貴女の望み・男の望み 3
急に男が腰を引いた。
「・・あ・・・・・・」
小さく洩れた声を男は見逃さなかった。
抜かれたあとのそこに男は指を添え、そのまま挿入した。
「・・・・くぅ・・・・」
彼女の唇は赤く紅を差したように艶かしい。
ブラインドタッチのように彼女の胎内をかき回し、ゆっくりと本数を増やしていく。
首を横にそむけ、必死で耐えている彼女の耳元に口を寄せ男は囁く。

「まだ・・・どこまで・・・・」
・・・・・耐えるつもりだ?・・・・
最後の言葉はあえて言わなかった。
いつしか彼女の胎内に5本の指が埋め込まれていた。
圧迫感がそこから広がり、彼女を支配していく。
「・・・つらい?・・・・そんなことはなさそうだ・・・ほら・・・・・・」
少し動かすだけでくちゅくちゅと水音を立てるそこ。
「も・・う・・・やめてぇ!!!気がすんだでしょう!!」
彼女は最後の気力をふり絞り叫んだ。
「俺は貴女の都合のいい、道具、じゃないんだ。」
・・・・そんな・・・そんなこと・・・
彼女の混乱はさらに奥深く落ちていく。
これ以上なく拡張されたそこを、男は執拗な愛撫を繰り返しながら少しずつ指先を奥へと進めていく。
「・・・やぁ!やめて!それ以上・・はい・・らな・・い・・・・」
息も絶え絶えに彼女は訴えるも、男の攻めは止まらない。指先が深奥のこりこりした部分にまで達し、爪で引っかくようにつつくと彼女の体がビクンと跳ね、その勢いで手のひらの半分くらいまでが胎内におさまる。
「・・・・いやぁ!!抜いてぇ!もう・・・いやぁ!!」
男は彼女の足を解放した。それはとりもなおさず男の腕をも自由にした。
彼女の叫びを聞きながら胎内に差し込まれた手を前後に動かし、潤いを楽しむ。
そうして、自由になったもう片方の手で乳房を強く握りつぶす。
「や・・痛い・・・!!!」
緩やかな動きで下腹部へ滑らせる。ひくひくと彼女は男の手を締め付ける。
「痛いだけじゃ・・・ないだろ・・・・」
自分の意志で制御できない、身体だけが一人歩きする。

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