「麻美ちゃん、セ〜フ。今のは出ちゃうかと思ったよ」 
千佳は何を思ったか、電気あんまに使っていなかった右足までを麻美のスカートにさしこんだ。 
両足が麻美の腰の辺りを探り、指先が目的のもの―パンツのゴム紐―をつまんだ。 
―スルッ… 
「あ…えぇっ!?」 
麻美が自分の膝を見ると、そこには紛れもなく自分自身の下着が引っ掛かっていた。 
「うーん…やっぱり、一気には無理かぁ」 
千佳は完全に脱がせようとするが、足を開かせたままでは下まで降ろせる訳がない。 
脱がせる為には足を閉じさせなくてはならないが、千佳たちとしてはそれでは面白くない。 
「ぱ、パンツは駄目だってばぁっ!」 
麻美はもがこうとしたが、由美の一言によって、ビクッ!と動きを止めた。 
「麻美。今、私が手に力を入れたら…」 
由美の両手は、麻美の下腹部に添えられている。 
(ちょっと押されただけで、ギリギリだったのに…) 
もし由美が本気でお腹を押したら、確実に麻美の膀胱は決壊してしまうだろう。 
「や…やだ……」 
「じゃ、素直にしててね〜」 
麻美が大人しくなると、千佳はパンツを素早く足首から引き抜いた。 
そして、ベッドの下から白いものを取り出す。 
「ベット汚れちゃうと、マズいからね。代わりにこれ穿いて」 
「何で、そんなの…?」 
麻美がそういうのも無理はない。 
千佳が取り出したのは何と、赤ちゃん用の紙おむつであった。 
「親戚のおばさんが、たまに赤ちゃん連れてくるの。だから、いつもここに置いてあるわけ」 
千佳がおむつを穿かせようとすると、麻美はついつい、ぴくっと反応した。 
だが、お腹に置かれた由美の手がそれを留まらせる。 
「そうそう。暴れたりしたら…めくっちゃうからね」 
今ワンピースを捲くりあげられたら、大事な所を素の状態で晒すことになる。 
女の子同士だからといって、そんな事は絶対にされるわけにいかない。 
「由美ちゃん、そんなのズルいよ〜…」 
麻美は身動きを取れず、千佳のなすがままにおむつを穿かされるしかなかった。 


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