「由美ちゃん。私が押さえてるから、好きにしちゃっていいよ」 「!?」 ぎくりとして由美を見ると、彼女は嬉しくてたまらないという表情をしていた。 「麻美。たっっぷり笑わせてあげるからねー」 麻美は全力を振り絞って腕を降ろそうとするが、非力な麻美が千佳に敵う筈がない。 「や…やだっ!おねがい、何でもするから…」 「何でも?」 由美はそれを聞いて少し考えこむようにした後、前に投げだされた麻美の両足に跨がった。 「何でもしてくれるなら…」 言って、両手を肩の高さまで上げる。 「なるべく楽しそうに笑ってね☆」 「そんな…んぅっ!」 由美の指が麻美の腋に触れた。 そして由美は、次の瞬間には激しく指を動かし始める。 「ひっ…ぁはあっ!!はぁ…あああぁぁぁああっ!やあぁぁ〜っ!!」 麻美は肺の空気を全部吐き出してしまうのではないかという程に、大きく長い笑い声をあげた。 「麻美ちゃん、ホントに弱いんだねー」 背中に密着している千佳には、麻美の体の振動がダイレクトに伝わってくる。 「は…ぁあ…ふぁっ!お…お腹……つっちゃうぅ!」 由美は自分がやられた時の事を根に持っているのか、容赦なく腋を集中的してくすぐり続ける。 「麻美じゃないけど、くすぐるのって楽しいんだね…」 悶え続ける麻美を見て、由美の心にはほんの少し、S的な興奮が生まれていた。 指の腹が脇腹からのラインをなぞり、爪は腋のくぼみをしつこくひっかく。 「きゃは…はぁっ……ほんとに…おかしく……なっちゃう…からぁ…」 「だーめ」 麻美は息も絶え絶えに懇願したが、由美は無理矢理に麻美に笑い声をあげさせる。 結局、くすぐることに楽しさを見出だした由美は、ぐったりと動かなくなるまで麻美の弱点を責め続けた。