そうしてしばらく愛撫を続けていると、春菜の呼吸が荒くなってきた。
ふと見ると、彼女は自分の両手を猫耳にあてている。
「自分でもしてるんだ…春菜がこんなにHだったなんて知らなかったな」
「だ…だって、もう、おかしくなっちゃいそうだからぁ…」
春菜の指は、根本まで自らの猫耳の中に入っている。
目を閉じているところから察するに、先ほど私に触られたのを思い出しながらいじっているのかもしれない。
「ふぅん。なら、そろそろ終わりにしてあげる」
焦らすのも楽しそうだけど、あんまり虐めるのも何かね。
私はズボン越しにあそこに指を食い込ませ、固くなったしこりを集中攻撃する。
勿論尻尾も素早くしごき、軽く歯をたててみたりもした。
春菜は目を見開き、股間を私の裸足の足の裏にこすりつけている。
「にゃ…ぁ…ダメ、も、やっ……っっ!!」
一瞬ブリッジするように体をしならせた後、春菜はがくっと崩れ落ちた。
股間から溢れた液体は、下着とズボンだけではなく床までも汚している。
言うまでもないけど…春菜はついに達してしまったのだ。
私はゆっくりと立ち上がり、動かなくなった春菜を残して洗面所へと向かった。
汚いとは思わないけど、一応ね。
蛇口を捻り、両手を洗う。
「今回の発明は大成功だったなぁ」
ついさっきの私みたいな使い方を考える奴が山ほどいるだろうから、世間に発表はできないけど。
考えてみれば、人権ないからやり放題だし…。
私はタオルで手を拭き、部屋へと戻った。
「ん…?あ、そっか。効果は一時間だったっけ」
パジャマの上に、猫に戻った春菜が鎮座していた。心なしか睨んでいるような表情だ。
「そんな顔しないでよ。よかったでしょ?」
私がそう言うと、春菜は前足擬人化ピストルを叩いてみせる。
「何?何か言いたいの?」
春菜がさかんに頷くので、私は再び銃を手に取った。
副作用とかはない筈だし、もう一回くらいはいいか。
「いくよー」
「ニャー!」
「え?」
「ニャーニャニャー」
「耳と尻尾?あぁ、分かった分かった」
春菜がその二カ所をアピールするので何となく分かった。
性感帯にするのをやめろと言いたいらしい。
「一回人間になると、知能レベルがそっちにあわせられるのかな?」
私は感心しつつボタンを操作し、春菜を銃で撃った。
で、一分後。
「やっほー、春菜人間バージョン。何の用―きゃっ!?」
全裸の春菜にいきなり押し倒された。
「え、なに。どうしたの?」
「どうしたの、じゃないでしょ!?」
春菜は私に覆い被さったまま、指をぽきぽきと鳴らす。
「よくもあんな事を…たっっぷりと仕返しさせてもらうからね」
あ、目がマジだ。試しに抵抗してみるけど、純粋な体力では向こうが上らしい。
仮にも動物というべきか、はっきり言ってビクともしない。
春菜は私の手足を押さえつけたまま、長い尻尾をシャツに進入させてくる。
その先端は私のおへそをさっと撫で…って、待てぃ。
「ちょっと。飼い主に向かって何して…変態!」
「あんたが言うなぁ!徹底的にいぢめてやるんだからぁっ!」
「くっ…ひあっ!?こら、やめ、そんなとこっ!」

この後の一時間についてはちょっと教えられない。
とりあえず…この銃は明日からも活躍しそうだ、とだけ言っておこうかな。

                                        おしまい。


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