愛こそすべて?愛すればこそ? 6
「・・・ここ・・・・こんなに濡れてるぜ・・・・気持ち・・いいんだろ?」
・・・そう・・・気持ち・・・いいのぉ・・・・・・・
気持ちのたががここで外れた。
「・・・・・あ・・・ぁぁ・・・んんん・・い・・・いいい・・・」
蘭世の口から快楽の声があがる。今まで決して口には出さなかった言葉。
・・・・・そうだ・・・それで・・・
俊はその蘭世の声に喜びを覚え、さらに舌先を激しく動かした。
もはや蘭世はその快楽を甘受している、俊の望んだように。
あとからあとから溢れ出す蜜がそれを示していた。
俊は足首を支えていた手を離すと、蘭世はもう足を閉じようとはしなかった。
空いた手を秘部に添え、指を1本差し入れるとそこはすんなりと受け入れる。
2本目を入れるとそこはさすがにきつく、指を締め付ける。
「くぅ・・ん・・ああ・・・・あん・・・ふぅ・・・ん・・・」
俊は指を抜き差ししながら、舌で芽を転がす。
・・・ぐちゅん・・・ぐちゅ・・・・くちゅ・・・・
水音は激しさを増し、俊の下半身も雄々しく反り返る。
「・・・ぁぁぁああ・・・んん・・・やぁ・・・・・いい・・・」
蘭世の体が激しく波打つと同時に秘部は俊の指を締め付け、追い出そうと意志に関係なくひくついていた。
蘭世は荒く浅い呼吸を繰り返す。
・・・まだ・・・解放してやんねぇ・・・
俊は抜けそうになっていた指をさらに奥深く差し込んだ。
「・・・くぅ・・・うん・・・」
その奥は限りなく熱く、俊の指に絡んで、逃がさない。
「・・・ふぅん・・・・ぁ・・・う・・・」
今までの愛撫で高まり、絶頂を迎えた体は、感情より早く俊の指に反応する。
荒かった息は、甘い吐息に替わり、俊の心臓をわしづかみにする。
追い出そうとするそこは吸い込むようにうごめく。
・・・我慢・・できねぇよ・・・もう・・・
俊は顔を蘭世のそこから上げ指を抜くと、自身をあてがった。
「・・・・・・」
一瞬の静止の後、濡れそぼり赤く充血したそこへ一気に挿入した。
「・・・あうっ!!・・ぅぅんん・・・・はぁ・・・」
・・・うぁ・・・いい・・・・すげぇぞ・・・
蘭世の指先が無意識に俊を探す。その手に自分の手を重ねて俊は腰を動かした。
・・ぐちゅ・・・くちゅん・・・ぴちゅ・・・ぐちゅ・・・・・
俊が動く度、つながった部分から水音が聞こえる。
「・・・・はん・・・・・んん・・・・ぁう・・・・ん・・・あ・・・」
蘭世の唇からも悩ましいあえぎ声があがり、俊の腰は益々激しく動く。
「・・くぅ・・あ・・・はぁ・・んん・・・んっ!!!・・やぁ・・・・・」
蘭世のそこが俊を締め付けると、体から力が抜けた。

しばらくつながった状態で蘭世に余韻を味あわせると、 そのまま蘭世の背を抱き起こし、 自分にもたれかかるように体勢を整えた。
「・・・ん・・・?・・真壁・・くん?・・・」
「・・これからだ・・・・」
蘭世に一度口づけると俊は蘭世を抱きかかえたまま、腰を揺すり始めた。
「・・や・・ぁ・・・ぁ・・・だ・・めぇ・・・・」
ダブルベットのスプリングのきしむ音。
「・・だめ・・じゃ・・ねぇ・・だろ・・・・」
俊の両手は蘭世の腰を抱きながら上下に動かす。
黒髪が揺れるその姿は俊の欲情を刺激するのには十分すぎるほど。
蘭世は必死で俊にしがみつきながら、腰からわき上がる快感に酔っていた。
いつしか俊の動きにあわせるように自分自身で動き始めていた。
「・・・あ・・・はん・・んん・・・・はぁ・・・・あん・・・」
「・・・そうだ・・・そのまま・・・・・」
俊が耳元でささきながら、耳たぶを刺激する。
「・・あ・・・ああ・・・ん・・・ま・・かべ・・くぅ・・・ん・・・」
俊の指先は蘭世の背中の敏感な部分への愛撫を忘れない。
「・・・あ・・・あ・・・・ああ・・・あん・・・・・う・・・ん・・・」
髪の毛が汗で顔に張り付くのを俊の指が優しく外す。
・・・いい・・その顔・・・誰にも・・みせない・・・
蘭世が絶頂を再度迎えようとしたとき、俊は蘭世の片足を腕で上に持ち上げ、自分の肩へ乗せるともう片方を自身の足で押さえ込んだ。

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