平成17年度教員採用試験
平成16年7月4日(日) 場所:宇都宮市立陽北中学校
筆記試験
<一般教養編>
マークシート方式・50分・50問・国社数理英+教職教養
一般教養はマークシート方式なので、4択か5択です。
ですが、50分で50問解かなくてはならないので、どんどん進めなくてはなりません。
各教科で気付いたことは・・・
*国語*
現代文(感じも含む)
接続詞を入れる問題が毎年出ている。
*社会*
地理2問・日本史3問・公民2問
かなりの基本問題です。中学生でも解けるような・・・
*数学*
式の計算・2次関数・2次方程式・図形・角度・確率など
高校入試レベルです。確率は毎年出てますね。
*理科*
全ての分野から満遍なく出題されています。
理科では、似ているものを比べて、どっちに当てはまるかという問題が多いです。
例えば、単子葉類と双子葉類、火山岩と深成岩など。
*英語*
毎年、会話分が5問出ます。
でるとわかっていながら、なんの対策もしないで、それでいていつも半分くらいしか合ってない…
*教職教養*
50問中15問が教職教養です。
教育法規と教育心理からの出題が多いです。
ここで確実に点を取らないと(ほぼ満点に近い点数ではないと)、厳しいですね。
<小学校全科編>
記述式・80分・国社数理+美音体家から1教科選択
小学校全科(以下「小全」)は、一般教養と比べて難しくなっています。
時間が多い分問題数も多いのですが、見直す時間は充分にあります。
また特徴的なのが、いわゆる技能教科は選択性であること。
問題を見て、解いてから自分がどの教科を選択するのか考えることができるので、
1番答えられそうなものを選択することができます。
各教科で気付いたことは・・・
*国語*
現代文(漢字も含む)
一般教養よりも、長く、そしてレベルもアップしています。
特に漢字は、なかなか読みづらい漢字を出題してくるので、
漢字が苦手な私にとっては痛いところをつかれています^_^;
また、記述する問題もあります。
*社会*
日本地理(というより、データ的なもの)・日本史・公民
が、3大柱のようです。
一般教養でも小全でも、世界地理や世界史がほとんど出ないのは、
そっち系が苦手な私にはとっても助かっています。
公民に関しては、国会・内閣・裁判所のしくみがよく出るようです。
*数学*
今年は作図(注:実際に作図するわけではない)の問題がでました。
コンパスを持ってきた人の中には、実際に作図してみた人もいました。(あとから、聞いた話ですよ!!)
今まで出たことないタイプの問題だったので、数学の中では1番厄介な問題だったと思います。
その他は、確率・図形など毎年出ているような問題でした。
数学では、「これはどのように指導するか?」のような、指導法が問われる年もあります。
それにしても、栃木は「確率」の問題が好きなようです(笑)
教採でも毎年出るし、高校入試でも毎年出ています。
*理科*
食塩水の濃度の計算や星の位置など、記述するものが何問かあります。
一般教養よりさらにつっこんだ、そして、知らないと答えられないような問題が多いです。
*選択教科*
実は私、選択教科全ての問題を解いてみました。
しかし、一瞬で撃沈したのが『美術』。
問題に載っていた写真を見た瞬間に、やめました。
「私には無理・・・」
その後、順調に解いていって最後に悩んだのが『家庭科』にするか『音楽』にするか。
「う〜ん、どうしよう・・・」
結局、問題数を数えてみて、家庭科が20問あり、
「きっと家庭科は1問1点だろう」
なんて勝手に考えて、配点が低いだろうと予想される家庭科にしました。
あくまで自分で勝手に予想しただけなので、参考にはしないで下さい^_^;
ちなみに音楽は、数年前まで出ていた文部省唱歌などは一切出ません。
弦楽器や楽器の奏法や音楽用語などがこの2年は出題されています。
普通に小・中学校の音楽では習わないような、
マニアックな問題が多い気がします・・・
小全に関しては、配点がどうなっているのか全くわかりません。
記号を選ぶだけではなく、記述するものがあるので、きっとその点で差ができるのではないでしょうか。