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「あんんぅぅん!!やぁぁ!!」
「嘘つけ・・・・」
否定の言葉を覆すようにそこから蜜をあふれさせる蘭世。俊はそれを残さずというかのごとく舌先で掬い取る。
その蠢く舌に蘭世の奥底の官能が呼び覚まされる。
我知らず腰をくねらせ俊のそれを甘受し、善がり、狂う。両手で桟にしっかりとしがみつく。
「ぁぁああ!!」
俊の舌が芽の部分を執拗に舐る。ぴちゃぴちゃという音が音のない部屋で蘭世の耳に響いてくる。
「いやぁぁぁ・・ああ・・・・んん・・・」
突き上げてくる快感に蘭世は耐え切れなく細く高い喘ぎ声を上げる。
「ぁぁぁああああ!!!」
逃げたいのか、もっと欲しいのか?蘭世はそこを引くつかせながら俊の愛撫に溺れていく。
肩で両腿を押さえ、指先で芽の部分を軽く摘む。
「ひぃん・・ぁぁ・・!!!」
いやいやと自由になる首を左右に振る蘭世。俊は唇をようやく少しずつ太ももへとずらしていく。滴った蜜の後を追うように
舌先で舐め取っていく。
その感触は蘭世の理性を奪っていく。俊の一挙手一投足だけが蘭世のすべて。
足元まで降りてくるとその指先までに舌を這わせる。
「ぁぁ・・そん・・・な・・・きた・・・ない・・よぉ・・・」
蘭世の一瞬のそんな理性も俊の愛撫に熔かされて行く。そしてもう一度同じ道をたどっていく。
「やぁ・・ぁぁぁああ!!!!!!だめぇ・・・」
俊の唇が乳房まで戻る。その頂点は固く張り詰め震えていた。それに俊は齧りつく。
「あうっ!!やぁぁ!!ぁぁあああ!!!」
のけぞり、逃げようとする蘭世。それでも俊は蘭世を解放する気配はなかった。快楽の曲線があがる。
俊が指先を蘭世の胎内に潜り込ませた瞬間、蘭世は一気に絶頂に達する。
「ぁぁあああんんんん!!!!!!!」
蘭世の蜜壷がひくつき俊の指を奥へと引き込もうとする。
「欲しいか?」
耳元に口を寄せ、俊は蘭世に囁く。指先を折り曲げ、天井を擦りながら親指は芽を捏ねている。
「ひ・・・あ・・・あん・・・ま・・かべ・・くぅ・・ん・・・」
・・おかしく・・なって・・しまう・・・・
「いいぜ・・もっと・・・・聞かせてくれ・・・」
お前の声を。
俺を望み、求める想いを。
・・・もっと・・・俺を・・・求めてくれ・・・・
お前が求めているよりもっと俺はお前が必要だから、お前は俺のためにすべてを投げ出す。でも俺に何も求めない。
ただ、俺を好きでいてくれるだけ。
俺はそんなお前に何か返せているのだろうか?
俺はお前に必要とされているのだろうか?
俺はお前ほどお前を愛しているのか?
最後の答えだけはYESと答えられる。それ以外は?
・・・愛している・・・江藤・・・お前を・・・
言葉に出来ない、それくらい想いは強い。
伝えるには言葉だけではない、身体も心もすべて。 |