ふと見ると、シートにも液体が付いていた
「ごめんね。汚しちゃったね。帰ったらちゃんと掃除するね」
B4は、まだその余韻が残ってるような感じで、けだるそうに答えた
「いえ・・・私は・・・私も嬉しかったです。その・・抱かれて・・・とても・・・素敵でした・・」
恥ずかしそうに告白するB4に男はさらに大きな愛情を感じた
「あぁ!B4!もうお前を離さない!離すものか!」
男は再度シートを抱きしめた
「ご主人様ぁ!もっときつく抱いて!」
B4も激しく応えた
そうだった、私も今気づいた、本当はご主人様とこんな関係を結びたかった
でも、私は車・・・ご主人様は人間
人に言われるまでもなく禁断の恋だという事はわかっていた
だから今まで自分を抑えてきたのだった
「もう助手席に女を乗せないで・・・」
そんな本音も素直に言える程B4はどんどん恋に落ちていった
「馬鹿だなぁ。助手席に女なんて絶対乗せるものか。
俺はお前さえいればいいんだよ。
なぁ・・・もう1回・・・」
そう言うと男はB4のエンジンキーを回した
水平対抗エンジンが大きく始動した
その逞しいエンジン音に男の精力が揺さぶられる
ハァ・・・ア・・ウン・・
男はもうすでに右手を動かしている
さっき燃焼した男のエンジンに再度火がつきそのシフトレバーは勃起していた
「B4・・・お前も勃起しているんだな・・・あぁ、わかるよ。感じるよ」
男の手はB4のシフトレバーへ伸びた
そして先のノブ部分を手のひらで優しく円を描いた
「ああん・・・そこは・・・いやぁ・・・感じちゃう・・・」
「いいよ。もっと、もっと感じてごらん。俺の手で感じてくれ」
B4のエンジンは益々ピストン運動が激しくなる
男の息もさらに荒くなっていく
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