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ひとしきり遊ぶと俊は
「・・・ちょと・・休憩・・・・・」
ビーチにすえつけられたチェアに腰掛け、蘭世を眺める。
照りつける太陽、気持ちよい水しぶき、そして・・・・水着の蘭世。
これ以上ない絶好のシチュエーション。
俊の眼はサングラスの下で蘭世を眺めていた。
・・・似合うな、あれ・・・・
俊の見立てのそれはあまりにも大胆すぎて普通なら着ることは ないだろうが、人がこないという安心感が蘭世を動かしている。
・・・・俺は・・知ってるんだ・・・・
水着越しでもわかる手にすっぽりおさまる弾力のあるバスト。
ふれると声をあげる首筋から背中、そして自分を迎え入れる ために蜜をあふれさす蜜壷。
太陽の下でみるそれはいつもにもましてまぶしく俊を誘う。
「・・・・しゅーん・・・?」
「・・あ・・ああ・・なんだ・・?・・」
「もーう、なに見てんの?」
「・・え?・・・・」
・・おまえだよ・・・
とはとてもいえない俊であった。
「オイル・・塗ってやるからそこに横になれよ」
「うん!!」
いつもよりやさしい俊のそんな言葉に素直にうつぶせになる蘭世。
その背中にたらりとオイルをたらすと俊は微妙な手加減で塗り広げていく。
強弱をつけながら徐々に外側へのばす、指先が肩紐にかかるとそれも 外へずらしていく。
「・・え・・・・?」
「・・・後・・残んないぜ・・このほうが・・?・・」
太陽の日差しの暑さと俊の背中からの刺激で浮揚感にいた蘭世は 抵抗することもなくなすがままにされていた。
肩紐が両腕からはずされていく。
「・さ、いいぜ」
「・・あ・・・ありがとう・・・」
・・・・・ふぅ・・・・どきどきしちゃった・・・・
心臓と同じくらい体が高まっているのを気付かれないか心配している 蘭世であった。
その蘭世の横に座り、俊は横目で蘭世を眺めていた。
白く滑らかな背中にオイルが塗られいつもとは違う感触、 日差しに照らされてほんのり赤くなった顔、 アップにまとめられた黒髪。
すべてが俊をそそる、蘭世にオイルをのばしているとき思わず襲って しまいそうになるのを必死で押さえ込んでいた。
・・・うつぶせになっていたのが幸いだったな・・・・
「・・・おい・・・?・・」
いつしか蘭世は軽い寝息を立てていた。
・・・仕方ないな・・まったく・・・
そんなところが一番かわいいと思っている俊であった。
・・・いいよな・・?・・
俊は水着の蘭世をじっくりと眺めた。
首筋から背中の滑らかなライン、そのままなだらかに登っていくヒップまでの 曲線、そおっと指先を滑らせ始めた。
「・・う・・・う・・・ん・・・」
蘭世が寝返りを打ち、体の表側があらわになる。
肩から落ちた肩紐の隙間から乳房が見え隠れしている。
「・・・こっち・・も・・・オイル・・・い・・いるよな・・?・・」
返事がないのを承知で声をかけ、傍らのオイルを蘭世にたらした。
暑さで人肌に温まったオイルが蘭世の体にゆっくりと落とされる。
それを俊は両手で伸ばす。
「・・・ふ・・う・・ぅ・・ん・・・・」
・・・な・・に・・・なにか・・あたたかい・・・な・・・
蘭世の眼がうっすらと開きはじめる。
・・・やべっ・・・・ |