越後屋は生唾をゴクンと飲んだ
初めての時の・・・あの時の・・恐怖と快感が一緒になった感情が込み上げてくる
怖い
この人は本当に怖い目をする
このまま、私が逆らえば、その腰にささった刀で何の感情も無しに私を刺しそうだ
あぁ、しかし、この人のこういう目に私は弱い
恐ろしいが、その恐ろしさに震えて身をゆだねる事が・・・・私の快感なのだ・・・
あぁ、もう逆らえない。この人の要求には何も逆らえない・・・・
代官にそう言われ、越後屋は口を告ぐんだ
代官は、ふっ。と鼻で笑うと、越後屋の着物の裾から手を入れた
代官の骨ばった手は越後屋の毛深い太ももを、ゆっくり這いなぞった
越後屋は、小さく声をあげた
「私は、誰かに見られても構わない。どうせ、今宵限りでこの町を離れるのだ
どう噂されようが、私は痛くも痒くもない。しかし、おぬしは違うな
困るのはおぬしだけだ。ふっふっふ・・・・私には関係無い話だ
止めないぞ・・・・。私は、ここでおぬしを抱くのだ・・・・」
越後屋の胸元で、そう言いながら手は越後屋の股間へ動いていた
何かを探すように、手は蛇のように柔軟に動き
そして、大きく脹らんで突き出たふんどしの根元を掴んだ
「あぁっ!!」
知られて困るのは越後屋の方なのに、その存在を示すような
歓喜の声をあげる越後屋なのだった
「ほおら。おぬしのここも・・・このようになっておる・・・・
もう、止められないだろう?くっくっく・・・・・」
厭らしい言葉を言われて、越後屋の肉棒は益々誇張した
代官はふんどしの上から、握った手を上下に動かせた
越後屋は、荒い息をたてて、両足を大きく開脚した
開脚された股の間に、代官が座るような形で二人は向かい合った
「あぁっ・・・・はぁっ、はぁっ・・・いい・・・すっごく・・・ああ・・」
越後屋の体の力はすっかり抜けて
口元から唾液がだらしなくこぼれた
「やはり、おぬしはかわいいのぉ。素直に感じてくれる仕草がたまらない・・・」
代官は唇を越後屋の右耳に近寄らせて、そう囁き、耳たぶを噛んだ
それに反応するように、越後屋は少し首をすくめて「あっ」と小さな声をあげる
代官の唇から舌が出て、それは越後屋の耳の穴を支配した
耳の穴を、音を立てられて激しく舐められると
それは、脳の中に響いた
ベチャベチャという唾液の音と、代官の荒い息が越後屋の脳を支配する
「乱れろ。乱れろ。何も考えずに乱れろ。もっと股を開いて受け入れろ」
そう、呪文を唱えられえるような気になる
追いかぶさるような姿勢で、越後屋を責め続ける代官
越後屋は、今夜は彼を精一杯受け入れようと決めた
そして、自ら帯びを緩め、着物の裾を大きく捲り上げた
着物の裾が捲り上げられると、下半身はふんどしのみになった
それも、代官がまさぐったせいで、なかり乱れている
+back+
+next+