総合トップSS一覧SS No.1-018-4
作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
無題 サザム氏 ハロルド×ジューダス 2002/12/18 -

ジューダスの意識は、急速に覚醒した。
(ここは…)
目の前には天井が見え、体の下には柔らかい寝台の感触を覚える。
体を起こそうとするが、先程の戦闘で受けた麻痺の効果が残っており、身動きが取れない。
「くっ…」
「あら、もう気付いたの?」
力を込めようとして漏れたうめき声に、視界の外から答えるハロルドの声がした。
「ハロルドか。ここは一体?それに他の奴等はどうした?」
「ここには私とあなたしかいないわ。ここはどこかの小部屋の中。
さっき激しい閃光があったっしょ、カイルの方から。
おそらく、カイルがトラップに掛かって、バラバラに飛ばされたんでしょうね。
だから、他のみんながどうなったのかは、さすがに分からないわ」
ハロルドは、部屋のあちこちを調べながら答えているらしく、物音を立てながら答えた。
「そうか。ふっ、まったくカイルの奴…。ところで、お前は何をしている?」
「んっ?ああ、この部屋の構造を調べてるのよ。…っと。やっぱりそうか」
「何か分かったのか?」
納得したようなハロルドの声に、ジューダスは問いかける。
「ええ。この部屋の扉には、特殊なロックが掛けてあってね。
内部の人間の精神状態を感知して、特定の感情波を感知しないと開かない仕組みなの」
「そうか…。ところでハロルド、そろそろ僕の麻痺を解いて欲しいんだが…」
「ああ、それはダメ」
「なに?」
思いがけない言葉に、ジューダスは疑問の声を上げた。
「説明の続きなんだけど。
その特定の感情波ってのが、性的快感の絶頂、つまりオルガスムスの状態なのよ。
つまり、二人してイカないと、この扉は開かないって訳」
「オルっ…!?い、いや、だから、それと僕の麻痺を解かないことにどういう…」
動揺の為にどもりつつも、ジューダスは問い詰める。
だが、一方ハロルドは、あっけらかんと答えた。
「だって、説明しても、ジューダスは私とセックスする、なんて承知しないでしょ?
力ずくで抵抗されたりしたら、勝ち目なんて無いし。
だったら、このまま麻痺させておいた方が合理的じゃない?」
平然とした声色に一瞬絶句したジューダスは、近づいてくるハロルドを制止する。
「い、いや待て。他に脱出する方法を考えて…」
「他にどんな方法があるっていうのよ?
扉は頑丈で武器じゃ傷つかないし、こんな狭い部屋で晶術使ったら危ないし。
お互い一人でオナニーするなんてマヌケの極致だし。
私の考えた68の脱出プランの内、これが最も確実な方法なの。
あっ、平気よ、私は初めてって訳じゃないし、ちゃんとリードしたげるから。
それに、良く言うじゃない。『据え膳食わぬは男の恥』って」
「そっ、そう言う問題じゃないっ!!」
…しかし、ジューダスの悲痛な叫びは、ハロルドの耳には届かなかった…。
「よっ…と」
ハロルドは、ベッドの上に上がると、ジューダスの両足の間に座り込んだ。
「さってと。まずは、解剖から始めないとね」
「か、解剖!?」
不穏な言葉に、ジューダスは内心で後ずさる。
「そっ。まずは余計なものを外さないとねん…」
そう言いつつ、ハロルドはジューダスの仮面に手を掛ける。
「まっ、待て!」
ジューダスは抵抗しようとするが、麻痺した体は全く言うことを聞かない。
仮面を外すと、ハロルドはジューダスの素顔をまじまじと見つめた。
「…うーん、やっぱり」
「…何がだ?」
「ジューダス、あなた私の好みのタイプだわ」
にんまりと笑うと、続けてジューダスの上着を脱がせていった。
「へえ、割ときゃしゃな体してんのね…」
「くっ…」
胸板を撫でるハロルドの手の感触に、ジューダスの口から小さいうめきが漏れる。
「いい加減にしないか!こんな…」
「あら、まだ気付いてなかったの?」
「…何だと?何の事を言っている?」
「この部屋にはね、快楽中枢を刺激して、性的欲求を高める効果のあるガスが流れてるの。
つまりぃ、呼吸する度に、どんどんエッチな気分になってくるのよ」
「なっ…」
「私はあなたより先に起きて色々やってたから、ガスも余計に吸ってるってわけ」
言われてみれば確かに、ジューダスの体の奥からも、次第に欲望の波が押し寄せてくる。
「くっ…こんなガスごときに…」
その波を押さえ込むように、ジューダスは必死に精神を集中させる。
しかし、ハロルドはそんな態度には構わず、ジューダスのズボンを下着ごと引き下ろした。
「…あら、まだこんななの?」
ジューダスの股間を見て、ハロルドは驚いたような声をあげた。
ジューダスのものは、多少大きくはなっていたが、力なく頭を垂れていたのだ。
「じゃあ、ちょっとサービスしちゃおうかな」
「なに…っ!」
そう言うとハロルドは、思い切り良く自分の上着を脱ぎ捨てた。
ジューダスの目に、露になったハロルドの双丘が映る。
顔を逸らすこともままならないジューダスは、慌てて目を閉じた。
「あっ、ちょっとぉ!それってどういう意味よぉ」
「………」
ハロルドはその態度をなじるが、ジューダスはその情景を脳裏から消し去ろうとする。
「ふうん。そういう態度を取るんなら、私にも考えがあるわよ」
そう言いつつ、ハロルドはジューダスの両手を掴みあげる。
そして、自分の手を重ねると、そのまま胸にあてがい、ゆっくりと動かし出した。
「…!」
「ふっ…これなら…目を閉じててもっ…関係ないっしょ…?」
ジューダスの手を使って乳房を揉みしだくハロルドは、悶えながらもそう告げる。
緩やかに形を変えてゆく柔肉の感触に、ジューダスの集中力が乱されていく。
「よさないかっ、ハロルドっ!」
「…ふう、これでもまだ、目を開けてくんないのね…」
そう言うとハロルドは、今度はジューダスの胸板を、自分の胸を使って撫で始めた。
「んーふふふーん。よっ、うりうりっ」
「…っ、くっ!」
ハロルドの鼻歌と共に、ジューダスの胸板全体に、柔らかく潰れた乳房の感触が広がる。
互いの乳首が擦れ合い、ジューダスの乳首も次第に隆起していく。
しかし、それでもなお、ジューダスは目を開こうとはしなかった。
「むー、強情ね…。じゃあ、最終手段よ…」
焦れたハロルドは、体を起こし、ジューダスの下半身へと移動した。
「ん?…なにっ!?」
己の性器に触れるなにかに、思わずジューダスは目を見開いた。
「んふ…やっとこっちを見てくれたのね…」
まだ柔らかい陰茎をやわやわと指で弄びながら、ハロルドは淫蕩な笑みを浮かべていた。
「でもまだよ…。ちゃあんと勃ってくれなきゃ…」
そう言いながら、ハロルドはさらにジューダスのものに指で愛撫を加える。
しばらく指を蠢かせると、次に股間へと唇を寄せていった。
「よせ、ハロルドなにを…うっ!」
柔らかく湿った感触を股間のものに受け、ジューダスは背筋を震わせる。
ジューダスの見つめる中、ハロルドは半立ちの陰茎をゆっくりと口中に含んでいった。
「はむっ、…ん…んふ…ぬっ…ちゅ…んあっ…」
「くあっ!」
上目使いにジューダスと視線を合わせながら、ハロルドは口腔全体で奉仕する。
今まで感じた事の無い快楽に、ジューダスは大きな喘ぎ声を漏らした。
ハロルドの唇がジューダスの茎を上下に擦り上げ、舌は亀頭の周りを執拗に責める。
さらに、ハロルドの舌は亀頭の裏の継ぎ目をなぞり、鈴口をちろちろと刺激した。
「うっ…くううっ…」
「んん…ぴちゅ…っぷ!…どう、気持ちいいでしょ?…んくっ…ちゅううっ…」
「くうっ…誰が…っ!」
ジューダスは必死に快楽に抵抗しようとしたが、陰茎はすでに理性の制御を受け付けない。
次第に硬度を増し、やがて下腹に密着するように反り返っていった。
「んぷっ!うん、もういいみたいねっ」
ハロルドは怒張から口を離すと、満足そうに頷いた。
厚めの唇は、唾液とジューダスの先走りによって、てらてらと妖しく濡れ光っている。
軽く唇を舐めると、ハロルドはジューダスの体の上を這い上がり、馬乗りの状態になった。
「よいしょ…っと」
「待て、ハロルド。僕は…」
「何よぉ、ここまで来て?…あっ、もしかして、誰かに操を立ててるとか?」
「…っ!…別に、そう言う訳では…」
その言葉で、ジューダスの脳裏に、母代わりであり姉代わりでもあった女性の姿が浮かぶ。
しかし、その顔と今のハロルドの姿が重なりかけ、ジューダスは慌ててそれを打ち消した。
「ならいいじゃないの。それに…」
そう言いつつ、ハロルドはスカートを捲り上げ、股間をジューダスの目前に晒した。
ガーターとロングブーツの間にある小さな布地は、しっとりと濡れていた。
「ほら…見て…」
「っくっ…」
さらにハロルドは、ショーツを指でずらすと、秘部を露にする。
ハロルドの陰裂は濡れそぼり、ひくひくと男を誘うように息づいている。
扇情的な光景に、ジューダスは唾を飲み込み、視線はその場所に釘付けになった。
「もう、こんなになっちゃってるのに…我慢なんかできない…んっ…」
そう言いながら、ハロルドはそのまま己の秘裂を指でかき回し、眉を歪めた。
ちゅくっ、ちゅくっといやらしい水音が響き、零れた蜜がジューダスの体に垂れ落ちる。
「ねぇ…いいでしょ…ジューダスぅ」
「あ、ああ…」
甘えるようなハロルドの声に、ジューダスは思わずそう答えてしまった。
「んふっ…じゃあ…」
嬉しそうに微笑むと、ハロルドはジューダスの屹立に手を添え、その上に腰を下ろした。
つぷ…。
「んっ、ああっ!」
すでに濡れきっていたハロルドのそこは、難無くジューダスのものを受け入れた。
秘洞の中は熱く滾り、肉襞はジューダスの陰茎をきつく締め上げる。
ジューダスのものを根元まで納めると、ハロルドはゆっくりと腰を使い始めた。
「んっ…ジューダスの…大っき…。…はっ…く…、あん…」
ちゅ…くちゅ…ぴちゅ…
「…っ…む…くっ…」
上下する襞が送り込む刺激に、ジューダスは漏れそうになる声を、歯を食い縛って堪える。
その苦悶の表情に、ハロルドは牝の本能を刺激され、ジューダスの耳元に囁く。
「んふっ…いい顔してるわよ…。じゃ、こういうのはどう?」
「何を…うっ!」
ハロルドは再び根元まで飲み込むと、8の字を描くように腰を左右に振る。
ジューダスは、内壁の側面に擦り付けられ、上下運動とはまた違った快感を引き出された。
「ハッ…ハロルド…お前どこでこんな事を…」
「んっ…この天才を舐めてもらっちゃ困るわね。
古今東西のテクニックも、男性のウイークポイントも研究済みよ…。
たとえば、こんな事とか…」
「くうっ!」
ハロルドは力を込め、きゅきゅきゅ、と膣内の3箇所でジューダスの怒張を締め付ける。
「こんな事とかも…」
「うあっ…!」
さらにハロルドは、ジューダスの菊座に手を伸ばし、くすぐるような愛撫を加える。
度重なる刺激に、ジューダスの陰茎は張り詰め、射精感がこみ上げてきた。
「うっ…ハロルド…僕はもう…」
ジューダスが限界を告げようとした時、ハロルドは突然、腰の動きを止めた。
「っく…ハロルド?」
いぶかしげに問いかけるジューダスに、ハロルドは嗜虐的な笑みを浮かべて答えた。
「んふふっ。ジューダス今、いきそうになったでしょ?
でもダぁメ。そう簡単にはいかせてあげないわ。
…そうね、いかせてくださいってお願いできたら、出させてあげてもいいわよ?」
「バッ…バカな!誰がそんな事を…」
ジューダスが一蹴すると、ハロルドは顔に掛かった髪を掻き揚げつつ、こう告げた。
「ふうん、ならいいのよ別に。…でも、その我慢がいつまで続くかしらね…っ!」
「うああっ!」
言い終わると同時に、ハロルドは再び腰をくねらせた。
少し落ち着いていたジューダスの剛直は、射精寸前までいったせいで敏感になっている。
すぐに絶頂に近づくが、ハロルドはその気配を敏感に感じると、動きを止める。
そして、ある程度収まってきた所を見計らって、再びジューダスを攻め立てる。
その繰り返しだった。
「ぼっ…僕は…こんな…こんなっ…!」
ジューダスは、己の理性に自信を持っていた。
どんな苦痛を受けようと、愛する者の為以外に、己の意思を曲げるつもりも無かった。
しかし、快楽による責めは、そんな自信をも砕き、次第に理性のタガを緩めていった。
ジューダスは、とうとう快楽に屈服し、うめきを上げる。
「…くれ…」
「え?何ですって?」
片手でジューダスの陰嚢を弄っていたハロルドは、小さな呟きに問い返した。
「…かせて…くれ…」
ジューダスが何を言いたいのか悟ったハロルドは、含み笑いを漏らし、なおも問い詰める。
「ふふふっ。なあに?声が小さくて聞こえないわ。ねえ、どうして欲しいの?」
そう言いながら、ハロルドは膣内にあるジューダスのものをキュッ、と軽く締め上げる。
その感触に、とうとうジューダスの理性のタガが弾け飛んだ。
「いかせてくれっ!頼むっ、お前の中に、僕の精液を吐き出させてくれっっ!!」
「くふっ、ふふふふっ…」
とうとうジューダスから望む言葉を引き出したハロルドは、快楽に背筋を震わせる。
「いいわ…じゃ、約束どおり…いかせてあげる…」
ぢゅくっ!ぐちゅっ、びちゅっ!
「ううああっ、ああ!」
ハロルドは、ジューダスの胸に倒れ込むと、激しく腰を使い始めた。
二人の結合部から、激しい水音が部屋中に響き渡る。
すでに獣欲に支配されたジューダスは、堪える様子すらなく、快楽の叫びを上げ続けた。
「あっ、はあ、んっ、ふっ、…むっ、ちゅぷ…」
「むっ…むぐっ…」
膣壁でジューダスのものを執拗にしごきつつ、ハロルドは舌でジューダスの口腔を犯した。
そうしながら、乳房とコリコリとした乳頭で、ジューダスの胸板をも愛撫する。
ハロルドの両手はジューダスの体を這い回り、性感帯を探り当てては攻め立てる。
体中に受ける刺激に、ジューダスの快感は即座に限界近くまで引き上げられた。
「ああっ、ハロルド…僕はもう…出そうだ…」
「んふうっ…だめ、いっちゃだめ…ジューダス…私も…もうちょっと、でっ…」
ハロルドは制止するが、さんざん焦らされたジューダスは、もう抑えが効かなかった。
「だめだっ…ハロルド…もうでる…でるっ…!」
びくんっ!どく、どくっ!
「あっ…あん!」
丁度ハロルドが腰を上げたところで、ジューダスは絶頂を迎えた。
屹立するジューダスの幹に、ハロルドの愛液が混じった白濁の樹液がつっ…と垂れる。
「ああん、もう…。私、まだいってないのに…」
不満げに呟くとハロルドは、今だピクピクと震える男根を、再び奥に銜え込む。
今までよりもさらにきつく締め付け、残る全ての精を吸い出すかのように腰を振る。
それだけで、たった今出したはずのジューダスのものは、たちまち硬度を取り戻す。
そして、いくらも経たないうちに、ジューダスは再び射精の衝動に駆られた。
「くああっ!だめだ…ハロルド…また…」
「いいわっ…わたしも…いっちゃう…きてっ…いっしょにっ…」
二度目の射精に合わせ、ハロルドも下腹部からの甘い疼きに没頭する。
「…くっ、あああっ!」
「あはっ、やあうぅんっ、ああっ!」
ジューダスは叫ぶと同時に、今度はハロルドの子宮の奥へと、熱い迸りを吐き出す。
心地良い征服感と共に、ハロルドは背を逸らし、絶頂の叫びを上げた…。

快楽の余韻が冷めたころ、ハロルドはヒョコンと体を起こした。
そそくさと股間を拭き清めると、自分の衣服を拾い集め、身に付けていく。
そして着替えが済んでから、ようやくジューダスにバナシーアボトルを使った。
「…っ!お前なっ!人が動けないのをいいことに…!」
「ちょおっと待った。ジューダス、これ何だか分かる?」
体が動くようになった途端に詰め寄るジューダスに、ハロルドは手の中の機械を示した。
「これは、私が発明した携帯型音声記録機、TS−178改よ」
「それがどうしたと言うんだ!」
ジューダスの剣幕を無視すると、ハロルドはその音声記録機を操作する。
すると、機械のスピーカーから、人の声が流れ出した。
『いかせてくれっ!頼むっ、お前の中に、僕の精液を吐き出させてくれっっ!!』
「!?」
「と言う訳で、さっきのやり取りは全部記録されてるって事なんだけど。
…カイル達に聞かせたら、何て言うかしらねー。うん、いいデータ採取になりそ」
あまりの仕打ちに、ジューダスはがっくりと膝を突き、肩を落とす。
「…お前には、常識とか倫理観といったものは無いのか…?」
力無く呟くジューダスを見下ろし、ハロルドは得意満面の笑顔で答えた。
「ふふふん。天才には、一般人の常識なんて通用しないのよ」



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