はぁ」
『そろそろ 下の口も味見させて・・・なんじゃ 小娘
もう 濡れておるのか? 胸だけで 濡れてしまう なんて
はしたないのぅ
ワシが セッカン してやるわい』
この化け物、どーも言うコトがじじむさいわね・・・?
話しを聞いていると、元々人間のようだし、此処の教員か?
『加賀野 愛』の股間に一本の触手が伸び、そのままスマタを始めた。
シュリュ シュリュ シュリュ シュリュ
【 愛 】「はぁ! やめて・・・やめて・・・ぅんんんー、 ダメな ふぁあ」
シュリュ シュニュ シュニュ ニュル ニュル ニュル
【 愛 】「だ、めぇ・・・んんぅ こんなの、こん、な・・・イイ、の・・・ぃやぁ・・・」
ニュルン ニュルン ニュルルル ニュン ニュン ニュルン
【 愛 】「ふぁぁぁん ダメなの、に・・・はぁはぁ あ、あ、あ、あ、あああっ!?」
『グフグフグフ そろそろ 挿入てほしいか?』
【 愛 】「・・・・・・」
フルフルと頭を横に振る。
『我慢 するな
ほぅれ ワシのモノを 挿入てやるわい』
そう言った化け物から、今までの触手とは違うモノが伸びてきて『加賀野 愛』のアソコに押し付けられた。
それは男性器そのものだった。
しかし大きさがけた違いだ!
【 愛 】「ダメ・・・ずらさないで あぁ・・・」
化け物の触手がレオタードの股間部分を横にずらして、『加賀野 愛』のアソコを
外気にさらした。
【 愛 】「ああっ!?」
そこへ触手が押し付けられる。
『このまま 挿入てやるわい がははははっ』
【 愛 】「ああっ だめ・・・ 挿入ってきちゃ・・・ んんっ やぁ・・・」
ヌプ ヌプ ヌヌヌヌ ヌプ
【 愛 】「挿入って・・・挿入って くる よぉ・・・ ふあぁぁぁっ」
ニュヌヌヌヌ
【 愛 】「ダメ・・・ふぁ あ、あ、あ、あ」
これは・・・駄目だ。
このままだと確実に『加賀野 愛』は堕ちてしまうだろう。
何か良い手はないか?
【 愛 】「ああっ! もうもう・・・」
駄目か・・・
あ、あれ?
『加賀野 愛』がこちらを見ている。
偶然? そんなわけないわ。
ズプン
【 愛 】「――――あああああ―――ッ・・・」
ズップ ズップ ズップ ズップ
【 愛 】「あっ あっ あっ ああっ」
ヌプ ニュル ヌルン ズプ
【 愛 】「ああっ ダメッ・・・ こ、んな・・・の ふぁあっ!?」
こっちを見ていた・・・
此処に私がいるのはわかっていたようだし、助けろってこと?
でも・・・コレか!?
私の後ろの木に刺さっている、この鎌を使えってこと!?
こういう展開になるのを承知で化け物に身体をさしだしたの?
【 愛 】「ふぁああ イイ こんな・・・ああっ 奥は・・・ダメ、ダメ・・・やぁ」
『イイか? イイのか? これではどうじゃ』
【 愛 】「そんな・・・中でふくらんじゃ・・・イイの 気持ちいいのぉ」
『そうか イイのか グフグフグフ もっとよくして やるぞ』
【 愛 】「これ以上は ダメ、ダメだけど・・・もっと、イイ! イイ! ふぁんッ」
グニュン グニュン ズプニュ ズプニュ
【 愛 】「も・・・イク イッちゃう・・・ダメ ぁぁぁイク! こんな・・・ああ・・・」
ズプン ズプン ズプン
【 愛 】「ああっっ あ、あ、あ、ああっ!?」
『もうイクのか しょがないのぅ 小娘を イカす前に グフグフ』
化け物からまた違う形の触手が伸びてきた。
今度の触手は細い線虫みたいなヤツだ。
それが『加賀野 愛』の両耳に入っていく。
な、なにをしているの?
『ふんふん そうか ほーー 面白いのぅ よしよし 次は これじゃな』
【 愛 】「はぁはぁはぁ んんーっ もう ダメ イク、イクのぉ・・・」
ヌプン ズプン ヌッチャ ヌッチャ ニュクン
『よーし イケ! イってしまえ!! ぐぅううっ!』
ドプン ドピュ ドピュ ビュル ビュルン
【 愛 】「ふぁ、あああっ ぅん ふあっ んんん――――ッ」
ビュルルルン
射精した触手が『加賀野 愛』の中から出てきた。
ソレは愛液と自分の出した精液でヌラヌラとしているが、勢いはいっこうに萎えそうもない。
【 愛 】「はぁ・・・」
絶頂を迎えた『加賀野 愛』は仰向けになったまま、地面の上に倒れこむ。
化け物のほうは・・・まだ人質を銜え込んだままだ。
あれを何とかしないと、どうしようもないわね。
『まだまだじゃ グフグフ 次は・・・』
倒れている『加賀野 愛』に再び触手が伸びる。
両手・両足に巻きついた触手は軽々と身体を持ち上げ、反転させた。
後ろから責める気!?
『前に 男子生徒を 襲った時に ハマッてのぅ
こっちも 試させて もらおう』
まさか・・・
化け物の触手は鎌首を持ち上げるように動き、その際に『加賀野 愛』のアソコをニュルニュルと通り過ぎていく。
【 愛 】「んんんんんー」
ニュルン
最後に先端部分が通り過ぎ、そのまま『加賀野 愛』のオシリに押し当てた。
『このままだと 面白く 無い からな・・・
目を覚ませ 小娘 ほれほれ』
空いた触手でペチペチと『加賀野 愛』の頬を叩く。
【 愛 】「う・・・ん」
『起きたか 小娘』
【 愛 】「これは・・・キ、キサマ。 な、なにをする気だ。」
『今から お前の 尻を 掘らせて もらう』
【 愛 】「尻って・・・やめろ! そんな、そんなの無理」
『無理なものか さっき お前の 記憶を 覗かせて もらった・・・』
【 愛 】「・・・!?」
『尻どころか 全部の穴で ヨガっていた ではないか?
ワシは 尻だけで イイんじゃから おとなしく 差し出せ」
【 愛 】「イヤ・・・」
『それに 人質が どうなっても いいのか』
【 愛 】「くっ・・・」
『おとなしく なったな・・・ グフグフ』
オシリの穴に触手が押し当てられる。
【 愛 】「あぁ・・・ あぁ・・・」
グググググ・・・
【 愛 】「オシリに・・・あぁ・・・ダメ・・・」
ズヌン
【 愛 】「―――――!? ぅああああっ!?」
『挿入った! 挿入ったぞ グハハハハ』
【 愛 】「くぅ・・・・・・」
あの太い触手が『加賀野 愛』のオシリに挿入っている!
とても苦しそうだ。
【 愛 】「はぁはぁはぁ・・・う、うごか・・・ない、で・・・お願い・・・ あぁ!?」
ズンズン ズンズン ズンズン
【 愛 】「うあっ くぅう いや ぐぅう ぁああっ」
化け物の触手は容赦なく『加賀野 愛』のオシリを責め続けている。
【 愛 】「がぁ ぐぅう ふう・・・・・・はぁ・・・・ん・・・」
うん?
どうも声が苦悶から変わってきているみたい。
【 愛 】「んんっ・・・はぁ ふぅ はぁはぁはぁ ふん ふぅあああぁ・・・」
ズニュン ズニュン ニュル ニュルル ニュルン
【 愛 】「ダメ、オシリが・・・ど、して・・・―――-んん・・・」
グニュルル グニュン グニュン
【 愛 】「中を、かきまわさ、ない、で・・・ああっ、そんなのダメ、ダメ くぅん」
『どうじゃ 尻の穴は? グフグフ 尻の穴で 感じるとは この変態娘が』
【 愛 】「違う、違う・・・私は、私は・・・んあああん あん ダメ オシリが
オシリが・・・ダメ、ぃやあ・・・感じちゃダメ、ダメなのにぃ・・・」
『違わん お前は 尻の穴で 感じる へ、変態娘なんじゃ』
【 愛 】「違う・・・んんっ 違う、の・・・ ああああ、ふぅふぅ・・・ふぁああっ」
『グフグフ、フフフ その乱れた姿を 秋俊くんが 見たら どう思うかな?』
【 愛 】「!!!?」
『グゥオオオゥ! 締まる 締まるぞ グフフフ たまらん締まりじゃ』
【 愛 】「あ、秋俊・・・ぃや! 秋俊のコトは言わないでぇ」
秋俊? 秋俊って誰のこと?
『お前のことを、その汚れた 身体ごと 愛してくれた、秋俊くんが 見ていたら 悲しむじゃろうな グワハハハ』
【 愛 】「秋俊は・・・はぁん そんなコトない、ふぅあああん ダメぇ・・・んんんっ」
どうやら秋俊くん、というのは『加賀野 愛』の恋人? なのかしら。
【 愛 】「秋俊・・・秋俊、ぅあ、ゴメンなさい くぅん ダメ、こんなの・・・あぁ
もう、ダメ・・・オシリが、あぁん、気持ちイイ、の・・・どうして・・・
はぁ・・・秋俊、秋俊ぃ・・・ゴメンなさい・・・私、わたしぃ・・・もうダメ
なのぉ・・・くぅう ああああん」
もう・・・イかされるも時間の問題だろう。
この状況からどうするか・・・
もう一度、『加賀野 愛』を見た。
泣いていた。
悲しみか、それとも快楽の為なのかわからないが、涙を流していた。
しかし、その顔は下を向くことなく、私の方に向いている。
あっ・・・
目があった。
でも『加賀野 愛』のほうから顔をそらし、化け物のほうへ向けた。
【 愛 】「もう、ダメ・・・ぅん、ダメなんです・・・お願い もっと、もっとオシリに
ふぁぁぁん、ください あんあん、イイ、オシリがイイの」
『そうか、そうか 尻がいいのか グフグフ よし もっと 責めてやるぞ』
グニュニュニュ グニュン グニュン
【 愛 】「うああっ そんなに・・・イイ、イイ、オシリでイッちゃう。
やっ、 やっぱりダメ・・・オシリでなんて・・・うあっ、くう・・・
ダメ、ダメ・・・秋俊、秋俊ぃ・・・ぐぅ、んぁ、はぅん、オシリが・・・
オシリがぁ・・・ こんな、こんなの・・・はぁうん、くぅう・・・」
私は木に刺さった鎌を見ながら考えた・・・
これは私を信じてくれた、と取って良いのだろうか?
・
・
・
考えるだけ無駄よね。
私は鎌を手にとって木から抜いた。
軽い・・・何、この軽さは?
いったいナニでできているの!?
駄目駄目、そんなコトを考えている状況じゃないでしょ。
【 瞳 】「それじゃあ、加賀野さんの期待に答えるとしましょうか」
私は化け物の背後にまわる為に、その場を離れた。
【 瞳 】「あと、ちょっとだけガンバって」
【 愛 】「あぁ・・・ダメ、ダメェ・・・でも、オシリが、うぅ・・・ふああああん
イイ・・・オシリが・・・オシリでイッちゃう、イッちゃうよぅ・・・
あっ、あっあっあっあっ・・・もうダメ・・・ふぁぁあああんんんんん」
『グぅぅぅぅぅゥゥゥゥ』
ドキュ ドキュ ドクン ドピュ
『うううぅ・・・ お前の 尻は 最高じゃあ』
【 愛 】「う・・・うぅぅ ぐず、ぐず、すん」
『抜かずの 2回目に 突入じゃあ 今度は ワシの体全部でな・・・』
【 愛 】「いや・・・もう、やめて・・・お願い・・・」
『こいつは 邪魔だ な』
グニュルルル
人質にされていた少女が化け物の体内から排出された!
でも身体中に触手が絡みついている。
アレを何とかするのが私の役目ね。
『そーら こっちに こい』
【 愛 】「いやぁーーーっ」
ギュポン
変な音をだしながら、化け物は加賀野さんを自分の体の中に埋め込んだ。
【 愛 】「いやー いやいや、いやー」
本当にイヤそうだ。
ゴメンね、もうちょっとだけガンバって。
『どうじゃ ワシの 体の中は 気持ちイイ じゃろう グフグフ』
いまだ!
私は鎌を手にし、化け物に向かって走った。
チャンスは一回だけ!
たぶん、この化け物は私じゃあ、倒せない。
だから狙いは・・・
【 瞳 】「うおぉぉぉぉぉぉ!」
バシュ バシュ バシュ バシュ バシュ
少女に絡みついていた触手を全部切断した。
【 瞳 】「よし!」
『ぐおおおぉぉぉぉ 貴様 どこから あらわれたー!?』
【 瞳 】「加賀野さん!!」
【 愛 】「・・・光疾!」
バシ、バシバシバシッ
こ、これは雷!!?
『グゥオオオオオオオオオオ!!!!』
【 愛 】「もう・・・一度」
バシン、バシバシ、バシン
『ガァ嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼!!!!』
【 瞳 】「たぁーーっ!」
ビシュ ピシピシ ビシュ ビシュ
加賀野さんに絡みついていた触手を切断する。
【 愛 】「あ・・・」
化け物から開放された加賀野さんが落ちてくる。
【 瞳 】「よっと」
受け止めた。 ナイスキャッチ。
ちっちゃいな・・・こんな小さな身体であの化け物の相手を・・・・・・
加賀野さんの身体を軽く抱きしめる。
やだ、私、なんかヘンだ・・・
『貴様 殺してやる 殺してやるぞ!』
【 瞳 】「残念ね。 あんたに私を殺すコトはできないわ」
『なんだと』
【 瞳 】「なぜかって? それはね・・・今から逃げるからよ!」
二人を両脇に抱えて一目散に逃げる。
あの化け物は結界を抜けられない・・・と思う。
『ま、待て 貴様ぁ』
少し遅れて化け物が追いかけてくる。
でも、私のほうが速い(普通なら)
『グアアアア 待てぇ まぁーてー』
誰が待ちますか。
しかし、二人も抱えているとスピードが出ないわ。
【 瞳 】「あと、すこし・・・」
グオオオオ
うわ!? すぐ後ろで声がする。
【 瞳 】「聞こえない、聞こえない」
あと10メートル。
『追いついたぞ ガハハハハ』
駄目か!?
グギャアアアアアアアアアア!!
おもわず振り向いた。
化け物の体に加賀野さんの鎌が刺さっている。
【 瞳 】「加賀野さん!?」
抱えている加賀野さんを見ると鎌を投げたあとのようだ。
【 愛 】「あとは・・・・・・」
そう言って意識を失ってしまった。
『ゴアアアアア 殺す 貴様ら 殺してやる』
化け物は鎌を抜こうとしているが、深く刺さっているために抜くことが
出来ないようだ。
化け物から目を離さずに後退しながら、結界を越える。
もう、化け物の姿は見えないし、声もしない。
でも、化け物の声が耳から離れない。
【 瞳 】「待っていなさい、必ず倒してみせるから!」
第二話 了
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