武術トレーニング

 現実の世界に生れ落ち、アンダーソン君からネオとなったネオは、モーフィアスが船長を務めるホバークラフト「ネブカドネザル」の乗組員として生活を始め、仮想現実内での戦い方を叩き込まれる。
 この場面が、ただやり方をダウンロードしているだけの様な描き方ではなく、ネブ内のコンピュータが作り出す仮想空間(コンストラクト)内で色々なモノと戦いまくって腕を磨く形になっている。
 色々なモノを倒すと、血飛沫ならぬ緑色のコードが噴き出す事がある。これはアニマトリックス「プログラム」の描き方にそっくりだ。アニマトに合わせたのか、もっと古いルーツから直接習ったのかは判らない。

 修行場面には、先人たちへのオマージュが割と露骨な形で含まれる。
 例えば最初の修行場面。映画「燃えよドラゴン」のワンシーンによく似た部屋が登場し、改めてネオの武術はリーがモデルなのかと思い知らされる。
 「ウィンター・トレーニング」と名づけられたステージでは「システムにバグ」が発生、その結果画面が白黒になり時折点滅する様になるが、コレはどうもゲーム製作者がクロサワに敬意を表して白黒映画風にしたように見える。

 訓練の途中、日本テイストを取り入れたコスチュームを着たトリニティーが「エクササイズよ」等と言いながら参加してくる。この時のトリニティーの衣装、劇中で一番きわどいかもしれない。
 そしてその直後ネオは「ウィンター・トレーニング」で、バグに巻き込まれてピンチになる。危機を脱した後モーフィアスが「サイファーもここまでやるとは思わなかったろう」等と言っている。ま、まさかこのバグ、トリニティーに惚れていたサイファーがネオに嫉妬して仕掛けたのか?!この様に、ふざけたゲームと見せかけて細かい所に原作の筋が織り込まれているからこのゲームは油断できない。

 道場でのモーフィアスとの勝負が終わった後、「来い、見せたいものがある」と言われ、原作映画のジャンプ・プログラムにあたるトレーニングが始まる。そこはマトリックス内から脱出する場面をイメージした長細い空間で、無表情な床や壁とゴールの黒電話がある。大ジャンプし、壁を走り、三角跳びをし、モーフィアスより早く電話にたどり着く事が課題だ。
 終了後モーフィアスから、謎めいた一言をもらう。
 「過去に目を向けるのは無意味ではない」。

 赤いドレスの女がエージェントに変化する場面はステージ化されていない。説明臭いからか?

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