秋の夜長
「準備手伝ってやるよ、何したらいいんだ?」
蘭世に言葉をかけながら俊は台所へと向う。もじもじと歩く様が俊の性欲を刺激する。
徐々に快楽に目覚め始めている蘭世であったがどうしても羞恥心が先にくる。
それもまた俊にとっては楽しみの一つでもある。
・・・これだからやめられねぇよな・・・
俊の悪巧みはまだ、序の口である。
異物感にさいなまれながらも俊の言葉に押され、夕食の準備を始めようとし、
「・・え・・と・・冷蔵庫の中の野菜と・・・お肉・・と・・・・」
「わかった」
蘭世は俊から材料を受け取るとて手際よく準備に取り掛かる。
「・・あとは・・一人でも・・出来るから・・・」
うつむき加減に俊に話し、蘭世は俊をキッチンから追い出した。
・・・・近くにいなきゃいいってもんでもないぜ・・・
俊はカウンター越しのリビングにあるソファに腰かけると蘭世を眺めた。
蘭世の考えなどお見通しだ。俊の手の中のものが近くなければ大丈夫と思っているのだ。
俊は心得たもので蘭世の手元を確認していた。蘭世に傷なんてつけたくない、でも恥ずかしがる姿を眺めたい。俊はスイッチのタイミングを見計らっていた。
台所の中で恥ずかしそうにでも懸命に自分のために夕食を作ってくれる蘭世をいとおしく思いながらも俊の中の何かが求める違う蘭世を見つけたい。
ちょうど蘭世が冷蔵庫に残りの食材を閉まって振り返った瞬間俊はスイッチを入れた。
「・・ああ!!・・・やぁ・・・・」
慌ててシンクの縁に両手でつかまる。この程度の距離ではそれほど影響は無いことを体に教え込まれる。
「蘭世?」
俊の言葉に返事などできようはずも無い。確信犯の俊の言葉。
「・・い・・じわる・・しないでぇ・・・・」
半泣きの蘭世が見える。俊は手の中のスイッチをいじり、蘭世の反応を伺う。
「・・・く・・・う・・ん・・・ん・・やぁ・・・」
すでに俊によって開かれた体でも恥ずかしがる蘭世の様はまるで俊を誘うように見える。
動きの強弱に合わせてのけぞる首筋が赤く染めあがる。
そんな自分に慌ててうつむく蘭世のその仕草がどうにも俊を刺激してやまない。
蘭世の反応をしばし楽しむと俊はスイッチを切る。
荒い息を落ち着かせるように蘭世は大きく息をする。

「やっぱり手伝おうか?」
いたずらっぽく俊が笑みを浮かべながら蘭世に問う。
「い・・・いい・・・よぉ・・・・」
・・・もぉ、これ以上なにかされたら・・・・
蘭世の体は熱くほてり、そこの異物感がずっと微妙な攻めを続けている。
俊にされるのとはまったく違う。
否応なしに体に叩き込まれる快楽。
「・・すぐ出来上がるし・・・・でも、あんまり手の込んだものじゃないよ・・・」
できようはずも無いことは、俊もわかっている。
簡単なクリームパスタとミネストローネがコンロにかかっている。
俊のいるリビングまでトマトの良いにおいが漂ってくる。
「・・いい匂いだな・・・うまそうだ・・」
「・・・うん・・・・すぐだから・・・・」
俊と眼が合うと慌てて赤くなってうつむく蘭世。そのかわいらしい仕草がなんともいえず俊の征服欲をかき立てる。
「じゃ、俺は酒でも準備しようか?」
地下のワインセラーへ俊はワインを取りにいった。
・・・ふ・・う・・・・もう・・・・
蘭世はほてったほおに水で冷やされた両手を当て落ち着かせた。
俊のいないうちにと蘭世は洗面所へ行こうと台所をでた。体がどうにも落ち着かないのだ。
しかし、ドアの前まで行ったとき、そこに俊は立っていた。
「・・なにしてんだ?」
「・・え・・と・・あの・・・」
「だめだぜ、言っただろう?今日は寝るまでそのままだってな?」
俊の指先が蘭世のあごを支え、その唇に深く口付ける。
「・・ん・・・ふぅ・・ん・・くぅ・・・」
片手に持ったワインごと蘭世を抱き上げ、リビングへ強制連行する。
「夕食もうすぐだろ?こっち準備してっから、もってこいよ」
ソムリエナイフを扱いながら蘭世に指示を出すと、蘭世は台所へ行き、
夕食を盛り付けて運んでくる。
「乾杯」
軽いロゼスパークリングワインをつぐと二人の夕餉が始まる。

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