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「・・・あ・・・・」
その部分に風が当たり、体温の上がったからだのその部分だけがひんやりとする。
俊はそんな蘭世の足を開かせると中心部に顔を埋めた。
「・・・・・いやぁ・・・ああ・・・はぁん・・・ん・・・くぅ・・んん・・・・」
ぴちゃぴちゃとわざと大きな水音を立てながら俊は舌を使い、蘭世のそこを攻め立てる。
俊から与えられる快感にすべてを委ね、それでも声を殺そうと両手で口をふさごうとする。今にも崩れ落ちんとする蘭世を俊は腰を支えることで防ぐと、蘭世の両手を幹と本人の背中の間に挟ませる。
「・・・・ああ・・・くぅ・・ん・・・んん・・・・ふ・・・」
蘭世の喘ぎ声は風の音にかき消され、俊の耳にだけ余韻を残し、去っていく。
「・・・や・・・あ・・・やぁ・・あ・・だめ・・・・・」
俊の舌先が蘭世の胎内に差し込まれると、そこは意志をもった何かのように追い出そうとし、そして引き込もうとする。俊の舌先は蘭世のそこを縦横無尽に攻め立てる。
「・・あ・・ああっあああん・・・んん・・・も・・・ぉ・・・だめぇ・・・・・・」
俊の舌の動きに呼応するように腰をくねらせ、嬌声とシンクロする。壷奥の泉から沸きあがる蜜が俊の顔を濡らす。
「・・・あ・・・やぁぁ・・・ああ・・・しゅ・・ん・・んん・・・」
俊は舌を抜き取るとそこから上へ向けて舐めあげる。
「・・ひゃぁ・・・ああ・・ん・・・・ああん!!・・・」
その行為で蘭世は頂点に登りつめる。と同時に蜜がとろりと太ももを流れ落ちる。
俊の舌戯に翻弄された蘭世のそこはまるで俊を誘うように引くつく。
がっくりと全身を桜に預けている蘭世の太ももにやさしく触れる。
「・・・・や・・・は・・・」
ぴくんと埋み火を掘り起こされるように蘭世の身体に火がつく。
「・・も・・お・・・・だめぇ・・・・・ねぇ・・・」
くちゅんという音とともに俊の指先が蘭世の中にもぐりこむ。
「・・ああん・・・・ああ・・・しゅ・・・ん・・・・ん・・」
離さないとでもいうかのごとくそこは俊の指をきつく締め上げる。その胎内をゆっくり味わうように出し入れすると蘭世は思わず俊の肩口に両手でつかまる。
「・・・もっと・・・?・・・」
「・・・やぁ・・・やぁ・・・・」
徐々に激しく動かすと蘭世は髪を振り乱し、惚けたような視線を彷徨わせる。俊を見つけるとキスをねだるように唇を差し出す。
・・・わかってんのか・・・?こいつ・・・
「ああ・・・・・しゅ・・・・・ん・・・・しゅ・・ん・・・・・」
蘭世の全身に花びらと同じような花が肌に散っていく。汗で張り付いていた花びらを一枚咥えると蘭世の唇に触れるか触れないかで近づける。
「・・・は・・・あ・・・・」
さわさわと撫でられる感触が蘭世の琴線をかき鳴らす。桜ごと熱い口付けを与えると唇の隙間から舌を絡ませる。
「・・・ん・・・んん・・・・ふぅ・・ん・・・・んん・・・・」
離された唇は名残惜しそうな赤みを残す。
・・・・・もう・・・もたねぇ・・・・・
俊は桜色に染め上げられた蘭世を抱き上げると車へ向う。蘭世は快楽のため、
「・・・・ま・・・わる・・・・さ・・くら・・・」
小さく呟く。
助手席のドアを開けると俊が先に座り自分の上に蘭世を跨らせる。頭をぶつけないよう注意しながら自身の下半身の高まりをジッパーを下ろし取り出す。
そこは痛いほどに張り詰め蘭世を望んでいる。
頭を引き寄せ下から口付けると、両手で腰を引き寄せ入口あたりを擦りあげる。
「・・や・・ぁ・ああ・・ああ・・・あ・・・」
「・・・欲しいか・・・・・」
「・・・・・あ・・・・ああ・・・しゅ・・・・ん・・・・」
「このままで・・・イクか・・?・・」
十分に高ぶらされている身体は今にも登りつめんとばかり。焦らされ、煽られる蘭世。
「・・・あ・・お・・・願い・・・もぉ・・・もぉ・・・・・」
「・・・わかっ・・・た・・・・」
俊自身ももはや我慢のならないところまできていた。
「・・・いくぞ・・・・」
俊のいきり立ったそれが蘭世の全身を串刺しにする勢いでのめり込む。
「・・んん!・・・ああああああああ!!!!!」
その一突きで蘭世は絶頂に達する。
・・・・・しゅ・・・ん・・・・・
そう思ったところまでが蘭世の意識が俊に届いていた。
甘い喘ぎと激しい快楽に俊も我を忘れた。
「・・あ・・・ああん・・・んん・・・んん・・・・」
休む間も無く与えられる俊からの律動が蘭世の胎内に沸き起こる嵐を激しくする。
「・・・はぁ・・ああ・・・ああ・ん・・・・ん・・・はぁ・・・」
「・・・ら・・・・・んぜ・・・・・・」
愛しい愛しい、自分だけの・・・・自分だけのために産まれて来てくれた、女。 |