「くっ…破アァァ───!!」
バシュッ!ショバァァァ───!!!
私の力を込めた複数に飛ぶ符が、次々と悪霊を滅していきます、
しかし一体一体は雑魚といってもいい代物でしたが、何と言っても数が多すぎる…
自信満々にハヤテさまの毒を清めて、ナギの助けに向かわせましたが…このままではいけませんね、
早目に終わらせようと大技を先に連発したのが失敗でした、まさかここまでとは…
「はぁはぁ…また!?」
オオオオオオォォォォ─────…
「っく…!」
なんという大量の悪霊の群れ…私は今、信じられないという気分です。
もはや符も力も僅かですし…これはかなりまずいかもしれません。
ゴオオオォォォォ────ッ!!
「こ、これは…!?」
次に見る光景に絶句しました…何故なら悪霊が集まり大きく巨大な魔物に姿を変えたからです。
よっぽどここに陰の気が充満…もしくは発生増幅をさせる何かがあったのでしょう。
…本当にこれは危機的状況になってしまいましたね、でも…これを放置するわけにもいきませんし、
私はともかく、この手に対する力を持たないナギ達へと攻撃目標を向けられたら…
「ここは一か八か…奥の手を使いますか」
術式・八葉…切り札を使う為に全神経を集中し…符に力を注いでいく…
距離と相手の速度は解かってますので、後はより効果がでるタイミングで放つのみ…だったのですが。
「…っ!?」
何か物凄い勢いで迫ってくる!?その感覚に眼を見開かせて、周辺を索っしようとした時です…
シュッ!シュゥゥゥ────ッ……バシュゥッ!!
「!!?」
何か柔らかくねっとりした軟体に、この身を掴まれたのは…
「こ、これは…触手!」
瞬く間に次々に飛び絡んでくる、その醜悪の物体に動きを拘束されていきます。
そう物体です、霊素が凝縮し完全な物体化して、一体の妖魔になってる…半霊体半実体の存在に…
最初は足、そして手を締め付け固められて、逃げる足を…そして対抗手段を放つ手を失っていき、
オロオロとウロたえる私に、その巨大になった悪霊の塊は近づいてくるのです。
やがてその近づいてきた塊から、妙な粘液が発射されます。
ピュッ!…ジュゥウゥゥゥゥゥ────…
「っ!?」
その粘液が纏う生地に付着すると…溶け出しました!?
留め金を残し、次々と着物が服の意味を失っていき、やがて下着…いえ素肌を晒すまで、
そう時間はかかりませんでした。
「あの…あの、こまりますよ、こまりますよ…」
と言っても、相手は知性を失った魔物…そんな言葉など聞いてはくれません。
やがて…ほぼ全ての身纏うのが失い、恥部を晒す程にされてしまいます…
「は、恥ずかしい…と言ってる場合ではありませんか…」
触手に捕らわれた手では隠すこともできず、胸や股の恥部を晒したままでいると、
どうもそこに視線を感じて仕方ありません…ですが確かに見られてます、目の前の魔の複数の眼の眼差しが、
こちらを見てます…まさかあるのでしょうか、性欲というのがその身で?
するとそれを実証するように、再び何本かの触手が伸びてきます…それも恥部に向かって。
シュルルルルゥゥゥ─…シュッ─…!
「んっ…あっ…」
まず触れたのが…股の恥部、女性器への入り口のところです…
女性にとって一番大切な場所に、不気味で醜悪な形をした先が触れてきている…
まるでそこから染み出てるような体液を、ねっとりとした触手の表皮が、
その粘液を私の性器へと付着させるように蠢きさせながら…
「んっ…だめっ…くっ、あぁぁ─…」
すると敏感なその箇所を弄ばれて、不本意ながらも私の口からは、感じるままに喘ぎ声を漏らしてしまう…
人として本当はこんな物体でこのような甘い声を出したくありませんが…
敏感な箇所を刺激されて、本能的に反応してしまう…
くっちゅうっ…くちゅうぅぅぅ…
「んあぁ…あふぅ…あぁ…」
やがて卑猥な触れ合う音が大きく響くようになってきます、それは触れ合う箇所が、
ますます潤ってきてるからのようで…濡れています、そこを濡らせているのは触手の体液だけでありません、
私の…性器から染み出る蜜も加わっているみたい…
それは私が、このような醜悪の代物に性感を得て興奮状態になっている証拠…凄く恥ずかしい事です。
魔を討つ者が、その仇たる者に辱めをうけるなんて…
ぐちゅっ…ぐちゅぅぅぅぅ…ちゅぱぁっ
「あっ!あふぅ…んはぁ…そこ駄目…いけませんよ」
今でさえ股に伸びた触手の弄びに翻弄されてる身ですのに、今度は胸にへと触手が絡んできます、
乳房に触れた醜悪の先は、まだ小さな膨らみながらも弾力あるその箇所の感触を堪能するように、
そこを弄ってきて、柔らかなその膨らみを醜い形に歪まさせるように蠢きながら、また不本意な感覚を
私の体に与えていきます…快感という甘い刺激を…
「ふわぁ…あぁ…はぁはぁ…そんなとこまで…」
胸の先…ピンク色の突起をも舌で舐められるように弄られて…股の性器に劣らず敏感なその乳首への
刺激に私はまた大きく甘い喘ぎを漏らしつつ、身を反らしながらに反応していく…
「あ…あぁ…あはぁぁぁ─────……」
そして…その身体は達しました、この身を震わせながらに大きく激しく呼吸して、頭の中が呆けてしまいました。
グジュゥ…ジュブゥ…
ですけども、この魔物は私の今の状態に関与せず、更に辱めを与えようとしています。
股を弄っていた触手の先がその性器への入り口を、こじ開き…その奥へと侵入し始めたのです。
力強くうねりながらに、閉ざされた膣口を押し開けてゆき…すっかり蜜と体液に潤ったそこは、
大きな醜悪の塊を滑らかに通していく…狭い膣道を広げさせながら徐々に内部を犯されてゆくのでした。
「はぁ…あぁ…お腹が膨らむ…んはぁ───っ…!」
我ながらに、よく裂けないものですねと思います…それ程に胎内に潜り込ませてゆく触手は、
大きなものでしたから…太いあまりに、外からでもお腹の部分が部分的に大きく膨らみ、
盛り上がっていくのがわかります、当然に苦しい…でもそれ以上に私は…
「はぁう…あぁ…気持ちいい…」
激しく感じていました、まるでこの苦しみさえ快楽に変換されてるように…
グジュウウゥゥ…ズチュゥゥゥゥゥ…
内部を大きく掻き回しながら、内臓をも犯されてるような感覚を与えられつつ、
外もさらに複数伸びてきた触手に絡まれて嬲られてゆき、卑猥に擦りつけられる音を聞かせれながら、
淫靡な刺激を与えられていきます、それゆえに再び性感の高みへと登りつめさせられてゆくのでした。
「ふあぁ…乳首の中なんて…入りません…んあぁ!」
そして今、この身の内を犯してる触手よりも細いのが、次に迫ってきます…それも排泄の穴へと…
「ひぐぅぅ…あぁ…そこは!?」
ズチュゥゥゥゥ…ッ!!
「くぁ!あぁぁぁ…」
また内部を広げながら下から上に登ってくるような感触に、身体が揺れます。
ずぶぅぅ…っと重厚な挿入に、私は耐えつつも甘い快楽に理性を崩されているのを感じます…
すでに女性器を貫くように挿入してきた触手に、大幅に削られてるというのに、
外の刺激と排泄箇所から内部に侵入された触手に活躍されては、もう私の思考は崩壊寸前だったのです。
「ふあぁ…あぁ…もう駄目…ナギ…ハヤテさま…」
ドックン!!
「!?」
ドクゥドクゥゥドクゥゥゥゥッ!!
「そ…そんな…あぁ、あぁぁ────────」
出されてる…膣を支配した触手から熱い粘液を流し込まれてしまってます、
きっとそれは不浄の液体…精液…悪霊の塊から出来た魔物の子種が篭った液を胎内に注がれてる、
子を宿す器官を汚してるのですね…私に子を産ませる為に…
「だめですよ、だめですよ…私はあなたの子なんて産みたくありません…」
オロオロと困惑しつつも無常に、全てを子宮内へ送られてゆきます…
ふにゅぅ…一筋の涙が零れました…
ドプゥゥ!ドプゥゥゥゥ!!
「あ…あはぁ…またこんなに…」
やがて他の触手からも、その子種の篭った精液を放ち、内だけでなく外側…髪や肌を次々に粘液で汚してゆきます、
手足等を捕らえていた絡みは解けて全身を解放される…でも、もう動けません…
射精された時に激しくまた達してしまい、腰はガクガクになってますし…もう指一本を動かすのも困難でしたから…
実は悪あがきとばかりに、快感に更けてしまっても時々ですが、色々と試してたのです…でも、無理でした。
だから最後の手段と用意してた符も放たれず手元に残っています。
グオォォォォォォォ────…
「!?あの…まさかまだ…」
その予感は正しいものでした、いったんは解放されたもの、再び囚われる身体…
そして迫る触手の群れです、再び私の身体を汚すために…
「あふぅ…あはぁ…」
あれから数刻後…私の身体はべっとりと魔物の体液と精液にまみれ、膣からもその子種が篭ったのが
溢れ垂らしてます、思考はほぼ停止し…ただひたすらに触手の責めを受けて感じてました。
「も…もう…限界…んあぁぁ…」
僅かに残った理性も崩壊しかけてる…そう感じます、あと膣に一突きでもされたら壊れそう、
そしてそれを感じたのか、今…膣に出し入れさせてた触手が大きく引いて…そのまま強く入ってこようとしてます。
恐らくそれで完全に私の心は壊れ…だから私は
『選択』
「もう…終わりですか…」 >>330
「助けて…ハヤテさま…」 >>331