|
・・・やべぇ・・・・
あまりの気持ちよさに自身を手放しそうになることを必死で押さえるため 俊は蘭世の口腔からそれを抜き去った。
「・・・?・・・」
一瞬忘我の域に達していた蘭世は恥ずかしさに我に返り 慌ててそのままうつぶせになった。
ネグリジェから半分だけはだけた滑らかな背中は夜目にもまぶしい。
「・・・どうした・・・?」
黒髪に指をからませながら俊が話しかけると
「・・・・・恥ずかしい・・・・」
うつぶせになったままくぐもった声で答える蘭世。
「なにが?」
「・・だってっ・・!!・・・やっ・・・」
いつの間にか俊は位置を変えていた。
蘭世の白くすきとおるような背中に俊の唇がふれると、蘭世の胎内に 何か電気のようなものが走った。
・・・・や・・・これ・・なに・・・どうして・・・
混乱する蘭世、甘美なしびれが全身を襲う。
俊は刷毛でなでるように背骨のラインにそって舌先を這わせてみた。
「・・・はぁ・・ぁ・・・あん・・・・や・・・・ぁぁ・・ん・・」
今まで俊が聞いたことも無いみだらな声が蘭世の口からこぼれ落ちる。
その声に我慢出来ないと言わんばかりに俊は蘭世の上半身からネグリジェを 少し手荒にはがした。
そこにはシミ一つない天使のような背中があらわれる。
腰の当たりから首筋まで、点々と口づけ、舌でくすぐる。
白い肌に俊の跡が残る。
「・・は・・ん・・・・・ぁ・・・ああ・・・ん・・・はぁ・・ ・んんん・・・」
蘭世は断続的に声をあげ続ける。
その声は俊の嗜虐性に火をつけた。
「・・・そんなに・・いいか・・・?・・・これ・・・」
答えようにも蘭世は初めての体の高ぶりに感情がついていかない。
「・・あ・・・んんん・・くぅ・・・・はぁ・・・ん・・・・」
ウェストのくびれに俊の舌が這い回る。
「あ・・ふぅ・・・んんん・・・・ああ・・・やぁ・・・・!!」
蘭世の背中が反り、一瞬乳房が無防備に空中にこぼれ出る。
その時に、俊の両手が背後から蘭世の両乳房をつかんだ。
「・・あぅ・・・や・・やめ・・・・」
蘭世は肘をベッドについて体を支える。俊のいきり立ったものが 布越しに蘭世のヒップに当たる。その熱さは蘭世から抵抗を奪う。
「・・・やめない・・・気持ち・・・いいんだろ・・・?・・・」
蘭世の羽の付け根の当たりに口づけながら俊の両手は膨らみを 包み、頂点をはじく。
「・・・・あんっ・・・はぁ・・・やぁ・・・」
蘭世の背中に汗が浮き出し始める。
・・・・熱いな・・・
俊のふれている部分どこもかしこも蘭世は熱を帯びて、俊を引きつける。
「あああぁぁぁ・・・んん・・・はぁ・・・・・んんん・・ああっ!!!」
俊の舌は動くのをやめない。蘭世の感じるところ全てを探り出そうかとばかりに蘭世の体に口づける。
初めての時とは比べモノにならないほどのこの夜。
蘭世もまた待っていたのだろうか・・・・?
「んん・・・はぅ・・う・・・んん・・」
・・・いや・・そうではないだろうな・・・・
・・・俺・・だからか・・・・・?・・・
いとおしさが募る。その思いと裏腹に蘭世の全てをみたいという欲望に勝つことは出来ない俊であった。
俊は蘭世のネグリジェを体からひっぺがした。
すでに蘭世にそれをあらがうつもりは無かった。
闇の中でも蘭世の体はほの白く浮き上がる。
・・・・・きれいだ・・・・
そう思いながら口にすることはない。
蘭世の肩に手をかけ体を反転させると全身が俊の眼に写る。
「・・や・・だめ・・・・・」
腕を前で交差して胸元を隠す。小さなパンティーを抜き去ると、俊は蘭世の膝を割り、自身の体をそこへ入れた。
「いや・・・・・こんな・・・あぅっ!」
俊の右腕は蘭世のおれそうに細い左足首をつかみ膝を曲げさせると、太股からゆっくりと足先の方へ唇を動かす。
「・・・だめ・・・・・・そんなこと・・・・い・・ぁ・・・・」
つま先までくると親指を舌先でくすぐり、口に含む。
「やぇ・・・きたな・・い・・・」
「・・なぜ?・・・・」
俊は口を離すともう一度太股の内側へくちびるをおろしていく。 |