某名門学園。
男女共学、全寮制である学園内で男女問わない謎の暴行事件が連続で発生していた。
この事件を表沙汰にしたくない学園側と被害者の父兄が、ある組織へ事件解決を依頼した。

といった経緯から私、『天王寺 瞳』と相棒の『庭野 子虎』(私は虎ちゃんって
呼んでる。 私の着任から2日後に転入予定)が派遣されることになった。

【 瞳 】「着任早々見回りかぁ・・・ついてないなぁ・・・ううん、なに言ってるの!
     お仕事、お仕事・・・」
     この学園は東西に長細くなっていて東側に女子寮、西側が男子寮と分かれていて
     中央に校舎が建っている。 暴行された生徒達の発見現場は一定しておらず
     学園敷地内、校舎内どころか男女子寮内でも発見されていた。
【 瞳 】「う〜〜ん・・・現場がランダムだと的が絞れないないのよねー」
     現在地は校舎と女子寮の間、けっこうな広さの公園になっていて芝が敷いてあり
     林まである。
【 瞳 】「いかにも名門ですって感じよねー、あら・・・」
     スゥ・・と辺りが暗くなった。 先程まででていた月が雲に隠れていく。
【 瞳 】「綺麗な満月だったのに」
     闇が辺りをつつんでいく。
     残された明かりは学園内の外灯だけだ。
【 瞳 】「あの林なんか絶好の犯行現場になるわよねー。 ちょっと林の中でも・・・ん?」
     50bほど先の外灯の下でナニかが動いた。
     そのナニかは暗いシゲミの中へと消えていく・・・
【 瞳 】「あやしい、なんであんなにあやしい動きをするのかなぁ・・・私が犯人ですって体全体で表わしているじゃない」
     私はシゲミへ向かって歩きだした。
【 瞳 】「早期解決で虎ちゃんの出番は無しね。 次の任務も決まってないし特別休暇でもくれないかなぁ(ハート
     シゲミの前までやってきた。 シゲミは私の腰までの高さがある。
     相手の気配を探ってみたが・・・いない?
     しょうがない・・・私はシゲミの中に入って様子を窺ってみたが・・・
【 瞳 】「いないなぁ・・・林の中かな?」
     この先は林になっている。 ここを抜けると女子寮は目と鼻の先だ。
【 瞳 】「まずいコトになりそうね・・・ハッ!?」

       ガサ ガサッ
     
     木の上にナニかがいるッ!!?
音のした方に目をやると木の上にいる『ナニか』はすでに木から離れていた。
こちらに向かって落ちてくる!!

【 瞳 】「 っ!」
     私は慌てて後ろに飛び退いた。 その直後、先程までいた場所に『ナニか』が
     落ちてきた。
      
       ドサッ

【 瞳 】「ふぅーーぅ、あぶない、あぶない・・・もうちょっとで下敷きになるところだったわ」
     高さ10bはある木の上から人間大の物が落ちてきんだ。
     下敷きになっていたらタダではすまなかっただろう。
【 瞳 】「さてと・・・落ちて受けたダメージが大きくて動けないのかしら? 連続暴行犯さん?」
     先程から様子を窺っているのだがまったく動きが無い。 それどころか気配もしない。
【 瞳 】「まさか・・・死んじゃったんじゃないでしょうね!?」
     そう言いながら慎重に近づいてみた。

     すぐそばまで来たがまったく動かない・・・
【 瞳 】「ホントに死んじゃったの・・・?」
     懐中電灯の光を落ちてきた『ナニか』にあてた。
     そこに現れたモノは初めて見るモノだった。
【 瞳 】「・・・・・・・・」
     なんだろう・・・?頭が回らない・・・目で見ているもののソレを認識できない。
     今までいろんなモノ(洗脳やらパワードスーツ、終いには戦闘機まで)を見てきたが
     コレほど変なモノは見たことがない・・・
     それはピンク色をした・・・例えるならミミズだろうか?
     釣り餌でミミズが絡まりあって団子のようになっているのが頭に浮かんだ。
     でも目の前にあるモノはスケールが違う。 直径は1bはあるだろうか?
     巨大なミミズが動かずに、絡まりあったままたたずんでいる。
     私は本能的に危険を感じ取り、ゆっくりと後ろにさがった

       カサカサ・・・カサ・・・

     足元で音がするので下を見ると周りを巨大ミミズに囲まれていた。
     しまった! 最初から狙いは私だったのね!?
     次の瞬間、目の前のミミズ団子がハジケた!!

       ニュルルルルルルン ニュル ニュルンヌルヌル

     あっという間に両足に巻きつかれ、そのまま上に上がってきた巨大ミミズに
     両腕を後ろ手に固定されてしまった。
     こうなると身動きがとれない!
     あとは身体中に巨大ミミズが絡みついてくる。
【 瞳 】「あっ!? ダメッ!!」
     フトモモに絡みついていた巨大ミミズがパンティーの上から私のアソコを責めだした。
【 瞳 】「う・・・あぁ・・・ダメよ・・ぅんンッ」
     弱すぎず、強すぎず、絶妙なチカラ加減でアソコを責めてくる。
     するともう一匹がクリトリスを責めだした
【 瞳 】「ダメよ・・・ダメ・・あぁ・・でも上手いわ・・・んっく」
     マズイな・・・このままだと快感で流されてしまいそう・・・
【 瞳 】「ふぐッ!? んんんーーーーーーッ」
     巨大ミミズの一匹が口の中に入ってきた
     咽喉の奥まで容赦なく押し込んでくる。
【 瞳 】「ごぁッ、ぐぅ・・むあっふ、ふむぅッ!?」
     巨大ミミズの動きが変わった・・・前後に激しく動くだけだったのが私の
     口の中を全部使う動きに変わっている。
     内側から頬に押しつけたり、先端を舌に擦りつけたりしている。
【 瞳 】「ん・・・んん・・あむ・・・んっんっんんッ」
     この巨大ミミズ、口当たりといい分泌されている体液といい本物のアレに
     ソックリだ・・・ と、いうコトは射精もするんだろうか?
【 瞳 】「ふぁ・・・」
     下半身が熱くなってきた。 しばらくご無沙汰だったから身体が勝手に反応
     しちゃう・・・
【 瞳 】「んんっ!?」
     口を責めていたヤツの動きが激しくなった。
     また咽喉の奥まで押しこんで前後に動く。
     これって・・やっぱり・・・あッ!!?

【 瞳 】「――――――――――ッ・・・」

        ドプ、ドピュ、ドピュッ
     
     巨大ミミズがブルブルと震えながら口の中に射精を続け、口の中には
     本物の精液と同じ味のする液体が溜まっていく。
     巨大ミミズは私の口の大きさまで拡がっていて吐き出すことも出来ない。

       ドピュ、ドピュルルルッ

     巨大ミミズの射精は止まらない・・・ このままだと液体が鼻のほうまできて
     呼吸ができなくなる・・・
     しょうがないな・・・覚悟をきめよう。
【 瞳 】「んっく・・んっ・・・ゴク・・ゴクン・・・ゴク、ゴク・・・んぁ・・」
     飲んでも飲んでも終わらない・・・いつ終わるかわからないが私はひたすら
     飲みつづけた。
【 瞳 】「ゴク、ゴク、ゴクン・・ゴクン・・・?」
     巨大ミミズが大きくブルブルっと震えたあと射精は止まった。
     やっと終わった・・・最後に出された液体飲み込んでホッとしたら巨大ミミズが
     口から出ていった。
【 瞳 】「ぷあッ・・・はーー、はーー、ふぅー・・・んん――――ッ!?」
     口を開放されて油断していたところにアソコを責めていた巨大ミミズが一気に
     オ○ンコを貫く。
【 瞳 】「あっ、ああああっ、―――――っ・・・」
     挿入されただけで軽くイってしまった・・・・・
    
     キシャキシャキシャ

     巨大ミミズから嘲笑うような鳴声がきこえる・・・くそぅ!!
     私の中に収まっている巨大ミミズが動きだそうとした時、変化があった。

       キィ、キィ、キィー、キィ

     巨大ミミズたちが奇妙な鳴声をあげて動きだした。
     なにかを警戒している・・・?
     なに? なにに警戒しているの?
     私も周りになにがいるのか探ってみた・・・その時!


【 ? 】「そこまでだ」
     どこからか声がする。 少女のようだ。
【 ? 】「その人を放しなさい」
     淡々と、しかし意思のこもった声がする。

       キシャー

     巨大ミミズが威嚇するような鳴声をだしている。
     どこ? どこにいるの?
     巨大ミミズたちの向きが一点に向かった。
     あそこか!?
     巨大ミミズの向いた先に人が立っていた。 やはり少女のようだ。
     どちらかというと小柄な・・・虎ちゃんくらいか? がいる。
     右手には何か棒のようなモノを持っていた。
     少女の姿が段々と見えてきた・・・今まで雲に隠れていた月が再び姿を現す。
     少女は奇妙な格好をしていた。
     フィギュアスケートの選手のような格好だ。
       コスプレ・・・?
     こんな時にこんなバカな考えが浮かぶほど少女の格好はこの場所にあっていなかった。
     少女が持っている棒の先端がキラリと光る。
      鎌・・・?
     私の知っている鎌とは違って刃の部分は長く伸びていないが、おそらく鎌だろう。
少女の顔がハッキリと見えた。
     整った顔つきだ。 将来、とてつもない美人になりそう・・・
【 ? 】「まぁ、離そうと離さなくても結果は一緒だけど」
       
       シャキンッ!

     少女の右手の鎌が鳴る!!
【アイ】「ここで全部、殺してやる!」
     これが私『天王寺 瞳』と『加賀野 愛』との初めての出会いだった。


【 瞳 】「でも・・・どーして外灯の上に!?」

                            第一話 了

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