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私の生活が変わっていく・・・・
リアルなパートナーを受け入れられなくなりつつある自分。
その理由もすべてわかっていた・・・
彼の欲望のまま行われていたセックス。
パートナーのそれは、私を使った、ひとりよがりだ。
なぜならば・・・
考えてみれば・・・自分の身体に聞いて見ればわかること。
絶頂を・・正しい意味で迎えたことがないのかもしれないこと・・・・。
彼”夏彦”とのそれで味わうようなその快感は、覚えたことがない。
・・・眠ることが出来ないのだ。
パートナーと交わった後、どれだけの時間、自分を抑え込んで、眠りに落ちていかなくてはならないか・・・。
気が狂うほど、記憶をさまよわせるほどの快感など感じたことはなかった。
だとしても、私はパートナーを受け入れなくてはならない。
それを選んだのは確かに自分、なのだから。
感じたふり・・・演技を覚えていく自分が悲しかった。
女だから、刺激を受ければ、受け入れるだけのことは出来る。
眼を閉じて、ほかの事を考えながら。
私はその中で、彼”夏彦”を思い出す瞬間が増えていることに気がついていた。
もし、この抱く腕が彼だったら?
そんな夢物語を、空想で、思い浮かべながら。
そして、打ち消しながら。
リアルに抱かれる。
パートナーが完全に眠りつくまで、私は横になることは出来ない。
そして朝も。
時間を計算して起床する。
悲しい、哀しい、自分の心。
それでも、彼”夏彦”のことを考える。
彼が私を弄ぶのは、愛だの、恋だのと勘違いしてはならないことを。
都合のいい関係であることを。
いいところ、互いの望むところしか見せていないということを。
私の心は私だけのもの。
そして彼の心も彼だけのもの。
そんなことを何回も何回も自分自身に言い聞かせる。
間違うな。見間違うなと警告音が鳴り響く。
抑えても抑えられない私の感情、心、絡めとられた私の想い。
それでも日常は過ぎていくのだ。
日々私の周りを過ぎ去っていく時間が、答えを見つけ出してくれるだろうか?
そうして、夢の中で、私はいつしか、彼”夏彦”にその身体すべてを投げ出している。
いや、違う。
すべてを見て欲しくて。
私が私で。
それでいいと思ってくれているだろう、彼に。
夢の中で私は、チャットでの行為を身体に叩き込まれる。
そして、ぐったりと心地よい快楽と苦しい心の中で目覚める。
心と身体のアンバランス。
自分で選んだ、時間。生活。
心にうそをつけない自分でも、感情にふたすることくらいは何とかなるのだ。
目を閉じ、想いをめぐらせ。
空想の世界へ、身を投じる。
そう、このチャットは空想の、私の都合のよい世界だと。
言い聞かせる、言い聞かせて私は彼の、愛玩具と成り果てているのかもしれない。
すべてが欲しいと願いながらも。
夏彦>左手は・・・
夏彦>ゆりの・・・脇腹を・・・
夏彦>軽く・・なで上げながら・・
夏彦>背中へと・・・
夏彦>背骨の脇を・・・・スゥゥゥ・・・っと上がり
ゆり>・・あ・・だ・・・め・・・・
夏彦>だ・・め・・と言うわりに、、、息が・・荒くなっているようですね
ゆり>・・・ふ・・・ぁぁ・・・
夏彦>手・・を・・前に・・まわし・・
夏彦>ゆり・・の・・・乳房・・・の間・・・を
夏彦>抜け・・・て
夏彦>ゆっくりと・・・下腹部へと・・・・
夏彦>ショーツ・・・にたどり着き・・・そのまま、、指が・・
夏彦>静かに・・・・・
夏彦>中に・・・滑り込んで・・・いきます
操られるように私の指が彼の言葉と重なっていく。
夏彦>人差し指と中指で・・
夏彦>クリトリスの上を・・・
夏彦>動かすと・・・
夏彦>これだけで・・ゆり・・
夏彦>イッテしまいそうですよ。
ゆり>んん!!・・・
夏彦>今日は、、存分にクリトリスを苛めてあげましょうね・・・ゆり・・・
もっと・・・
もっと・・・私を狂わせて・・・・・壊して・・・
貴方だけの私をもっと・・・求めて・・・
何もいらないから。
ただ、貴方を感じさせて・・・・・
ほかの日常を送れる様に・・・・・
私が私でいられるように。
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