「さ…三人ともっ!いい加減にしないと…」 「いい加減しないと、何ですか?」 「っ…えっと……怒るよ!?」 奈菜が精一杯の怖い顔をしてみせると、裕香がぷっと吹き出した。 「先輩…もうちょっと怖そうな顔できないんですか?」 「っていうか、怒るのなんて似合いませんよ。笑顔笑顔〜」 智恵は菜々の首筋に人さし指をあて、ゆっくりと下に降ろしていく。 「っ…んっ…」 指先が胸の真ん中でぴたっと止まると、菜々は僅かに身じろぎした。 ちなみに、まだまだ未発達な菜々の胸には谷間と言えるような部分はない。 同じく、裕香の指先はお腹の真ん中辺りに、千尋の指先は太股に触れる。 「それじゃ…いきますよ」 智恵はそう言うと、指先で菜々の胸をふにっと押し込んだ。 「きゃんっ!」 予想はしていたが、それでも菜々は小さく悲鳴を上げた。 「ぁふ……やめ…ぅんっ!」 智恵の指はピアノを弾くような動きで、下から上へと菜々の控えめな膨らみに刺激を与える。 今は体の上に誰も乗っていないが、初めての胸への攻撃には慣れようもない。 とても起きあがることなどできず、菜々には身をよじって耐えることしかできなかった。 菜々の胴体に両手を添えた裕香はまず、力の入ったお腹をほぐしにかかる。 「うわ…先輩、痩せてるのに柔らかーい」 張りのある体は指を押し返し、裕香の指に気持ちの良い感触を伝えてくる。 裕香は下腹の肉を引っ張ったり「の」の字を描いたりと、奈菜のお腹を好き勝手に弄ぶ。 汗を含んできたレオタードは肌に張り付き、それもまた指触りの良さに繋がっていた。 揉み、つつき、あるいは摘んで震わせる度に、菜々の食いしばった歯の隙間から吐息が洩れる。 残った足は千尋に押さえられ、彼女の指はゆっくりと太股を這いあがっていく。 しっかりと膝同士をくっつけていた菜々だったが、千尋は既に彼女の足の弱点を知り尽くしていた。 太ももの裏側を爪でひっかかれると、どんなに頑張っても力が抜けてしまう。 千尋はそうして膝に隙間を作ると、両手を割り込ませて奈菜の足を開いた。 そして太ももの内側をぐっと掴み、筋肉の筋をコリコリと刺激する。