カカシ先生がむふふなイルカ先生ベストショット20選
カカシが思わずにんまりしてしまう、イルカ先生のベストショット、という企画です。
7月18日〜8月29日まで、絵日記で開催していました。(間に原稿期間をはさみ、少しお休みしていました)
絵と文章。
皆さんからリクエストですごく盛り上がり、自分のむふふな絵も描けたんで楽しかったです。
リクエストありがとうございましたv

1回目〜7回目
13回目〜20回目





20回目

8月29日


●街の片隅で



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「――――――…♪」

どこからか、綺麗な旋律が流れている。

テレビだったか、ラジオだったか、つい最近、発売されたばかりの流行の曲だ。

なにをするでもなく、ぼんやりと歩道橋の階段に座りながら、誰の歌だっただろう、と思っていると、

「聞く?」

背後から、肩の真上に、ひょい、と大きな手が表れて、驚いた。

「…」

その手にはイヤフォンが握られていて、いま聞いたばかりの、流行の曲が流れ出ている。

振り返ると、どんぐりみたいな目をした、自分と同じくらいの背丈の男が、自分と同じように、歩道橋に座りながら、いたずらっぽい微笑みを浮かべていた。

いつの間に。

「…俺のことは気にしなくていいよ。こっちの耳で聞けるから」

受け取ったイヤフォンは、かすかに男の体温が移っていた。

「音楽好きなの?」

「人並みには。それよりも、人ごみでたった一人で聞いている、音しか聞こえない、あの空間が好き」

そっと耳たぶにはさんだイヤフォンから流れる旋律は心地いい。

「喉が渇いたから、俺、近くのカフェに行きたいんだけど、どうする?」

「…どうするって…」

「アンタがまだ、曲を聴きたいっていうんなら、ついてきて欲しい。このままのカッコで…、来る?」

男は、相手の了承を得ないまま立ち上がる。

その耳から伸びているコードがピンと張り、慌ててオレも立ち上がる。

「じゃ、行こうか」

「ねえ、これって、ナンパ?」

男相手になにを言ってるんだ。

口から滑り出した言葉に我ながら噴き出してしまいそうな気持ちでいたが、目の前の男は不思議そうに首をかしげただけで、くるりと向きをかえ、歩き出す。

その足取りは軽く、かろやかに、風に、ビルの谷間に、後ろ髪が舞っている。

オレは、耳をつないだコードが外れないように、その後を追いかけた。



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今日のむふふイルカ先生は27日の0時に拍手をくださった方より、「ニット帽かぶって音楽を聴いてるイルカ先生」でしたv

イルカ先生だって若者したっていいじゃないとのお言葉、たしかに!万年中忍服(?)を脱ぐか脱がされるかそれしかされてない(え?)イルカ先生もまだ20代…。たまには若者らしい格好を…!と思い男性ファッション雑誌なるものを見ていたんですが、全然参考にできませんでした…。(イルカに似合う服かぁ…)
洋服にお詳しい人に見られたらアイタタだと思いつつなんとか…!なんとか…!ていうか、この文章はカカイルなのかそうなのですか(そうなのですパラレルなのです多分…)夏休み、都会っ子な高校生のカカシと高校生のイルカ(学校が違う)という感じで…。





19回目

8月28日

●棒ジュース



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「懐かしいですね〜そのアイス」

イルカが冷蔵庫からだしてきた棒ジュースを見てカカシが言った。

「昨日、ナルトたちが遊びにきて、余ったんですよ」

イルカの手の中で「ポキン」と割れて、半分がカカシの手に渡る。

「子供の頃、先生によく買ってもらいましたよ。
任務からの帰り道で、ジャンケンでなんの味にするかって、仲間同士で喧嘩して、先生に怒られて」

「あはは。本当、昔からありますよね、このアイス」

イルカが棒ジュースをぱくっと咥えて嬉しそうに目を細める。

その口元に見とれていると、不信な目が帰ってきた。

「…なんですか?」

「いや、棒ジュースって、ラスト、全体的に溶けてくるじゃないですか。
それをイルカ先生がチュ―チュ―吸い出すまで、待ってようと思って。あんな風に―――」

「…溶けてますよ」

「え…あ、うわっ!と」

いつのまにか肘まで流れ溶けたジュースをべろり、と舐めていると、イルカはくるっと後ろを向いてしまった。

「イルカ先生、機嫌直してくださいよ〜」

「嫌です」

氷のようなイルカの声に冷や汗を掻き、両手を溶けたアイスでべとべとにしながら、このアイスにはいい思い出がないなあ、と一人ごちるカカシだった。


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今日のムフフイルカ先生は沙羅さんより「棒ジュースを食べるイルカ先生(カカシ付き)」でした…v

棒ジュースと聞けばお約束、このネタしか思い浮かびませんでしたよ!(変態)カカシ、くるっと後ろを向いたイルカの機嫌を損ねたことより、イルカが背後を向いたことで、ラスト、チュウチュウとアイスを吸うイルカを見れなかったことを悔しがっているのは皆さんのご想像通りです(笑)チュ―ペットといいますよ、こっちの地方では。カルピス味の棒ジュースが特に好き…v

こういう小道具のあるカカイル、好きなんです〜v
沙羅さん、細かい指定までありがとうございましたv楽しかった〜です!

ムフフなイルカ先生、ラストあと一回です!




18回目

8月27日

●無題…

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カカシが任務に出てかれこれもう一ヶ月は経つ。

あの人のことだから、死ぬようなことは絶対ないと思いつつ、イルカは今日も1人夕飯の支度をする。

大根や玉葱を切りながら、思い出されるのは出かける前のカカシ。

困ったように笑う癖や、いつでもちょっと曲がった猫背、思い出すカカシはいつでも笑っている。

冷たい人だと囁かれているが、実は、優しいところもあることをイルカは知っている。

細そうに見える体は、脱ぐと意外と筋肉質で、細い指先はなんでも器用にこなし、夜になれば、別の動きをもってイルカを快楽の底へ突き落とす。

思い出すと頬が赤くなるのを我慢できず、包丁を流しに置くと、落ち着け落ち着けと繰り返し念じながら、拳を握り、深く深呼吸をした。

「…フフッ」

なにを今更赤くなることがある。

自嘲気味な笑い声で、自分を弁解する。

「早く、帰ってきてください…」

ぽつり、と呟いた声は、小さなアパートに、やけに大きく響いた。



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今日のムフフイルカ先生リクエストは多寿さんより「思い出し笑いをするイルカ先生」でした…v
「思い出し笑いをする人はスケベ」と昔から言いますが(私の地方だけかも…)↑のイルカでは全然その匂いがしません…よ…?(汗)というわけで文章だけはちょっと匂わせて…(匂ってないって)。自分を弁解する…「ちがうちがう♪そうじゃ♪そうじゃな〜い♪そうじゃな〜い♪」という歌が一瞬頭を駆け巡りました。誰の歌だったか…?ていうか、思い出し笑いってこうじゃないんじゃ…色々勘違いしていてすいませ…(汗)



17回目

8月26日

●いつまでも続けばいいと願う風景





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酔っ払って帰ってきて、二人して、明け方までじゃれあうように抱き合って眠った朝。

珍しくオレの方が早く目が覚めた。

キッチンから拝借してきた椅子に座って、 しばらくイルカ先生の安らかな寝顔を見ながら、そういえば昨日は無茶させたからなぁ…なんて思いながらにやにやとだらしなく口元が緩む。

きっとこんな顔を見たら、イルカ先生は顔を真っ赤にして怒鳴るだろう(枕が飛んでくるかもしれない)

―――いけない。イルカ先生の前ではもっと真面目にならないと。

でもそんな思いもむなしく、いつも墓穴を掘ってしまう自分に自己嫌悪を抱く。

もやもやとした想いを抱えながら、気分を変えようと立ち上がる。

カーテンをさっと開けると、見慣れた里の町並みが目に飛び込んできた。

昨夜は雨で、今朝は快晴。

昨日の夜の内に雨ですっかり汚れの落ちた里の町並みは、 水に濡れてキラキラと輝いて、まるで、違う里に来たようだ。

「ああ、今日は晴れたんですね」

背後で嬉しそうな声がして振り返った。

「おはようございますカカシ先生」

イルカ先生は、少し眠そうな瞼を緩め、笑いながらオレの空けたカーテンから外を眺めている。

「眩しいですね」

イルカ先生は裸のまま、そう言って髪をくしゃりとかき回した。

イルカ先生、それ、反則だよ。

こんなに機嫌のいいイルカ先生は珍しい。
そういえば、昨日の夜からそうだったな…なにが原因かわからない。
偶然、たまたまなんだろうけど、じんわりと、胸に暖かい何かが広がってゆく。

イルカ先生から顔をそらすと、ドキドキと心臓が高鳴った。

何度でも、何度でもこうして恋をするんだな。

オレは、貴方に恋をさせられる。

一方的にこんな想いを抱いているかと思うと悔しい…はず。なのに…。

笑いがこみ上げてきて、胸がくるしくて、困った顔をしようとして、失敗した。

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今日のムフフイルカは沙羅さんの拍手コメントより「寝起きのイルカ先生」…v

寝起きのイルカはきっとぼんやりまなこで、ちょっと意識が朦朧としていて、普段のぱりッ!ぱきっ!とした真面目なイルカからは想像できないような顔をしていると思うわけですはいそれが萌えなのです。

最近裸ばっかり描いている気がする…。(笑)





16回目

8月25日

●眠る貴方の隣で




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心地よいまどろみから目を覚ますと、ベッドの端に腰をかけて髪を梳かしている貴方がいた。

ベッドの隣には大きな姿見があって、そこに貴方のすべてが映っている。

今はすっかり平穏さをとりもどした裸体を見つつ、枕もとのタバコを手にとる。
そして、以前、起きぬけに真横に寝ている貴方に「その大きな姿見は誰のものか」と尋ねたことを思い出した。

イルカ先生は少し困ったような顔をして「母の遺品です」と答えた。
慌てて謝るオレに、イルカ先生は苦笑する。
こうなることを予想していたからだろう。

艶やかな黒髪を頭上に持ち上げるとうなじが露になる。
日に当たっていた部分と、洋服に隠れていた部分とでわずかに色が違う。
少し日焼けしたんだなあと思いながら、せっせと髪を結うイルカ先生の後姿に見とれた。

ベッドの中でまた少しうつらうつらしながら、灰皿でタバコの火を消す。

貴方の後ろ姿を見ながら、またもうひとねむりしよう。

日が高くなって、再び目を覚ます頃には、貴方が起こしにきてくれるはずだから。



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今日のムフフなイルカ先生は自分ムフフで「髪の毛を結っているイルカ先生」です。
艶やかな(←希望)黒髪を結っているイルカ先生を見てみたいから描いたと言いつつ、実は髪を結っているイルカに萌えているカカシを見たかったがために描いたという本日のムフフなイルカ先生。





15回目

8月24日

●真夏のある日





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うだるように暑い真夏のある日。

イルカ先生は居間で眠ってる。

すやすやと、無防備な表情はまるで子供のようで。

任務からようやく帰ってきて、イルカ先生といやらしいことばかりをと、考えていたオレを思いとどめる。

しかし、タオルケットや薄い洋服からはあちこち肌がはだけていて、その上、汗ばんでいて、湧きあがってくる欲望のまま、つい手を出したくなってしまう。

(イルカ先生、眠りながら誘うのはやめてよ)

無意識の人にわがままみたいなお願いをしてみる。

俺は、血で汚れたマスクを外して、そっとイルカ先生の隣に座った。

そして、手をだしたり、引っ込めたり、何度もイルカ先生の肌に触れようとして…やめた。

はぁ、と熱いため息を洩らしながら、膝を抱えて、窓の外を見る。

夏の空は、オレの薄汚れた欲望を知らないまま、どこまでも青く澄み渡っていた。

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今日のムフフイルカは自分ムフフで、「無防備に肌を出して眠るイルカ先生」です。

腹をだしてだらしなく眠るイルカにカカシが欲情しないわけがないという管理人のきめつけ(←オイ!)によるカカイルです。でもなんだか文が…文が…寂しげ?(クゥン…)サザンのアルバムを聞きながら描いたのでどことなく郷愁的?珍しく季節感みたいなのを意識してみました。もうすぐ九月ですしね…






14回目

8月23日

●貴方になら叩かれてもいい…

もうmazoであることを公言してしまおうかと思っている今日この頃ですが、皆様如何お過ごしでしょうか。
このサイトでなにが起ころうと「ほら…夏だから…暑かったから…」で済ませて欲しい管理人。

というか、ここの管理人は変態なのかええそうなのか(そう)とつっこみがはいりそうそろいやつっこむならべつのものをべつのひとにべつのひとがつっこんでください(はあはあ)と大混乱につき強制終了(=_=;)/



画像はクリックできません…↓から夢の中のイルカ先生に出会えるはず…。

危険です…

良い子はみちゃいけません…(ブルブル)

というわけで、これ以上こういう画像をささげられてもおととい0時に拍手くださった方も迷惑だろうと思いちゃんと「これは自分の為に描いた絵です」としっかりここに宣言するのであります!

それでは、燃え盛るカカイルへのリピドーをお一つどうぞ。

…すいません(><)

心臓の弱い方、70歳以上の方は閲覧をお控えください。(←冗談)







13回目


8月22日(パートU)

●「カカシ先生教えてください…地下鉄はどこから入れるのですか?」



画像はクリックできませんよ。

むふふなタイトルを…と思ったんですが、古屋兎丸先生の台詞しか思い浮かびませんでした。
…なんかエロくさいですよ…地下鉄(笑)

というわけで、昨夜0時に拍手くださった方へささげる私の燃え滾る亜美(←網)タイツへの リピドーをどうぞ。


…笑って許せるアダルトな方向けです〜…すいません〜(逃亡)






1回目〜7回目
13回目〜20回目








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