「大口を開けてしまって…そんなに楽しいのですか?」 ようやくくすぐったさに慣れたかと思った頃に、単調だった指の動きに変化が生まれた。 「これはいかがですか?それとも、こっちの方が?」 右手は指先でちょんちょんと脇腹をつつきまわし、左手は肋骨をコリコリと揺する。 様々な刺激にさくらはあられもない声をあげ、雛子に懇願する。 「やめ…やめて、くださいぃっ!あひっ……は、あっ、ああぁあっ!!」 「ならば早くおもらししてしまってはどうです?楽になれますよ」 雛子は容赦なくさくらの体を責め立てる。 また、既に尿となってしまった分の水が、スカートの奥の秘部を疼かせていた。 「そろそろお手洗いに行きたくなってきたようですね。まだ我慢できそうですか?」 雛子は目ざとく、さくらが擦り合わせていることに気づいた。 手を腰のあたりまで降ろし、さくらの下腹を撫でる。 「もうパンパンになっていますよ。さぞかしたっぷりと溜まっているのでしょうね…」 雛子の手は腰のあたりを這いまわり、太股へとたどりついた。 彼女はスカート越しにその感触を堪能する。 「引き締まっていて、それでいて柔らかい… この感触は、格闘技をなさっている女の子でしか味わえませんわ」 雛子はスカートの裾に手をかけ、めくりあげる。 「きゃっ!」 さくらはその手を掴むが、やはり意味をなさなかった。 下着の上に穿いていた赤いブルマが完全に露わになる。 雛子はスカートの裾を何度か折り返し、髪につけていたピンを使って留めてしまう。 「敢えて脱がさないのがロマンなのですよ。お分かりになります?」 今やスカートは本来の役目を果たさず、ブルマの股間部分を隠していない。 さくらは雛子のこだわりなど理解できなかったが、 自分の格好が彼女を興奮させていることだけは分かった。 「全く、今時ブルマだなんて。これでは襲って欲しいと言っているようなものですよ」 雛子は口を開き、さくらの耳元に息を吹きかける。 さらには舌を出し、首筋をひと舐めした。 「ひゃんっ!?」 「あら、随分汗をかいていますね。少ししょっぱいですよ」 今までの雛子の行為も無関係ではないが、 試合前のつもりで行ったウォーミングアップがその主な要因であった。 舌を動かしつつ、雛子はむき出しになったさくらの太股をまさぐっている。 さくらは息をつめてこらえるが、どうしても声が洩れてしまう。 「や…ぁふ……ぅんんっ…!」 「我慢する必要なんてありませんよ。もっともっと、その声を聞かせてください」 雛子は太股の内側に手を潜り込ませ、その付け根の近くを刺激する。 「っく!…やぁっ!ぁ、だめ…っ…あああぁっ!」 「そうそう、素直が一番ですよ」 雛子の指は巧みに動き、さくらの体を責め立てる。 腋をこちょこちょとくすぐり、腹の肉をつまんで震わせ、太股を思わせぶりに撫で回す。 そんな様々な刺激には慣れることもできず、さくらは休みなく反応させられる。