彼らは音楽作品そのものよりも音楽に酔う自分に酔いしれる。主客の分離が不充分な未熟な人間は利己的な意思を利己的だと思わないまま、享楽の本能で批判精神のない会話ごっこを今後も続けていくのだろう。
そんな彼らを拒絶することができない楽人たちを私はどうやって労(ねぎら)えるだろう。
ただ祈ります。
楽人の生み出すぽこメロが楽人自身を活気づけ、ぽこメロの定義の永遠の先延ばしを余儀なくさせる音楽の神秘の生命として果てしない旅を絶え間なく続けられますように……
(ぽこ吉)
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