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「んん・・・・」
私は唇を、かみ締め、声を殺そうとする。
そんな私の努力など、意に介さないように彼はゆっくりと差し込まれたままのそれを一気に抜き去った。
「・・ぁぁ・・・!・・」
残念そうにも聞こえる声が私の口から漏れた・・・
「ふ・・・」
彼が唇の端だけ上げて微笑む。
見透かされたようなそんな笑みが私の眼を閉じさせる。
「今度は・・・ちゃんというんだ・・」
彼が私を見下ろし、そのさっきまで私の胎内にあったそれを弄びながら言い放つ。
私はわかっていた。
いわない限り、もらえないことを。
私は・・・
彼のいうなりだ・・
「・・・あなたを・・・ください・・」
「どこに?」
「・・・私に・・・」
「口にかい・・?」
ふるふると首を振る。
「じゃぁ・・・・どこに・・?」
彼は私の唇をなぞった。
「私の・・・」
迷った挙句の言葉・・
「私の・・胎内・に・・・」
「俺が・・・欲しい・・のかい・・?」
「はい・・・・」
私にはもう、限界を超えていた。
早く・・・早く・・・
彼の、その、熱い高ぶりで、私を貫いて・・・そして・・・
私を埋め尽くして・・・!!!
「・・足を開いて・・」
彼は続ける。
「そして、自分の指でそこを開くんだ・・・俺が・・・わかるように・・」
私は彼の言葉通りに下腹部に手を伸ばし、私の指は私の意志に関係なく私の亀裂を左右に開いた。
蕩けきり、蜜にあふれかえったそこ。
彼の視線が突き刺さる。
それだけで、私のそこはまた蜜を湧き出させてしまう・・・
「見ているだけだよ・・まだ・・・」
彼の指がようやく私の指のそばまで来ているのがわかる。
・・・ああ・・・
ぬめりに沿って指が私のそれをなぞる。
「ぁぁ・・・」
思わずあげる声。
その指先が下のほうから芽の方へ向かってずり上がってくる。
そして・・指先がそれを捉えた・・
ビクン!!
私の身体が跳ねた。
彼は逃がさないとばかりに芽をつまんだ。
「あん!!」
今まで自分が出したことのないような激しく、甘いあえぎ声が漏れたように思えたがそれすらも続いて沸き起こる快楽に飲み込まれる。
潤みを織り交ぜながら、そこを捏ねるそれに私の肢体が何度となく彼を求め、くねる。
「ふ・・あ・・・ああん・・」
「このまま・・イク・・か・・・」
彼の声が届く、私は大きく首を振った。
「ほ・・・しい・・の・・!!!」
と同時に口をつく言葉。
手を伸ばし彼の手をつかむ。
「指・・・・じゃ・・いやぁ・・・貴方が・・・貴方が・・」
私じゃない私。
自身の遠くから声が聞こえているようで。
耳に大きく響いてくる。 |