○ 8月4日
この日は、モラドンでクラン紹介イベントが開催されるということで、それに参加するため超特急でKOにログインしました。
実際どういう段取りになるのかとか、細かいことがよくわからないまま、とりあえずGMの姿を探してみることにすると。
よく意味のわからないクラン名を付けている人を発見しました。
鍵を持っていくのを忘れた子どもが、家に親がいないのを知りつつドアをドンドン叩いているという、切ない情景なんでしょうかねえ。
とりあえず、参加予定クランの代表者は耳打ちを下さいとのことなので、メッセージを入れておきましたが。
対応に手間取ってるのか、返答もなにも来そうな気配すらないので、いきなり一人で手持ちぶさたになってしまいました。
ということで、暇つぶしにウロウロしていると、こんな人物まで発見することに…。
禿げた頭はそのままに、いつのまにか筋骨隆々な姿へ生まれ変わってますよ!
なんでも、暇つぶしをしたい一心で突発的にやったことみたいですけど。
よく見ると名前にカラクリが隠されていますし、とり返しがつかないようなことはしていないようなので、ひとまず安心しました。
そんなこんなで、雑談して時間を潰していると、GMからの返事と段取りの指示がきたので、いよいよクラン紹介のために開催場所へと赴きました。
参加者が一同に揃い踏みした、この壮観な眺めはどうですかっ。
集合のために指定された場所が、神殿の入り口付近なのですが。
午後八時から始まる忘れられた神殿と時間がモロかぶりしているために、来る人来る人素通りばかりで、余計に侘しさが強調されますよ。
こんな状況で、いったい誰に向けてクランを紹介するのだろうかとか、早くも戸惑いの空気ばかりが溢れる現場を無視したまま。
そそくさとイベントの開始がアナウンスされ、驚くほどスピーディーな進行でクランが紹介されてゆきました。
というか、すべてをGMのメッセージだけで完結させられてしまったら、なんのために会場に集められたのか意味が解りませんし。
現場は、ただただ呆気に取られるばかりです。
仕方ないので、会場で唯一初心者っぽさを醸し出している呼んでるベルに耳打ちで補足情報などを聞いてもらいつつ。
自分のところの紹介が、あっけなく消化されてゆくのを見守りましたよ。
その後も淡々とイベントは進行していっていましたが、ほったらかしにされたまま、みんな何をするでもなく座ってるだけの謎の集団に成り果てていました。
途中、あからさまに不審がってそうな人が、無言のまま視線を投げかけていたり。
思わぬところで接触の予感が芽生えてたりと。
イベントとは関係無い部分での面白味しか記憶に残っていないのは気のせいでしょうか。
もはや単なるダベり場になっていたイベント会場で、初心を思い出させてくれるフレッシュな発言で絡んできてくれる人も中にはいましたが。
時すでに遅しと、ダラけたネタの流れにアッという間に呑み込まれていってしまいました。
普通に発言すると、名前のカラクリがばればれになってしまうということで。
呼んでるベルの通訳を務めることになったりしながら、異色なかたちで会話が進められていきましたが。
神殿に漏れて通りかかった人たちなどで、思いもよらぬ豪華な顔ぶれを巻き込んで、会合はますます謎っぷりを深めてゆきます。
その後、両陣営の王様が集結することになったあたりで、とうとうもどかしくなったのか、キャラを変えて自分で喋り出す呼ん様ですけど。
伝言ゲームで不自由していた鬱憤を晴らすかのように、ハンパない油の注ぎかたで、無責任に話を大きくしていってくれました。
あっという間に追いつめられたかに見えた王様のほうも、さすがにやられてばかりで黙ってはおらず。
かなりの荒技ながらも、見事に押え込みを振りほどいて形勢を立て直していたり。
さながら、おしゃべり格闘技の頂上決戦を見ているような激しいバトルを目の前で見ることができました。
会場に集められた意味こそ最後まで解らなかったけど、集まっていたことに価値はあったかなという気もしたので。
これでなんとか完全な無駄足にはならなかったかなと思うことにして、その場を後にしました。
その後、本土へ移動して、少しだけ狩りをしていると。
なにやら、王様が開拓で賞金首イベントを始めたみたいでしたけど。
絶好調な傍若無人ぶりで、思わず胸キュンですよ。
先ほど決闘を拒んだnaojirouさんも賞金のターゲットにしたいらしく、「naojirou情報求む!」の王命が流れてきたので。
ここぞとばかりに、耳打ちで御機嫌を伺ってみたりして、気分だけでもイベントに参加しておきました。
そして、寝る前に、最後ちょっとだけ様子を伺いにいくと。
とか、王様が元気いっぱいに走り回っていたりして。
人間さんもたくさん押し寄せてきていて、大変だわと。
あまりに盛り上がりすぎていましたし。
すでに眠気に襲われている人間には、毒になりそうなほどの熱気で、さらに目がしょぼしょぼになってしまいました。