西洋人参の特性
◆西洋人参は、ふつうの野菜の人参と違い朝鮮人参と同じウコギ科の植物です。北アメリカが原産地です
現在では中国でも栽培(需要の供給10%だけ)されています
◆人気の秘密は、強力な強壮作用や免疫機能を活性化する作用は朝鮮人参に匹敵しますが、
一方で朝鮮人参にない優れた特性があるからです。
◆朝鮮人参(温性)のように、のぼせ気味にならなくて、元気がつくという優れた特性
◆中国の政府の要人や役人、お金をたくさん持っている人たちはたいてい毎日飲んでいる高価で貴重なものです。
スポーツ選手で飲んでない人を探す方が難しいといわれるほど科学的に活用されています。
◆西洋人参の性質は「涼」ですから体の働きを元気にしながら中すい神経を抑制し沈静させます。
興奮させず、ストレスも取れますから、頭がすっきりして、集中力がつきますからコンピュータを使う人や
頭脳をよく使う人や受験生やストレスを受けやすい人にもピッタリの機能性食品と言えましょう
◆西洋人参は、涼性でのぼせること もなく、体力の低下したお年寄りや病後、手術後、疲れている人には穏やかに
気を補い体を潤してくれます。
◆その性質は穏やかであり老若男女誰に対しても利用できるため中国においては非常に人気のあるものです。
現代人は、疲れているが、イライラやストレス、ほてりがあってなかなか眠れないという人が増えてきています。
その点、西洋人参は、心身のバランスをとりながら疲れを取ってくれるので、精神的疲労の多い現代人にはピッタリの
機能性食品です。
◆補剤(滋養剤)といえば、かつて朝鮮人参や鹿角、竜眼肉といったからだを温める滋養剤が代表格でしたが、
最近は西洋人参のように体をクールダウンさせ、潤しながら元気をつける補剤に人気が移ってきています。
これは、このところの中国の経済成長によって、豊かさからくる高カロリーの過食、都市化に伴う
精神的ストレスの増大といった要素が積み重なり、体内に熱がこもり、体液を消耗しやすい状況になっている
ことがひとつの原因と思われます。
◆心臓肺機能の弱い人、抗がん剤・放射治療の副作用で体の衰弱免疫機能が低下した人、体力が衰えている人には
いきなり強い補剤を用いても体が受け付けません。西洋人参のように作用が穏やかなものを飲み、
徐々に体力を取り戻してくれる理想的なものといえます。
◆自分では飲むのはもちろん、今、中国では、大事なひとに贈って最も喜ばれる贈答品のひとつとなっております
西洋人参の性状 ほのかな苦味と甘み・涼性 (朝鮮人参は温性、のぼせ気味の人はダメ)
西洋人参の食効アダプトゲン作用
1.滋養強壮作用 2.免疫力増強作用 3.血圧降下作用 4.血管強化、血液浄化作用
5.中性脂肪、コレステロール降下 6.抗ストレス作用 7.血栓溶解作用 8.血糖値降下作用
9.肝機能の損傷を抑える 10.神経系の老衰抑制、記憶力向上 11.老化を防止する
12.呼吸機能を整える 13.抗ガン作用
その他、更年期障害の改善、リュウマチ、精神不安の安定、不眠解消、唾液の分泌を促進、肺機能を補っ
て咳を止める
などの食効が報告されています。
これらは、生活習慣病の症状に食効があることを示し、その中でも増え続けているストレスによる病気、
自律神経失調症の食効が注目されています。
人参サポニンには、精神を高揚させる、鎮静させるサポニンという 相反する作用を持つ成分が共存しています。
ところが、総合的に用いることにより、効いて欲しい症状に作用が働きます。
このように、一方的に症状を治すのではなく、身体が元の健康な気を取り戻す(元気)ために力を貸してくれる
アダプトゲン作用が、古来から「秘薬」「万能薬」と呼ばれるゆえんです
西洋人参の含有成分は、
人参サポニン(朝鮮人参の約3倍)、パナキンサンショ糖(血糖下げる)、ペプチド(血圧正常、血管拡張)コリン(血管拡張)、アデノシン(神経障害修復)、核酸(傷ついたDNA修復)、マグネシュウムやカリウムなどのミネラル、
アルギニン(若さを保つ成分)やグルタミン酸(疲労回復)などのアミノ酸と植物繊維も豊富です
●人参サポニン
西洋人参にはRao&24(R)F11(朝鮮人参にない成分)
RA1(がん細胞壊死因子の抗がん活性を10倍増強)
. Re.Rb1(鎮静作用成分が朝鮮人参の3〜4倍)
Rb2.Rc.Rd1.Re.Rg1.Rg2,Rg3.Rfなど
18種のアミノ酸サポニンが含まれています。
人参サポニンは中性脂肪やコレステロールの分解・排泄を促進するのみならず、悪玉のLDLコレステロールを下げ、
善玉のHDLコレステロールを増やす働きがあります。また、抗がん活性を10倍に増強する働きもあります。
そのほか、血液浄化、抗糖尿病作用、新陳代謝促進、血圧安定、精神安定作用、疲労回復促進、体力増強、神経細胞活性化作用があります。
●マグネシュウム
心筋梗塞、脳卒中、血管障害動脈硬化や震えや筋肉の痙攣やがん、老化、また気分がめいる、不安感、
うつ症状などを予防します
●カリウム
体の浸透圧が一定になるようし筋肉の収縮を調節したりし、疲労、倦怠感、心臓の収縮を
潤滑しむくみなどの症状を防ぎます。
西洋人参の飲用方法と飲用量
1日2回ないし3回に分けて、食前30分または食間に飲用。(吸収即効性あり)
その人の症状にあわせて1日3g(目安3本)から6g使用、最低連続2週間以上飲みます。
@ お勧め:手か調理ハサミで1cm弱に刻んで、ふたの付いたマグカップなどにお湯を注いで飲みます。
味がなくなるまで繰り返し飲みます。薄味で穏やかな味なので一番長続きする方法です
中国で自分の家や仕事場でのどが渇いた時、1口、2口手軽に飲んでいます
(常温や冷蔵庫で冷やしてちびりちびりやるのもよい)
A
調理ミキサーマシーンで粉末にして、そのまま、飲みます。甘くておいしいです
B
人参を適当量とって、1日分ならコップ1杯半(500ml位)の量を鍋にいれ、沸騰するまで強火で
、そのあとトロ火で30分煎じます。残りは冷蔵庫保管して再度、飲みます。
C
お勧め:人参酒として飲みます。500mlの焼酎をビンに入れ、その中に30gから50gの人参を入れて
20日ぐらいしてから飲みます。苦味が気になる人はクコやナツメやイチジクなど適量入れると甘みが増して飲みやすい
。ミックスすることにより薬用滋養強壮酒として相乗効果を発揮します。
D
鍋料理やスープ料理のダシや食材として使用します。中国では、日常、家庭料理に使われています。
薬膳料理に大変身。
E
お勧め:お湯の焼酎割りに1cmにカットして飲用。なんともいえない苦甘味がクセになる
F
外出時に、ペットボトル(プラスチック)に入れて携帯。途中、飲んで少なくなったら水を足す
◆最後に残った西洋人参は植物繊維(有害物質吸収、排出)が豊富。ぜひ、食べて下さい。味噌をつけて食べるetc.
◆西洋人参を飲む場合は大根を一緒に食べないで下さい。(食べ合わせ)
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